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感想:アニメ「バッカーノ!」第11話 シャーネ・ラフォレットは二人の怪人を前に沈黙する*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「バッカーノ!」の感想です。
DVDで視聴しています。
今回は第11話「シャーネ・ラフォレットは二人の怪人を前に沈黙する」です。

バッカーノ! 6 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: DVD

原作の小説は未読です。
以下の記述にはネタバレがあります。


前回の感想はこちら。
第10話「チェスワフ・メイエルは不死者の影に怯え策略をめぐらせる」

各話の感想記事は、他作品と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
アニメ感想一覧:DVD


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お話が濃いなぁ……!
1700年代の回想を流した中盤以降は、怒濤の展開ですね。
凄い凄い。
他視点である上に、時間もバラバラ、場所もバラバラなので
お話全体が目まぐるしく動いているのですが、
それぞれのお話で皆が大変な目に遭っているのが
面白いです。



まずはレイルトレーサーことクレア。
駄目だ……
クレアが行なったチェスへの拷問シーンは
最初に見た時以来、まともに見られなくなりました。
クレアがチェスの腕だけを削らせるシーンも、
彼がチェスの指を食いちぎるシーンも、
目を逸らしています。
可能だったら、その部分だけ音も消しています。
第1話であったフィーロの指が切断されるシーンもそうでしたが、
こういうのは嫌だなぁ。
残酷シーンがあると思っただけで、
その回を見たくなくなります。

クレアは、チェスに酷い事を迷いもなく行なった一方で、
ラッドとの対決中だったシャーネに向かって
「悪い事をしたら謝るべきだ」と窘めたり、
返事を求めた際に、
実は彼女が口をきけないのを知って、逆に素直に謝ったり、
当初は殺すつもりだったシャーネを
“いい奴っぽいじゃん”と判断して、
逆に彼女に加勢したり……と、
まっとうな人間のような言動をしていました。

“死なない事に胡座をかいている人間を嫌っている”ラッドも
そうなんですが、クレアは、
独自の道徳感・正義感に基づいて行動しているんですね。
そして、クレアにとってチェスは
拷問をいう罰を与えるべき対象だった……。

クレアがそう判断したのには、
チェスがラッドに
「食堂車にいる人間を全員殺してくれ」と頼んだのを
盗み聞きしたからでしょうが、
それ以上に、チェスが、
ラッドの職場であり愛すべき舞台でもある列車に
爆弾を取り付けたらしいからだと思います。
あの状況からいって、
チェスが爆弾を仕掛けたか否かは定かでなく、
彼がラッドを動かす為に口にしただけの方便とも思えますが、
クレアにしてみれば、
たとえ嘘でもとんでもない事だったと思います。

セラードのような不死者が横行している世界の中で、
「何故なら、世界は俺のものだからな」と
平然と言い切っちゃうクレアが、凄いです。
そしてクレアは、
「自分は死なない」と思う人間を嫌っているラッドにとって、
やはり敵なんですね。



そして、この一連の元凶であるマイザーさんと
セラードが会いました。
あの船以来なんですね、二人が顔を合わせたのは!
一気に緊張感が高まって、ドキドキしました……。
やっぱりセラードは怖いなぁ。

エニスに一目惚れしたらしいフィーロが
彼女と再会できました。
それぞれの上の人間が、屋内で対立しているのに、
外にいるこの二人は気が合いそうで良いなぁ。
エニスが自身の話をしたのを聞いたのを受けて、
フィーロが憤慨しているのが、
いかにも主人公っぽかったです。
列車組の方が波乱万丈なので、
最初以降は目立たずにいるフィーロですが、
最後には彼がエニスの為にセラードと対決するのかなと
思いました。



アイザックとミリアは相変わらずのマイペースっぷりで
何よりです。
そして、私にとって一番分からないのが
イブの時間軸なんですが……
彼女がガンドールを訪ねたのは、
兄のダラスが不死者化するより前なんでしょうか。
後なんでしょうか??



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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第12話「フィーロとガンドール三兄弟は凶弾に倒れる」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-12-12 21:06  nice!(0)  コメント(0) 
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