さくらもちモチ

感想：ドラマ「まっすぐな男」第2話「キレた男」*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

連続ドラマ「まっすぐな男」の感想です。
今回は第2話「キレた男」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第1話「曲がりくねった女」】

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2010年冬 放送開始作品（1月〜）】


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今回は、主人公二人のキャラクター像を
より強化する為のお話でした。
前回だけでは描ききれなかった部分が
（鳴海の過去＋仕事に対する松嶋健一郎の真摯さ）
補強されたわけですが、
この二つのお話をくっつけたのには
やはり無理があるよなぁと思いました。

鳴海の元カレが宜しくない男らしいのは、
バーのオーナーの矢部からして、推測がつく事です。
また、矢部が表に出てくれば、
この元カレが長々と出る必要もないので
（キャラがかぶる）
彼が今回のみの出演で早々に退場した事と、
鳴海への逆恨みが
代わりに松嶋に向かうまでは良かったと思いますが、
その後が蛇足だったと思います。
この元カレの話は
別の終わらせ方で締めてほしかったなぁ。
もしかしたら、それだけの尺が無かったかもしれませんし、
松嶋の仕事の問題の落とし所に
彼の存在が丁度良かったのかもしれませんが、
彼を使った事が、短絡的としか思えませんでした。

そう、マンション建設に対する住民問題の解決も、
「こんなんで解決できるわけがない！」と
笑ってしまうほど浅はかでした。
建設会社の人間が
仕事に対して真面目に取り組んでいる姿を見せただけで
近隣住人が納得できるのなら、
世の中のこの手の問題はとっくに消えていると思います。
お約束過ぎる展開だし、
問題が解決するまでの盛り上がりがなく、
そのシーンそのものも浅かったので、
色々と勿体ないなと思いました。



鳴海については、
だらしない女性としてのリアリティはありますが、
現実でもよく見かける事から
ドラマでは見たくないなという思いがあります。
ヒロインとして魅力的に思えないのが残念です。

また、もう一人のヒロイン候補の佳乃も
パッとしないと思います。
彼女が鳴海に嫉妬した後、
「もし自分が大変な目に遭ったら」という仮定の話で
松嶋に尋ねて、
鳴海と同様に自分も守ってもらえるとの答えを貰えて、
嬉しくてはにかんだシーンはとても良かったですが……。
あまりにも普通の女性過ぎて、
このままではドラマの登場人物としては薄いなぁと思います。







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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想はこちら。
【第3話「女の秘密」】

宜しければ、合わせてどうぞ。

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