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感想:アニメ「のだめカンタービレ」Lesson5(第5話)千秋Sオケ指揮*ネタバレあり [のだめカンタービレ:感想]

アニメ「のだめカンタービレ」の感想です。
今回はLesson5「千秋Sオケ指揮」です。
DVD(第2巻)で改めて視聴しました。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の漫画・アニメ・ドラマを全て見ています。


前回の感想はこちら。
Lesson4「巨匠ミルヒ登場」

「のだめカンタービレ」の感想記事のURLは
ジャンルを問わず、こちらのページでまとめています。
感想一覧:のだめカンタービレ


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千秋が初めてオケを振るお話です。
言わば、練習(リハーサル)ながら指揮者デビューですね。

のだめがシュトレーゼマンをぶっ倒しちゃったお陰というか、
ひょんな事で、千秋が代役としてオケを振る機会を得られたので、
ここから指揮者としての千秋の人生が始まったかと思うと、
のだめあっての彼なんだなと自然に思えます。
ちょっと感慨深いです。



これまで頭の中だけで指揮をしていた千秋が
早速、壁にぶち当たるわけですが……。
以前に千秋が自主的に行なってきた指揮の勉強は、
譜読みもそうですが、
一流のオケの演奏を聴く事も主だったと思います。
プロオケの演奏を聴いて、
「あぁ、こういう解釈もあるのか」と感じたり、
生意気にも「自分だったらこう振る」と思ったりしたはずです。
つまり、実際にオケで振った事がない千秋は、
脳内でプロオケを相手にしていたんですよね。
そこはもう、指揮者の世界というか、
オケに要望を出す事はあっても、
彼らの演奏の腕について細かく心配する必要はありません。

しかし、現実はまるで違いました。
当たり前ですが、ここは音大で、
プロではなく、プロ志望者を主としたアマチュアの集団です。
しかも、Sオケメンバーとして集められたのは、
学内でも奇人で知られている人間か、下手な人間ばかりで……。
千秋にしてみれば、いきなり、
これまでの自主練では考えてもみなかった
(プロのオケを脳内で相手する時には、考える必要が全くない)
演奏者の腕やプロ意識の差の問題に、真正面からぶつかったわけです。

だからもう、理想から大きくかけ離れたオケの面々に
(曲の解釈云々の前に、ちゃんと譜面通りに弾けてない)
千秋は苛々しまくっています。
千秋自身も、指揮者としては未熟で、
オケの拙さに振り回されている時点で駄目なのですが、
未熟だからこそ、千秋も自分の悪い点を認識できていません。
で、指揮者も未熟、オケも未熟……なのが相まって、
最後にはぐだぐだになってしまいました。



その後、ご存知のように、
シュトレーゼマンがステージに登場しますが、
ここはまるで、童話“北風と太陽”ですね。
千秋の“俺様!”なスパルタ指導のせいで
ミョーに殺伐としてしまった雰囲気を、
シュトレーゼマンが上手く利用して
彼自身への信頼に変えていたのが
大変面白いです。
シュトレーゼマンがただの好色オヤジでない事も、
失敗に終わった千秋の指揮との対比で
よく分かりましたし……
千秋自身も、早速、得るものがあったようで
良いシーンでした。






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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
Lesson6「脱退」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-01-13 14:11  nice!(0)  コメント(0) 
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