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感想:映画「NANA 2」*ネタバレあり [映画・舞台]

映画「NANA 2」の感想です。
私は映画の1も見ていて、
原作の漫画も一通り読んでいます。

以下にはネタバレがあります。


────

いやぁ、酷かったww
酷いとは聞いていましたが
噂通り、本当に酷かった。
いや、原作の漫画も酷いので
これは映画だけを責められないのですけれども……。
でも、ツッコミどころが多かった分、
ネタ映画として楽しめてしまったので
最後までついつい見ちゃいました。



とにかくハチが駄目駄目過ぎる。
恋愛を大事にするのは良いけれど
頭が空っぽちゃんのまま
それをメインに生きているんじゃ駄目だろうと
説教をしたくなります。
妊娠を知ったハチが絶望して、
「私はみんなが思ってるほど純粋じゃない」
というモノローグを吐きますが、
「そんなの、誰も思ってないww」と
ツッコミを入れずにはいられませんでした。
多分、ほぼ全ての視聴者がそう思ったと思います。

私も女なので、同じ女性に対して
“ビッチ”という失礼な単語を使いたくはないけれど、
こうもハチが恋愛に依存していて
自分中心に生きているのを見せられると、
ハチがそう呼ばれるのも仕方がないなと思うようになり、
気持ちが悪くなってきます。
まだ、ハチがタクミに執着するだけなら
良かったんだけどなぁ。
ハチがノブにターゲットを替えたところや、
妊娠を知る部分などは
本当、見ていて気持ちが悪いです。

ところで、原作よりこの映画の方が
タクミは優しいんでしょうか。
隣にナナがいるのにタクミがハチとヤッちゃうところは、
原作ではちょっとレイプっぽかった覚えがあります。



そして、今さらですが、
ハチは宮崎あおいさんの続投が良かったなぁ。
私は、彼女があまり好きではないのですが、
あおいさんのハチは本当にかわいかったので。
市川由衣さんのハチは、外見だけで言えば、
あおいさんよりハチらしいのですが、
いかんせん、演技がアレ過ぎる……。

そして、ブラストの音楽も変。
レコード会社が見に来たライヴでの客のノリが
曲と合ってなくて、失笑してしまいます。
中島美嘉さんは、外見はナナっぽいですが
唄も合わせると、土屋アンナさんの方が良かったです。
というか、アニメ版の土屋さんとOLIVIAで
唄の吹き替えをやってほしかったです。
ブラストもトラネスも、唄がイメージと違うので。



気になったのが、
タクミ(玉鉄さん)の声が本当に小さいので、
それに合わせてテレビの音量を上げておくと、
CMになったり、
ナナ(中島美嘉)の声になったりした途端に
うるさくて、慌てて音量を下げる事が何度もありました。
もうちょっと編集で調節してほしかったです。
心臓に悪い。



結局、「NANA」という作品は
ハチとナナの精神的繋がりがメインで、
語弊があるかもしれませんが、
ジャンルとしては“ソフト百合”と言っても良いかもしれないのに、
二人とも男がいないと生きていけないエピソードがあって、
でもメインはあくまで二人の繋がりの話だから
男達は総じてかやの外というか、空気化してるというか
存在感が軽いのが、見ていてぞわぞわします。

それと、「1」の映画の公開前に、
丁度、「NANA」ブームみたいのがあって、
「読めば、絶対に登場人物の誰かに共感する!」というのが
売りだったのですが、
私は全然ハマらなくて、友達と一緒に
首を傾げた覚えがあるのを、
映画を見ながら思い出しました。



────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


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2009-12-25 02:22  nice!(0)  コメント(0) 
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