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感想:ドラマ「ロングバケーション*再放送」第8話 別れの朝*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

フジテレビで再放送中のテレビドラマ
「ロングバケーション」の感想です。
今回は第8話「別れの朝」です。
以下にはネタバレがあります。


前回の第7話「眠れぬ夜」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-10-1

各話の感想記事のURLは、他作品も含めて
こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/drama_re


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この回の見所は、なんといっても
タイトルにもなっている朝のお別れのシーンですよね。
外にいる南と、アパートから顔を出す瀬名の会話は
何とも言えなかったです。
南の「こんな事なら一回ぐらいやっときゃ良かった」の台詞は
秀逸だと思います。

その前(南が瀬名のアパートを出ると決めた時)から
二人とも何も言わず、
自分の気付かない振りをしているけれど、
このまま別れたくない/共同生活を続けていきたいと
双方共に望んでいるのが、ミエミエで……。
南が自分で決めた事とはいえ、
彼女自身が本気で望んだのではなく、
状況的にそうせざるを得なくなった上での行動というのも問題ですし、
(杉崎さんとちゃんとつきあうなら、瀬名とは同居できない)
瀬名は瀬名で、本当は南とずっと一緒に住みたいのに
杉崎さんとつきあおうとしている彼女の邪魔になってはいけないからと
何も言わないでいるし。
あぁもう、何とも言えない焦れったさがありました。

その前の夜に、ひどい口喧嘩をしておきながら
朝はああやって別れているのも良かったです。
あの時の二人が醸し出していた空気は、もう家族っぽかったと思いました。
短期間とはいえ、二人は濃密な時間を過ごし、
たくさんの喧嘩をして仲直りもし、相手を気遣ってきたからか
ちょっとやそっとじゃ切れない絆ができていたんだなぁと
改めて感じました。



さて、杉崎さんのバツイチ&子持ち問題について。
今ではバツイチの人なんて珍しくないですけえど、
さぁこれから結婚も視野に入れてつきあおうとしていた人が
上記の状態だと、
さすがに何も気にせずにはいられないですよね。
でも、それまで黙っていた杉崎さんにしても、
この事情は、進んで自ら口外して回る内容ではない以上、
何か言う機会がなければ黙っているというのは
当然の事だと思います。
ただ、南の場合は、
先にそれを知っていたら
杉崎さんを恋愛の対象から外していたかもしれないので、
付き合う事になった(前回のラストシーン)時点で
それを知っていたか否かの問題は大きかったと思います。
しかも
それを「(杉崎さんが)嘘吐いてた」と指摘した瀬名に対する
南の言動を見てみると、
彼女は意固地になっていたというか
無理に、「そんなの問題じゃない」と突っぱねてますよね。
まるで自分は平気だと装っているみたいに。
瀬名が南を「オヤジぶって……」と見抜いたように、
彼も彼女の本質を見ているのに二人ともまったく気付いてないのが
もどかしかったです。

ところで、この“最後の夜”の時の桃ちゃんの歌は
しつこかったと思います。
いかにも昔のドラマだなぁと思ってしまいました。



さて真二。
どう見ても、ルミ子さんによる皆へのカレシ見せつけは
真二に対する当てつけでしたよね。
そして、それに見事に引っ掛かって動揺している真二が莫迦だ……。
もう、真二は涼子ちゃんと付き合うと決めたのだから、
今後はずっと彼女一辺倒になっていればいいのに、
未練がましく、ルミ子さんの事で面白くなく思ってしまうのには
ちょっと呆れました。
まぁ、真二がルミ子さんを嫌いになって別れたのではない分、
どうしたって彼の気持ちが揺れ動いてしまうのは仕方がないのでしょうが、
本当、誠実さがない男だなぁと思ってしまいました。




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続きの第9話「瀬名の涙」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-10-3

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-11-10 16:04  nice!(1)  コメント(0) 

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