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感想:NHK大河ドラマ「龍馬伝」第1回 上士と下士*ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の感想です。
今回は初回の第1回「上士と下士」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。


各回の感想記事のURLはこちらのページでまとめています。
感想一覧:NHK大河ドラマ「竜馬伝」


────

昨年の大河ドラマ【天地人】での野外シーンが、
これでもかというほどスタジオ撮影でしたので、
こちらの作品で、
普通に外で撮られているのを見られただけでも
私はとても嬉しかったです。



さて、昨年の秋から
スペシャルドラマ「坂の上の雲」と共に
NHKでCMがバンバン流された、こちらの「龍馬伝」ですが、
内容が面白いか否かは、
さすがに今回の視聴だけでは決められませんでした。
タイトルにもありますように、今回は
土佐藩にあった武士の身分差が
少年時代の龍馬、成人してからの龍馬……と
何度も描かれたわけですが、
最後に龍馬が岩崎弥太郎に言った
自分の母親が上士に刀を収めさせた一件が
私には特別凄い事と思えなかったのが、残念でした。

あの状況ならば、
少年の龍馬は上士に斬られても仕方なかったでしょう。
それを思えば、
雨の中、病の身で駆けつけ、息子を必死で庇った母親は
凄いのでしょうが、
この時の彼女がした事と言えば、
ひたすら卑屈になり、頭を下げて謝っただけですよね。
これは、龍馬の母親に限らず、子を守ろうとする親なら
誰もが行なう事ではないでしょうか。
子供の命がかかっていますから、親が必死になるのは当然ですし、
頭を下げる以外に許しを請う手段がないのでは
そうする他ありませんよね。

たとえば、あの状況で
母親が息子(龍馬)の言い分をきちんと聞いて、
他意はない、蛙に驚いただけなんだと
上士の父親に向かって申し開きをした上で
(当の息子は血が頭に昇っていて話にならないので)
上士の父親から許されたなら、
大人になった龍馬が、理知的な母親の行動を引き合いに出して、
「未来の土佐には上士と下士もなくなる!」と言うのは分かります。
でも今回のあのシーンの母親って
「子供がした事ですから許して」と泣いて、
面倒臭くなった上士の父親に呆れられただけですよね……?

まぁ、身を呈して庇ってくれた母親に深い感銘を受けた事が、
その後の龍馬の人生の指針となったというシーンであるとは
私にも理解できましたが、
大人になった龍馬が連呼するほど感動的なシーンかな?と
首を傾げざるを得ませんでした。
実際、これ以上、上士と揉めない為に、
大人になった龍馬が、弥太郎の分まで
卑屈さを見せながらも頭を下げるシーンは、
この時の母親と同じでした。
でも、それを評価した龍馬の台詞の意味が分からなかった私には、
これが土佐の未来を変える行動に繋がるとは
とても思えませんでした。
頭を下げる事はただなので、
このぐらいで許してもらえるなら、いくらでもやってやるという
プライドより実を取る事を選んだ気概の現れなのでしょうか。



また、ここで龍馬の母親を演じられたのは
元バレエダンサーの草刈民代さんですが……
ヒロインを務められた映画「shall we ダンス?」の時から
演技が下手なのが全く変わってなくて
非常に残念でした。
まぁ、NHKにしてみれば、
女優さんになってドラマ初出演となる草刈さんの起用は
話題作りにできましたし、
ドラマ初出演が大河となった草刈さんにとっては
NHKからご祝儀を貰ったようなものなので、
今回の彼女の出演は
双方にとってメリットがありましたけれど、
初回でいなくなる役で本当に良かったなぁと
私は思ってしまいました。
失礼だとは重々承知していますが、
草刈さんは、元バレエダンサーとして話題にしてもらえている内に
女優さんとしてちゃんと実力をつけておかないと
後が大変だと思います。
今回は、周りの役者さんにいっぱい助けられていましたが
いつまでもそれに甘えるわけにはいかないでしょうし。



そして、主人公・坂本龍馬役の福山雅治さんを始め、
龍馬が成長した後の主要キャストさんのほとんどが、
30代以上なので、
果たしてこれが、龍馬が何歳の出来事なのかが分からないのが
おかしくてたまりませんでした。
私は寺島しのぶさんのファンなのですが、
今回の彼女は、どう見ても
「乙女ちゃん」と“ちゃん”付けで呼ばれる年じゃないですよね。
龍馬は31歳で亡くなったのに、
彼を始め、香川照之さんも寺島さんも
30歳以上(役者さん自身の年齢)にしか見えませんでした。
大河ドラマが、とある人物の生涯を描く作品である以上、
初回の登場時は、大抵、若く見せるようになっているのですが、
この「龍馬伝」では
敢えてそういう部分が切られているのかもしれません。
(龍馬が若い内に亡くなっているので、
経年による老いなどを表現する必要があまりない)

それと、香川照之さんが
つい先日まで放送されていた「坂の上の雲」で
結核に冒された正岡子規を演じられていたので、
「なんで子規がこんな所にいるの?」という違和感も覚えました。
仕方が無い事なんでしょうが、同じNHKの作品なんですから
もう少し視聴者に対して配慮をしてほしかったです。
香川照之さん自身、あまり器用な役者さんではなく、
いつも同じような演技しかできない方なので、尚更です。



一つ、気になった事がありました。
龍馬と言えばくせ毛の髪がトレードマークですが、
幼少時も、大人になってからも、
彼は水に濡れた後なのに髪がくるくるに丸まっていたので
私は笑ってしまいました。
くせ毛の方はよくご存知だと思いますが、
普通、くせ毛は、濡れるとまっすぐに伸びます。
髪型については、龍馬らしさを出す為に、
敢えて子役にもパーマを当ててあのようにしたのでしょうが、
寧ろそうしなかった方が
リアルさは出たよなぁと思いました。



そして、龍馬と言えば、
昨年末まで放送されていたTBSのドラマ「JIN」がありますが、
今回の福山龍馬を見ていたら、
この先、どこかで役者さんのバトンタッチがあって、
若い頃(脱藩するまで)の龍馬:福山さん
脱藩した後の龍馬:内野聖陽さん
となるのではないかと、錯覚を起こしそうになりました。

福山さんが演じているだけあって
この「龍馬伝」での龍馬は格好良かったですが、
私の頭の中では、
豪快で愛嬌たっぷりの内野龍馬の印象がまだ残ってますので、
その点において、福山龍馬は何となく物足りなかったです。
特に今回は、上士に対して過剰にへこへことする龍馬が
印象深く描かれていましたので、
余計に、変な“偽善者”感が出ていたのも、
理由としてあるかもしれません。



それと、今回のOPの映像は
なんだか変だったなぁと思えました。
音楽は好きなのですが、出来がちゃっちい……。

前々作の「篤姫」と前作の「天地人」が、
本編は学芸会だったのに、OPの映像だけ良かったので
余計にこう思えました。








────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第2回「大器晩成?」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-01-05 18:56  nice!(1)  コメント(3) 
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コメント 3

りん

はじめまして

竜馬伝の内容に皆さんがどのように感じたのかと思い、フラフラしてましたらここに辿り着きました。
おまけに感想が自分とまったく一緒なので、嬉しかったのと自分の感じ方がおかしくないと確認でき、思わず書きこんでしまいました。
私も、内野竜馬があまりに強烈で、竜馬以外の何物でもないと感じていたので、福山竜馬は福山さんにしか見えず、残念な気がしました。
若い時はもう少しじっくり描いてほしかったですね。
草刈母の死もあの場面がそんなに重要かわからないし、全体的に皆さん老けていますよね。
まあ、それでも見ますけどね。
また感想を楽しみにしています。
お邪魔しました。

by りん (2010-01-06 21:19) 

さくら

■りん様
初めまして、こんにちは。コメントありがとうございます。

やはり、内野さんの龍馬は強烈でしたよね。
二つのドラマの放送時期が辛うじてかぶらなかったのは
救いかもしれません。
それでも、大河は一年を通して放送されるドラマですので、
偉そうな事を言わせて頂くなら、
最後に「福山龍馬もアリだった」と自然に思えたなら良いなと、
気長に待つつもりでいます。

宜しければ、またいらして下さいませ。
ありがとうございました。
by さくら (2010-01-10 22:37) 

くせっけ

通りすがりで失礼します。

くせ毛、その通りです。濡れるとのびます。よくご存知ですね。私はクセ毛なので濡れた時のひどいくりくり髪気になりました。子供までって思いました。制作側の無知か、そこまで気を使わないレベルの作品ですね。くせ毛でいい役者何人かいるのに残念ですね。福山龍馬... は視聴率のための配役だと理解してます。
by くせっけ (2011-08-07 22:54) 

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