SSブログ

感想:アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」第2話「初陣・椅子ノ話」*ネタバレあり [アニメ感想]

「アニメノチカラ」プロジェクト
第1弾として放送されている
アニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の感想です。
今回は第2話「初陣・椅子ノ話」です。
以下の記述にはネタバレがあります。


前回の感想はこちら。
第1話「響ク音・払暁ノ街」

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらの一覧記事でまとめています。
アニメ感想一覧:2010年1月 開始作品


────

重要拠点……?
私の聞き間違いでなければ
カナタが配属になった場所は、重要拠点だそうですね。
重要拠点なのに、女の子がたった五人で守ってるの??
というか、今は戦時中じゃなく、休戦中なのでしょうか。
とりあえず彼女達はお飾り扱いのようで、
それがクレハの不満であり、
ギャンギャン煩く言っている原因なんですね。
(本当に煩かったです。深夜にこれはきっつい)

今回は、初回だった前回に続き、
残りの主要キャラクターの紹介が主だったわけですが、
タイプの違う女の子を、それなりの数で出しておけば
誰かは当たるだろうというのが
(気に入ってもらえるだろう/突出した人気が出るだろう)
透けて見えたのが、嫌でした。

いえ、軍隊もののお話で
準主役級のキャラクターが多く出るのは当然の事です。
また、彼らが一堂に会すシーンが多い場合、
個性がかぶらないようにするのは、キャラメイクの鉄則なので、
こうであるのは自然なのですが、
クレハが隊長に抱きしめられて
ちょっと頬を染め気味なシーンを見たら、
「あぁ狙ってる狙ってる」と思えてしまいました。



そして、せっかく軍隊に属する女の子のお話なのに、
形ばかりで、
実質は軍隊に全く関係ない内容だったのが残念でした。
こういうお化け探索(冒険)ネタは、
別に、軍隊ものじゃなくてもできますよね……。
設定だけ“××もの”で、
中身が普通の日常を描いているという点では、
テレ東のアニメの定番と言えばそうですが
(たとえば、アニメの“かなめも”は、
新聞配達店という設定で、放送時はそれを売りにしていましたが、
お話のほとんどが新聞配達に関係ないものでした)
お話を作るに当たって、キャラクターに頼り過ぎだなぁと思えます。
軍と音楽のお話なんですから、
もっとそっちに寄ったお話にすれば良かったのに……。
施設内の探索を絡ませるのが必須事項だったとしても、
やりようはあったのではないかと思います。

今回は、冒頭で、主人公のカナタが
「まずはマウスピースだけで練習しろ」と言われました。
彼女は、トランペットを吹きたくてどうしようもなくて
軍に入ったという設定なんですから、
上記のリオの言葉に不満なんか抱いてないで、
それこそ、マウスピースを始終持ち歩いていて、
暇さえあればそれに口を当てて吹いている描写が
あれば良かったのにと思いました。
カナタの“トランペットが好き”という設定は、
彼女のキャラ性の中で根幹に当たる部分のはずですが、
こちらの作品では、台詞による説明があっただけで、
実際の行動での描写が少ないので、
説得力がないように感じられます。
私自身が、トランペットに憧れを持っている人間なので
「ペット好きなら、もっと××しなよ!」と
上記のように
あれこれツッコミを入れずにはいられませんでした。

そして、このお話の感じってまさに
「ギー太が大好き」と言いながら
放課後の部室でお茶ばかりしていた彼女らと
同じですよね…… orz
お願いですから、日常系でアニメを作るなら、
特殊設定を売りにしないでほしいです。
この「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」にしても、
“軍と音楽”ではなく、
“ちょっと変わった環境にいる5人の女の子集団の日常話”として
売り出してくれれば、
私も不満を感じなかったと思います。

結局、前回と今回の視聴から判断すると、
こちらは、かわいい女の子が複数出てるだけの作品で、
他の萌え系作品となんら変わらないのが悲しいです。
そういうアニメは他にもいっぱいあって、
私は既にお腹がいっぱいなので、
違うタイプの骨太なアニメになってほしかったです。
かわいい女の子より、お話そのものが魅力的なアニメを
見たいです。

一応、今回はちょこちょこと、
今後の展開に繋がりそうな伏線もどきとも思える事があったので、
それらが後半で生かされるかもしれませんが、
前半:ほのぼの&後半:鬱展開というのも
これまた深夜アニメのテンプレなので、
どうなのかなぁと思ってしまいます。
まぁ、このまま、
“かわいい女の子+きれいな作画+そこそこの音楽”という
雰囲気アニメで終わるよりは、まだマシですけれども。



EDが浮いているのは相変わらずですね。
そして、OPの映像が、洋服と構図のせいなのか、
民族宗教みたいなものを強調しているように感じられましたが、
これまた本編のアニメの雰囲気と全く合ってないのが残念でした。
OPは、歌が持つ雰囲気が良いのになぁ。





(追記)
私、第一話の感想記事でも書きましたように
こちらの作画は、
「けいおん!」のキャラデザの方(堀口悠紀子さん)だと
思っていましたが
全く違うみたいですね。
大変失礼致しました。

……というか、これでいいのかな??
「パクり」と言えちゃうレベルで似てますよね。
きっと上の人のお達しなのでしょうが
これじゃ、キャラデザの人には自分の絵に対するプライドがないように
思えてしまいます。
まぁ、男性向けの絵に馴れてない私の目からすれば、
美少女系の作品の顔はどれも同じように見えるので、
こちらの作品に限った事ではないように思えますけれども。



────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます
にほんブログ村


続きの感想も書きました。
第3話「隊ノ一日 梨旺走ル」

宜しければ合わせてどうぞ。


2010-01-12 20:27  nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。