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感想:「DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-」第12話(最終話)「星の方舟」*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「DARKER THAN BLACK -流星の双子-(第2期)」の
第12話「星の方舟」の感想です。
今回が最終話です!
以下の感想には、ネタバレを含みます。
第1期についてはDVDで最後まで視聴しました。


前回の感想はこちら。
第11話「水底は乾き、月は満ちる…」

各話の感想記事は、第1期「黒の契約者」と共に
下記の一覧ページにてURLをまとめています。
アニメ感想一覧:DARKER THAN BLACK


────

*すみません。
今は冬コミ直前で、くそ忙しいので、
今回アップした感想は途中までです。
冬コミが終わったら、追記しますね。



最終回でした!
前回まででお話が全然終わってないので
(マダム・オレイユが良い人っぽいと分かった)
今回はどうなるのか、かなり心配だったのですが、
悪い方に予想が当たった気がします。
何なんだ、あの最後は!
エヴァかと思いました。

最後、紫苑が
まるでお爺さんになったようなやつれっぷりで
亡くなりましたが、
あれって、この世界をコピーして
もう一つの世界(当初は月に見えた物)を作ったからですよね。
そして、未咲さんが最後に言っていたように、
蘇芳をあの世界に送る事が紫苑の望みだったなら、
やはり彼は蘇芳を大事にしていたのだと思います。
水族館の夢について、蘇芳から言われた時に
紫苑は否定しましたが、
私も、あれは紫苑の夢
(こうなったら良いなという希望)だったと思います。
なんていうか……今の蘇芳が紫苑のコピーである事を踏まえると、
まさに今の蘇芳は、紫苑にとってもう一人の自分なわけで、
彼は蘇芳に、生(生きること)だけでなく
幸せの全てをあげちゃったんだなと思いました。

今の蘇芳は紫苑のコピーなので、
本物の(既に亡くなった)蘇芳とは、別な存在なわけですが、
この再放送を見た最初に感覚だと
紫苑の思いは、今の蘇芳のみに向いていると思います。
これは勝手な推測ですが、
紫苑からは、昔の蘇芳への気持ちは感じられないんですよね……。
という事は、もし蘇芳の人格を認めないならば、
紫苑が蘇芳を大事にするという事は、
自分で自分を大事にする──過度な自己愛の一つのようにも思えます。
でも、これも私の推測ですが、
紫苑にとって蘇芳は、
まさしく“違う運命を辿った自分”で、
運命を分けた段階で、もう、別人格が生まれているわけで。
紫苑にとっての蘇芳は、自分であって自分でない存在なのかなと
ぼんやりと思いました。
(ちょっと分かり辛い文章ですみません。
もしかしたら後で整理するかも)

でも、人でない存在である蘇芳が、
偽りの世界で幸せになっているというのは
正直なところ、手放しで喜ぶ事はできません……。
何をもって良しとするかは、個々によって違いますが、
所詮は、紫苑が作った箱庭の中でのみ成立している
儚い幸せじゃないですか。
でも、もし蘇芳が現実(こっちの世界)に戻ってきたところで、
流星核を失った彼女は、脳に記憶を定着させられないので、
やはり、幸せにはなれないんですよね……。
蘇芳は、存在そのものが歪んでいる(普通でない)せいか、
歪んだ世界でないと幸せを得られないというのは
とても納得がいきますが、一抹の淋しさを覚えます。
まぁ、あっちの世界で
ジュライが本物の子供として存在できているのが
唯一の救いでしょうか。
個人的には、蘇芳に関しては、
ゲームで言うトゥルーエンドではない気がします。



マダム・オレイユが実は正義の味方だった件や、
鎮目が実は裏切り者で、CIAと繋がっていた件は
完全に描写不足だと思います。
鎮目と葉月の戦いが、
結果だけエンディングで出てきたとはいえ、
ほぼ全て省かれていたのが残念です。
せめて、二人が戦ってるシーンが欲しかったなぁ。
決着がつく前に戦闘シーンを切り上げて、
最後はアレというパターンで見たかったです。

三号機関の小林課長は、
最後にあのゴルゴっぽい姿を晒した事に
存在意義があったように思えます。
実は良い人──というのには、「えええ」と思いましたが、
マダム・オレイユとキャラクターがかぶってしまうので
損な役回りかと思いました。
でも、未咲さんにしてみれば、
理解ある上司がいてくれた方がやりやすいと思うので、
これで良かったのかもしれません。



結局、ゲートって何?
最後に契約者を食ってた存在は何?
黒と銀は行方不明?と
疑問点がいっぱいです。
これは……三期があると思って良いですよね??
というか、これでこの作品が終わったら
ちょっと悲し過ぎます。
この第二期にしても、消化不良な部分があまりにも多いです。

結局、制作側としては
紫苑と蘇芳の話だけは終わらせるつもりでいたけれど、
黒と銀の物語に決着を付ける気は、
最初からさらさらなかったって事ですよね。
一期の最後も「なんじゃこりゃ」と思いましたけれど
今回よりはまだマシでしたよ……。
この最終回はちょっと酷いと思います。



後は、冬コミが終わったら追記します。
ここから下は、視聴時に取っていた自分用のメモです。
追記時に参考にすると思うので残しておきます。



三号機関の本当の目的は、予言を成就させないこと。
ようこを殺したのは鎮目(CIAと繋がっていた=裏切り者)
ゲート=どんな願いでも叶う場所
ジュライは蘇芳に会いにいった
紫苑の形ですらないドール
紫苑の計画に乗ったマダム・オレイユ
蘇芳にとって水族館の記憶は、またああなりたいなという希望
ジュライは進化するドール
ペンダントは流星核で、蘇芳の記憶を定着させるもの
(流星核を使わないと、コピーした肉体に記憶が定着しない)
紫苑の望みで「あそこにいる(ジュライも一緒)」
日本はアメリカによって制圧される
葉月は鎮目に勝った

蘇芳とジュライのコンビ
未咲さんとマオのコンビ



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2009-12-26 03:57  nice!(0)  コメント(2) 
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コメント 2

ろん

すこし言いたいのですが……


>>鎮目が実は裏切り者で、CIAと繋がっていた件は
完全に描写不足だと思います。

葉月or鎮目のスパイ説は最初のほうから出ていましたし
空港の流し目のシーンで沢崎を売ったのは鎮目の可能性がかなり上がったと思いますから鎮目がCIAだとわかったとき「えっ?」というより「やっぱりな」って人のほうが多かったですよ

あと黒銀の決着については外伝4話が2期の後の話という説も出ているのでそっちのほうで解決されると思います
その商法(続きはDVDで)に対して不満を言うならわかりますが決着がつかなかったって言うのはおかしいと思います

アメリカが勢力のばしてその後の描写無しって言うのは1期と同じ投げ方だと思います

もともとゲートがどうとか明らかになるとは期待してなかったし
「流星の双子」としての話は決着ついたので問題ないと思うのですが・・・

by ろん (2009-12-26 16:20) 

さくら

■ろん様
初めまして、こんにちは。コメントありがとうございます。
「初めにお読み下さい」にも書いております通り、
私の感想は記事の本文にありますし、
ろん様のコメントを拝読した後も特に変わりませんでしたので、
それをそのまま返信とさせて頂きます。
ありがとうございました。
by さくら (2010-01-10 22:05) 

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