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感想:スペシャルドラマ「のだめカンタービレ in ヨーロッパ」完結への序章〜第2夜 初リサイタルで二人の恋の結末は!?*ネタバレあり [のだめカンタービレ:感想]

フジテレビで再放送が行なわれたスペシャルドラマ
「のだめカンタービレ in ヨーロッパ 完結への序章」の感想です。
今回は第2夜「初リサイタルで二人の恋の結末は!?」です。
(旧題:ライバル出現で波瀾万丈!初リサイタルと二人の恋の結末は!?)
私は原作のファンで、漫画もアニメも見ています。
こちらのドラマの本放送も見ていました。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第1夜「指揮コン決戦(恋も音楽も新章突入 変態&俺様!夢の指揮コンクール大決戦!!)」

「のだめカンタービレ」の感想記事のURLは
ジャンルを問わず、こちらのページでまとめています。
感想一覧:のだめカンタービレ


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スペシャルドラマ編の二回目“のだめ”編です。

作品のタイトルに“のだめ”と付いているのに
実際にのだめの話になると
あまり面白くない&スピードダウンするのは、
やはり、のだめには千秋以上に苦悩がついて回るからでしょうね。

コンセルヴァトワール(パリ国立音楽高等学校)の試験を通過し、
実際に通い始めたのだめですが……
彼女には、まさに自業自得な結果が待っていました。
のだめは原作で、
千秋と音楽は、自分が追い付いたと思ったら逃げると言って
悲観しますが、
ぶっちゃけ、“追い付いた”と思うのは錯覚なんですよね。
勿論、のだめがコンセルヴァトワールに受かった事は凄いですし、
それだけの実力もありますが、
千秋だって日々前進しているわけですから。
それに、毎日努力している千秋に
のだめが僅かな期間の必死な努力で追い付いたら
千秋に失礼だと思います。

のだめが、オクレール先生のアシスタントのマジノさんから
思いきり呆れられるシーンがありますけれど
(初見ができない/アナリーゼもしていない/分からない事だらけ)
すみませんが、私はこのシーンののだめが好きではなく、
「何、泣いてんの」「泣いてる場合じゃないでしょ」と
呆れてしまいます。
苛立つマジノ先生の気持ちがよく分かるww
これは、それまで感性だけで
好きなようにピアノを弾いてきたのだめを思えば
仕方がない事なのですが、
音大に通っていて何もできないというのは
他人のせいではなく、彼女自身に問題があるわけで。
ミルヒが千秋に言ってきたように、
二人が恋愛と音楽をきちんと分けてないから、
これまで音楽とまともに向き合ってこなかったのだめは
ここで苦労を強いられます。
この物語は、その辺を分けなかった二人が、
お互いの努力によって、
“分けなくても平気”なまでに持っていくお話なので、
この他にも、のだめは現実を知って辛い思いをするのですが
それらは全て、彼女の学生時代の怠慢から来ちゃうんですよね。
本当に、のだめが幼稚園の先生を目指すだけだったなら、
ピアノに限って言えば、
ずっと遊んでいても良かったのかもしれません。
でも、のだめはもう、
千秋についていく事を選択してしまいましたしね。
留学を決めた時点でその覚悟をしろ!というのは
さすがに難しいでしょうが、
のだめが根本的な事を全く分かってなかったのは
やはり問題だと思います。

ルイに先を越されて、
千秋とのピアノコンチェルトをされてしまった件も、
ショックを受けたのだめの気持ちは分かりますが、
彼女は自分の事を本当に分かってませんよね。
「のだめだってできるもん」と言ってピアノを弾いてますが、
あれは本当に、“ピアノを弾いている”だけでしたし。
のだめは耳が良いので、聴けば、楽譜を見ずに弾く事ができますが、
逆に言えば、楽譜を一度も見ずに弾く場合、
聴いた演奏の真似しかできないじゃないですか。
聴いただけで弾ける→楽譜を一度も見ていなくても弾ける
→楽譜を見ていないなら、そこに何が書かれているのかを知らない
→曲の解釈をしない/できない
……となるわけで。
のだめが、あの演奏で「私にもできる」と言うのは、
真似の元であるルイに大変失礼だと思います。
あれはルイが作った世界なので、
真似をしたのだめがルイを超える事はできませんし、
のだめらしさが出る事もないですから。

そして、よりにもよって
オクレール先生にその演奏を見せちゃうのが……。
それこそ、千秋は悪い例として挙げていましたが、
あの時は、モジャモジャを
最初から披露した方が良かったですよね。



わけが分からなくなった後、
オクレール先生の推薦で、
モーツァルトマニアのブノア氏のリサイタルに出演して、
“人に演奏を聴いてもらう”事の素晴らしさを
実感したエピソードは、良かったです。
この辺は、のだめの“なんで弾くか”との疑問の答えに繋がるので
見ていてホッとします。
その前にある、
オクレール先生がモジャモジャ組曲を弾くエピソードも
好きだなぁ。
“楽譜には作曲者の言いたい事が詰まっている”事は
音楽を専門にやる者なら、初期の初期で習う事ですが、
これまで楽譜をまともに見て弾いてこなかったのだめには
今ようやく分かった事だというのも
ちょっと新鮮でした。






────

感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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2009-12-22 16:18  nice!(1)  コメント(2) 
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コメント 2

まっちゃん

お願いします!
原作読んで下さい(T_T)

原作ののだめは、もっとずっと大人でしっかりした頭の良い(勉強は出来なくても)女なのです!
私も、スペシャルドラマの、のだめが悩むシーンを見て「そりゃだめだろ」と思った一人です。
でもその「ダメ」は、のだめに対してじゃなくて、ドラマの脚本に対して!
原作では、のだめは音楽と千秋を分けられないながらも、ちゃんと音楽に対する情熱があるし、(半端ながらも)真摯なピアノへの愛情があるのです。
少なくとも、Ruiと自分の距離は分かってるし、(だからこそ焦る)「のだめにだって出来るもん」だの、「なんのために弾くんですか」だの、あんな甘ったれたくそガキ(失礼)セリフ吐くなんて有り得ないです。

ドラマでは、のだめの焦りを分かりやすくしようと、ああいう物語運びにしちゃったり、あんなセリフ言わせたりしたんだろうけど、のだめをあそこまで甘ちゃんに仕立ててしまうのは可哀想です!
原作ののだめは千秋なんか(ごめんなさい、千秋大好きです)よりよっぽど男前なのに、有り得ない、あの脚本!
のだめをバカにしないで~!ってかんじです!

あ、長々すみませんでしたm(_ _;)m
by まっちゃん (2010-02-05 23:03) 

さくら

■まっちゃん様
初めまして、こんにちは。コメントありがとうございます。

せっかくお勧め頂いたのに恐縮ですが、
他の「のだめ」感想記事に書いております通り、
私は、原作の漫画については
連載の初回から本誌で読んでいる愛読者です。
その上で、上記(記事本文)の感想を記しています。
のだめや千秋に対する感想も、
漫画での二人を充分に知った上で
ドラマの二人に対して書いています。

>もっとずっと大人でしっかりした頭の良い女なのです!
私は、こちらのご意見には賛同できませんが、
もしのだめに聞かれたら、
きっと泣いて喜ばれると思います。
by さくら (2010-02-11 10:50) 

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