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感想:ドラマ「傍聴マニア09〜裁判長!ここは懲役4年でどうすか〜」第6話 黙秘する殺人犯は同級生*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

ドラマ
「傍聴マニア09〜裁判長!ここは懲役4年でどうすか〜」の感想です。
今回は第6話「黙秘する殺人犯は同級生」です。


私は原作の漫画を読んでいません。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の第5話「美人医大生謎の猟期殺人」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-20-2

各話の感想記事のURLは
他作品と共に、こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/drama200910


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今回は、これまでとは毛色が違ったお話でした。
タイトルから分かるように、
今回のゲストキャラクターである被告人の女性が
主人公の北森夫の元同級生だった事は勿論ですが、
これまで出てこなかった拘置所が初登場したり
(北君も中に入って、被告人と面会している)
今までは傍聴するだけだった北君が
被告人側の証人として出廷したり……と
アクティブな内容になっていました。
北君が拘置所に訪ねていったのはともかく、
まさか彼が法廷で証言をするとは思わなかったので、
彼のスーツ姿を見た瞬間は、
私も「えええ」とびっくりしてしまいました。
北君は、背が高いのに猫背なので
彼がスーツを着たというより
“スーツに着られている”感が強かったです。



元同級生が起こした障害事件については、
不運だったとしか言い様がないと思います。
一昔前と違い、ここ十年〜十五年ほどは
AV女優さんもだいぶメジャー化していて、
たとえば、おっぱい要員としてテレビドラマに呼ばれる事も
珍しくない上に
(少し前だと「特命係長只野仁」、今だと「嬢王」とか)
割とあっけらかんとしている方も珍しくないのでしょうが、
やらずに済むならやりたくなかった、
普通の俳優さんになりたかったと思っている人も、
相変わらず多いはずです。

ましてや、この元同級生は
家賃等の生活費を得る為に
最後の手段としてAV女優になったので
苦渋を飲んで仕方なくという事情があります。
彼女自身は、過去をちゃんと受け止めているようですが、
それでも、
余命半年の母親だけには知られたくないと思った事は
当然で、ごくごく自然な事だと思います。
生い先短い母親に、これ以上、余計な気苦労なんか
掛けたくないですものね。
でも、傷害罪で逮捕という事態になり、
結局、母親を心配させてしまった点は
残念でなりませんでした。



以前から、被告人(元同級生)が被害者の男を嫌っていた点、
そして今回の卑劣な脅迫行為を思えば、
AV女優だった自分の過去を隠す為に
法廷で黙秘せざるを得なかった事態になったのは、
被告人にとって本当に不本意な事だったと思います。
本当は、被害者の男を訴えたいぐらいなのに、
逆に、彼を庇う事になっていましたから……。

法廷に立った北君が、敢えて嘘を吐き、
元同級生の被告人が進んで自白するように促したのは
大変良かったと思います。
被告人がAVに出演していた過去については、
友達である北君が口にしたら
彼女が余計に辛い思いをしますし、
何より、その後に被告人が「言おう」と自ら思うようになった事が
物凄く大きかったと思えたので……。



“小原ひいろ”という名前は
いかにもAV女優さんっぽかったです。
北君が、パソコンでこの名前を検索して驚いたのを見た時に、
「あぁ、きっとエロ画像かAVのパッケージが出ちゃったんだな」と
私も想像していましたので、
彼が証言台に立った事以外では、
意外性はあまりありませんでした。
でも、先が分かっていても、
今回のお話は、見ていてやっぱりせつなかったです。
最後、元同級生がすっきりした顔をしていた事だけが
救いでした。



それと、喫茶店で三人が集まる最後のシーンにおいて、
山ちゃんのパフェに刺さっていたウエハース?に、
デフォルメされた彼の似顔絵が
チョコレートの細い線で描かれていたので
私は笑ってしまいました。
“風と共に去りぬ”のチラシ画像が変化するより
面白かったです。


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感想は以上です。

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続きの感想も書きました。
第7話「運命を変えた衝撃の裁判」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-11-27 04:18  nice!(0)  コメント(0) 
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