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感想:ドラマ「のだめカンタービレ」第7話 新オケ始動!すれ違う恋に波乱の予感!?*ネタバレあり [のだめカンタービレ:感想]

現在、フジテレビで再放送中の
ドラマ「のだめカンタービレ」の感想です。
今回は第7話「新オケ始動!すれ違う恋に波乱の予感!?」です。
私は原作のファンで、漫画もアニメも見ています。
こちらのドラマの本放送も見ていました。

以下の記述にはネタバレを含みます。

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  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD


前回の感想はこちら。
第6話「さらばSオケ!!涙の解散式&愛の2台ピアノ」

各話の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらのページでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴


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タイトルにもあります通り、
今回は千秋の新しいオケ
“R☆Sオーケストラ”始動のお話でした。

原作と違い、長野でのエピソードがないので
(千秋達はそこでの面識がある)
前回の放送の終盤で清良が推薦した人間を中心に
メンバーが集められました。
全員が同じ大学の学生で構成されていたSオケと違い、
アマチュアとしてはそれぞれに高い技術があるものの、
コンクール対策の練習も同時に行なっている生徒がいることが
問題になりました。

演奏家を目指す人間にとってコンクールでの入賞経験は
非常に大きな肩書きになります。
プロも参加できるコンクールでは、
どこかの有名オケに属しながら参加する若い人もいます。
ノリや勢いでこのオケに参加する事はあっても、
コンクールには人生を賭けて臨むでしょう。
なので、清良の言う事ももっともですし、
オケに全身全霊をかけている峰が不満を持つのも
もっともです。
立場が違う人間が、違う意見を持つのは当然なので……。

ただ、演奏家も一人の人間なので、
レッスン室にこもって課題曲を弾くだけで上手くなるのかと言えば、
そうでもなく、
普段はできない経験が良い刺激となって
本人に帰ってくる事が多いので、
コンクール対策の練習のみをやれば良いというものでもないです。
(ただ、コンクール前にその練習に打ち込むのは
当たり前の事なので、
このオケに参加したというだけで、
コンクール参加者には自信が感じられます)

モーツァルトのオーボエ協奏曲は良いですよね!
華やかですし、メジャーどころなので。
原作でもそうでしたが、
いぶし銀だった黒木君が、のだめに恋をした途端、
清良が峰君から「(バイオリンが)好きだ」と言われたのもあって、
ピンクのモーツァルと化したシーンでは
笑ってしまいます。
でも、本当に、
目に見えない雰囲気によって演奏が彩られる事は多いので、
今回は、これを身を持って体験できた黒木君には
良い経験になったのではないでしょうか。
のだめには告白もせずに失恋してしまったし、
その余波でコンクールの結果も残念なことになりましたが、
演奏家としては、
“片思いの恋”という引き出しが増えたわけですし。



さて、のだめ。
ハリセンを嫌がってレッスンをサボる話は
いかにも彼女らしいですが、
すみませんが、
私はこの辺りののだめの言動が好きではありません。
というのも、のだめには
大学に行っているなら真面目に学んでほしいからです。
大好きな人達との楽しいキャンパスライフを
「うふ☆」と過ごすのも良いけれど、
何をしに大学に行っているのかと問いたくなります。

千秋にも責められていましたが
のだめが教職に就くのは本当に向いてないですよね。
彼女の場合、子供に音楽を教えたいのではなく、
子供と一緒になって音楽で遊びたいだけじゃないですか。
やりたい事=興味のある事ですから、
そこを広げて将来の夢を語るのは大変結構ですが
全然、地に足がついてないですし。
そんなに古典を弾くのが嫌なら、
それこそ作曲科に行けば良いのにと
私は思ってしまうんです。
ドラマでは“おなら体操”なので、大した事はないですが、
原作での“もじゃもじゃ組曲”なら
タイトルさえ変えれば、コンクールにも出せると思います。
それに、好きなだけ作曲できますし……。

前々回の放送で、千秋が弾くラフマニノフを聴いて、
それまで自分一人だけの世界で完結していたのだめが、
初めて「私もあんなふうに弾きたい」と他人を意識したのに、
彼と合奏しただけで満足して終わらせた前回の話も
勿体ない話です。
ここで、のだめのスイッチが切り替わっていれば、
この先にあるコンクールでも
課題曲をちゃんと仕上げられた上で臨めたでしょうし。

本当、お尻に火がつかないと駄目なのは
なさけないというか、
ミルヒに言われた事が現実となって
自分が置いていかれるのが分かってから慌てふためくのは
宜しくないなぁ……と思います。
でも、まぁ、こんなところがのだめらしいですし、
自業自得で彼女自身が窮地に立たされた事で
逆にお話が面白くなったので、
このお話が漫画であるのを思えば、
これで良かったのでしょうが、
それでも、ハリセンから逃げ回るのだめには
イラッとします。

勿論、のだめには幼い頃のトラウマがありますし、
ハリセンの愛ある暴力(?)も、
問題と言えば問題なのですが……。
(私は、ハリセンが叩く事を
あまり問題とは思っていません)

でも、のだめに逃げられても逃げられても
執拗に負うハリセンを、私は好ましく思います。
優秀な生徒を教えたとなれば、
教員としての箔が付きますので、
以前に千秋に逃げられたせいで惜しいことになった分、
なんとしてものだめだけは……と
ハリセンも思ったのでしょうが、
谷岡先生にはないその一生懸命さが
のだめには良かったんだと思います。




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続きの感想も書きました。
第8話「新星オケ初陣!トラウマ克服に揺れる恋」

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-12-16 00:10  nice!(0)  コメント(0) 
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