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感想:「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」第11〜12話「壁の中、なくしたものを取り戻すとき…前編/後編」*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-(第1期)」の
第11話「壁の中、なくしたものを取り戻すとき…前編」
第12話「壁の中、なくしたものを取り戻すとき…後編」の感想です。
DVDで視聴しました。
以下の感想には、ネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第9〜10話「純白のドレスは、少女の夢と血に染まる…前編/後編」


各話の感想記事のURLは、第2期「流星の双子」と共に
こちらの一覧ページにてまとめています。
アニメ感想一覧:DARKER THAN BLACK


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今回は、DVDの第4〜5巻に収録されている
「壁の中、なくしたものを取り戻すとき…前編/後編」に対して
感想を記します。
第5巻に収録されている
第13〜14話
「銀色の夜、心は水面に揺れることなく…前編/後編」の感想は
後で別記事として記します。





以前の感想でも書いていますが、
このDTB第1期の中盤(第7話以降)は、
主要な各キャラクターに焦点が順々に当てられて
お話が作られています。
主人公の黒(ヘイ)は別格として、
マオ、未咲ときて、
今度は黒(ヘイ)に戻った……と言いたいところですが、
より詳しく言うならば、今回は
“過去の黒と白”かなぁと思います。

確か、少年時の黒(ヘイ)と白(パイ)、
そして、この兄妹を繋ぐアンバーは
このお話が初登場ですよね。



ニックは、作中で彼も言っていますように
黒(ヘイ)ととても似ています。
電気を操る特性もそうですが、
空を見る事が好きだった事、妹をかわいがっていた事など、
まさにニックは、
もう一人の黒(ヘイ)という立ち位置にいると思います。

最後は……よく分からないので
“何となくこう感じた”という程度の憶測でしかないのですが、
ゲートの中でなら願いを叶えられるという伝説が本当なら、
ニックは妹と共にロケットに乗る事を望み、
黒(ヘイ)は、本物の空がまだある/見たいと
望んだのでしょうか。
そういえば、第1期の最後でも、
消えたはずのニックが表れていましたよね。
ニックから逃げている最中に、
大人になった(契約者となってからの)白の幻影を見て、
その肩を掴む事ができたのも、
黒(ヘイ)の望みでしょうし。

結局は、願いが叶うのではなく、
願望を映像として見る事ができる(錯覚できる)事が真実
……という認識で良いのでしょうか。
どんな願いが叶うとされていても、
ゲートの外に出てしまえば元に戻る
──叶った願いが消えるのを思えば、
現実に深く関わる内容であればあるだけ
擬似体験になるという感じなのでしょうか。
(たとえば、既に亡くなった人と会いたいと望めば、
それはゲート内であれば叶いますが、
ゲートの外の現実では、どうあっても会う事は叶わないので
結局のところ、
ゲート内では“会った”という擬似体験をした事になります)
ただ、ニックの場合、
彼がそういう願いを擬似体験するだけに終わらなかったのは、
妹と一緒にロケットに乗るという事への執着と、
ロケットに乗るという望みが
この世界から出るという事に繋がっていたのかなぁと
勝手な想像もしました。

終わり方については、
第1期の最後並みによく分からないのですが、
シリーズの中でも私はこのお話が好きです。






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感想は以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第13〜14話「銀色の夜、心は水面に揺れることなく…前編/後編」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-01-07 15:14  nice!(0)  コメント(0) 
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