さくらもちモチ

感想：ドラマ「ライアーゲーム シーズン2」第7話 クライマックス*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

フジテレビのドラマ
「ライアーゲーム シーズン2」の感想です。
今回は第7話「クライマックス」です。

私は原作の漫画を読んでいません。
シーズン1のドラマは総集編を見ています。
以下の記述にはネタバレがあります。


前回の感想はこちら。
【第6話「謎の秘密兵器」】

各話の感想記事のURLは
他作品と合わせてこちらでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2009年秋冬 放送開始作品】

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今回も面白かったです。
お話は、依然として“秋山対葛城”なのですが、
直も、二人の間でちゃんとキャラ立ちしていたと思います。
ただ、もう少し、
戸田恵梨香さんの滑舌が良いといいなぁ。
以前の回でもそうですが、今回も、
聞いてて苦しくなる台詞が幾つかありましたので。



今回は、第2ピリオド終了後に発表された現状が
（天使と悪魔の人数）鍵でした。
既に悪魔だと自白しているキノコもといフクナガが
直のお陰で天使化していて、
既に十字架を四本持っているので、
残りの悪魔は一人……なのは明確なのですが、
個人における申告（自分が天使なのか悪魔なのか）には
嘘が伴うかもしれませんので、
第2ピリオド終了時に運営側から発表される“事実”は、
プレイヤーにとってとても重要な情報になります。

で、途中で直達に寝返ったメガネは本当に天使だったので、
葛城リョウの側にいる三人の内の誰かが悪魔だったわけですが
──秋山は、葛城が発表の接触後に“確認する”方法で
誰が悪魔であるかをあぶり出そうとしていたのを読んで、
先手を打って行動に出たのは
（葛城に確認させないように、ボックスを先に埋めた）
上手いと思いました。
四つのボックスの内、わざと三つだけを開けて、
葛城＋最初に彼女と組んだ二人を同時に箱の中に入れたのも
上手かったです。
それでも、葛城が既に保険を掛けていて、
例の三人がどうあっても自分と接触するようにしていたのも
面白かったなぁ。
途中で、本当は悪魔だった男が、直に
「葛城は怖い」みたいな事を言っていましたが、
これがちゃんと伏線になっていましたね。

ゲームの終盤で「お前の負けだ」と言った秋山を、
葛城リョウは負かしたと思っているようで、
実際、彼女は最後にそんな台詞を強気な様子で吐いていました。
でも結果を見ると、
プレイヤー全員が天使であり、十字架を四本持って、
後半戦への進出を果たしたので
ドラマ内では明言されてませんでしたが、
本当の勝者は直なんですよね。
葛城は直を潰す気でいましたが、それにも失敗してますし
──二億円という余分な金を、
キノコに払わなければなりませんし。
最後のシーンの印象が強いので、
今回は葛城の勝ちだと思ってしまいそうになりますが、
実のところ、彼女は決して勝ってないよなと
改めて思いました。



ところで、今日のキノコ。
冒頭で早々に裏切りキター！と思いきや、
直に冷たい事を言ったり、
直＆秋山の策にちゃんと協力したり……と、
今回もやりたい放題でした。
キノコは裏切りやすいので、
味方にも敵にも行動を読まれやすいのが、
ここにきて、逆に強味になっている気がします。

そして、私は爆笑したのですが、
葛城リョウがキノコに渡した二億円の小切手が
“200.000.000.-”と、普通に数字で書かれていました。
小切手って、基本的に
直筆の時は漢数字じゃないと駄目なはずです。
だから、正しくは“金弐億円也”と書くべきでは？？
チェックライターを使用するなら
普通の数字でも大丈夫ですが……。
現実をドラマの世界に持ち込むのは不粋ですが、
多分、キノコがあの小切手を銀行に持ち込んでも、
支払いを拒否されるので
（小切手の書き直しを頼まれる）
換金されないよなぁと思ってしまいました。



次はいよいよ後半戦、
“ゴールド・ラッシュ”だそうで……。
秋山と葛城の戦いの決着もそうですが、
葛城の過去も気になります。
年明けの放送がとても楽しみです。





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感想は以上です。

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続きの感想も書きました。
【第8話「天才と天才の秘密」】

宜しければ、合わせてどうぞ。