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感想:アニメ「バッカーノ!」第15話 番外編(中)高級住宅街に辿り着いた不良少年たちはそれでもいつもと変わらない*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「バッカーノ!」の感想です。
DVDで視聴しています。
今回は第15話
「高級住宅街に辿り着いた不良少年たちはそれでもいつもと変わらない」です。

バッカーノ! 7 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: DVD

原作の小説は未読です。
以下の記述にはネタバレがあります。


前回の感想はこちら。
第14話「番外編(上)グラハム・スペクターの愛と平和」

各話の感想記事は、他作品と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
アニメ感想一覧:DVD


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番外編の二つ目は、
前回の続きであり(当たり前ですね)、
ジャグジー一味&口がきけないシャーネの話でもありました。

シャーネは、クレアの進言に従って
列車から飛び下りて川に落ちた後、
ジャグジー一味に拾われていたんですね。
父親にいいように利用されて、研究されて、
黒服の仲間からは邪魔に思われて、
今までお世辞でも宜しくない人生を送ってきたらしいシャーネは、
あの豪華列車フライング・プッシーフット号に乗った事で
運命ががらりと変わったんだなぁ。
あの列車で起きた(皆が起こした)事件は
良くない事ばかりだったけれど、
こうして見てみると
そう悪い事でもなかったように思えるんですから
不思議です。

クレアから贈られた白いドレスをシャーネが着用して、
黒から白に色が変わった時点で、
彼女はヒューイからの支配から抜けられた気がします。



そして、ジャグジー……なんていい男なんだ!
本編でもそうでしたが、
泣き虫で弱虫で臆病者なのに、
腹をくくると、途端に強くなれるんですね。
ジャグジーのエピソードは、新しい話を見れば見るほど、
彼の良さが伝わってきます。
仲間の皆が、
自分よりも弱いジャグジーをリーダーとして慕っていて、
彼の為に頑張ろうとしている理由が
よく分かります。

幼い頃、爆弾製作時に、
顔に酷い火傷の怪我を負ってしまったニースを
ジャグジーが優しく励ました件にしても、
良い話だったと思います。
あの顔の刺青は、誰かに入れられた物ではなくて、
ニースの為に自ら入れたものだったんですね。
格好良いなぁ。
どうりで、ニースがベタ惚れなわけだ!!
……でも、小さな頃からこれだけ思いあっていて、
あれが初キス(列車の事件の終盤)だというのは
奥手過ぎると思います。



さてクレア!
ジャグジーの仲間に交じって彼が返事をした際に
ちゃんとジャグジーが「あ」と一瞬だけ反応してましたね。
そして、本来ならばグラハムのせいで
とんでもなく危ない状況に身を置いているのに、
ミョーに微笑ましい空気になっているのが面白かったです。

シャーネを探す手がかりは、地名と顔のみだったのに、
クレアはちゃんと彼女の元に辿り着いたんですね。
凄いなぁ。
今回、クレアはシャーネにちゃんと「愛してる」と言って
気持ちを伝えましたが、
シャーネの元に辿り着いた(白いドレスを送った)時点で
その気持ちは伝わっていたと思います。
でもでも、ストレートに告白する素直さが
大変良いですね。
殺人鬼なのは問題ですが、男らしくて格好良いです。

愛の告白をしている最中に、
後ろから覗き込んでいる
(ちょっかいを出そうとしている?)グラハムを
いちいち牽制しているのも良かったなぁ。



クレアと再会した際に、
チェスとレイチェルがきょとんとしているのも
面白かったです。
クレアの全身が血まみれでなかったから、
チェスは目の前の男が彼だと
すぐには気付けなかったんでしょうか?
レイチェルはともかく、チェスは
地面で手を削られる拷問を受けた事があるので、
クレアを前にしたら
とても普通でいられないと思うのですが……。



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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第16話「番外編(下)物語に終わりがあってはならないことをキャロルは悟った」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-12-16 16:36  nice!(0)  コメント(0) 
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