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感想:ドラマ「不毛地帯」第11話 嫉妬に殺される男*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

フジテレビのドラマ「不毛地帯」の感想です。
今回は第11話「嫉妬に殺される男」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。


前回の感想はこちら。
第10話「恋と野望」

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2009年秋冬 放送開始作品


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面白かったですww
里井副社長役の岸部一徳さんがテレビ画面に登場する度に
私はドキドキと期待してしまい、
予想通りの展開が繰り広げられる度に、ワクワクしましたw
おそらく、ドラマ版「不毛地帯」ファンの方は、皆、
そうだったと思いますww

いやぁ、面白かった。本当に面白かった。
もし岸部一徳さんが若い役者さんだったら
「棒演技」と言われて酷評されたかもしれませんが、
この里井副社長役については
これがむちゃくちゃハマっていると思います。
あの台詞の棒読みっぷりが、逆に、
里井副社長の器の小ささというか、彼らしさというか、
彼が激昂している様がよく出ていて、
大変、味があると思います。
見ていて本当に面白かったです。

今回はタイトルが“嫉妬に殺される男”です。
誰という固有名詞はありません。
よって、分かる人には一目で分かるという
ニクいタイトルになっています。
実際、里井副社長は死にそうになってましたし。
私は、彼が日本に帰国する際に
一人で飛行機に乗ると言い張って、それを通してしまったので
「え? 死亡フラグ?」と思いましたが
見事に騙されました。
してやられました。
完全に、スタッフさんに踊らされましたが、
悔しくなかったです。
寧ろ「あ、里井さんが生きてたー!」と喜んでしまいました。
(壱岐正との対決をもっと見られるので)



里井副社長が心臓発作を起こした際に、
下心無しに(当たり前ですが)救急車を呼んだ壱岐正ですけれど、
あんなふうに、後になって当人から詰られるのなら、
「いっそ救急車を呼ばなければ良かった」と言って、
売られた喧嘩を買っても良かったですよね。
なのに、壱岐正は肩を上下させて
フッと呼吸を整えた後で
大人らしい返答を里井副社長に返していたのは
さすがだと思いました。
里井副社長は、健康問題もそうですが
病気のせいで第一線で働けない社内的立場から来る不安が
とても強いようで、
それが、壱岐正への疑心暗鬼に繋がっていました。
あそこまで被害者意識が強いと、
なんだか、彼は心の病気まで患っているような気がします。
病気が心まで腐らせた……という感じがしました。
あれじゃ、周りの人間がとにかく大変です。



壱岐正と千里さんとの微妙な恋や、
フォード社の人間の不審な動きなど、
里井副社長との因縁話以外にも色々と描かれましたが、
ぶっちゃけ、今回は彼の印象が凄過ぎて
他が霞んじゃったなぁと思いました。
まさに里井ワールド全開だったと思います。
壱岐正ではなく、里井副社長視点でこの話を描いた外伝ドラマを
見てみたくなりました。
壱岐正は相当な悪人として描かれるでしょうね。

里井副社長も、昔は壱岐正と上手くやれていたのですから、
彼の手腕を素直に認めて、対抗しなければ
もっと楽に生きられたはずです。
今回、病気がよくなってないのを押して
無理に帰国しようとした里井副社長を見て、私は
「この人は命を賭けて壱岐正に嫉妬してるなぁ」と
思えてなりませんでした。
その情熱を、壱岐正でなく、会社に向ければ
彼自身が社長の椅子を本当に貰えたかもしれないのに、
なかなかそうはならないんですね……。

次回も、とっても楽しみです!




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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第12話「裏切りの極秘調査」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-01-15 18:03  nice!(0)  コメント(0) 
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