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感想:NHK土曜ドラマ「チャレンジド」第4話 悲鳴が聞こえない*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

NHK土曜ドラマ「チャレンジド」の感想です。
今回は第4話「悲鳴が聞こえない」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。


第3話「14歳のメロス」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-24-5

各回の感想記事のURLは、他の作品も含めて
こちらでまとめる予定です。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/drama200910


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こちらは、私の大好きなドラマなのですが……
いくら大事な生徒を探す為とはいえ
目の見えない塙先生が、新谷先生だけを連れて山に残るのは
あまりにも無謀すぎると思いました。
勿論、実写ドラマがリアリティを追究する必要はありませんが、
今回の場合、消えた女性生徒を町中での失踪に代えても
あまり大差はないような気がしたので……。
(死ぬ死なないの話は、それこそ
女子生徒がナイフを手首に当てようとする程度で
「死にたいほど辛く追い詰められている」のを表せると思うので)
こちらの作品は、普段、学校・教室が物語の舞台なので、
今回は山のシーンをふんだんに入れた事で
良いメリハリは出たと思いますが、
塙先生を無理に山の奥に入らせる展開にしなくても良かったのになと
思いました。

山道って、障害がない人にとっても歩くのが難しい上に、
三人で下山する際は、道なき道を無理に下りたんですよね。
塙先生が転んで足を傷めるシーンがあったとはいえ
無事に下山できたシーンについては
「まさにドラマで、都合が良い展開だなぁ」と
冷めた目で見てしまいました。



ただ、塙先生が行なった
イジメを苦にしている女子生徒への説得は
大変良かったと思います。
あれは、言葉がちょっと不謹慎かもしれませんが、
障害を持つ人でないと出ない重みと、
本気で死にたくなった気持ちを味わった経験がある人しか持てない説得力が
感じられました。
塙先生も、目が見えなくなると分かった時は
本当に絶望を味わってますものね。
視力を失うのとイジメではどちらが辛いか……は、
天秤に掛けて比べる事ではないので、
「それぞれが相応に辛い」と答えるべきだと思いますが
先に“かつては死にたくなったけれど、今は前向きに生きている”人の言葉は、
女子生徒にとって、先人のそれになったのではないでしょうか。



それが胸に響いたからこそ、
バスに戻った女子生徒が、勇気を出して
自分を虐めた子に話しかけられたんだと思います。
残念ながら、今回はすぐに結果が出ませんでしたが、
次回予告を見ると、虐めた子が虐められる側になりそうなので、
そうしたら、今回の女子生徒が彼女を救うのかなと思いました。
今後、二人が仲直りした後で、揃って
塙先生用の点字シールを学校に貼るような展開になったらいいなぁと
思っています。



修学旅行の宿泊先の部屋で
酒を呑んでくだを巻く先生が面白かったです!
そして、修学旅行に行けない事を奥さんに報告した塙先生が
「1000円以上のお菓子を持ってきた生徒から没収したかった」と
ひどく残念そうに言ったのも、おかしかったです。
生徒からしたら、没収されるなんてとんでもない話ですが、
確かに、自分が先生になったら
生徒から没収したい(ちょっとからかいたい)という気持ちが
出るかもしれません。




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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第5話(最終回)「さよなら、先生」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-08-1

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-11-04 22:55  nice!(0)  コメント(0) 
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