さくらもちモチ

感想@アニメ「君に届け」第5話：決意*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「君に届け」の感想です。
今回は第5話（Episode 5）「決意」です。
ネタバレがあります。
原作は、何年も前に序盤だけ読んだ事があります。


前回の第4話「噂」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-28-1

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-02-2


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今回で、誤解が完全に解けるシーンまで放送されると思っていたので、
途中、良く言えば「丁寧」、悪く言えば「だらだら」と
細かな描写が続いた事と、
トイレのシーンで終わった事に（続きが次週である事に）
ちょっと驚きました。

描写は丁寧だった反面、
お話のスピードががくんと落ちてしまって、
ちょっとだけもたもた感があったかなぁと思います。
個人的には、もう少し端折ってもいいかなぁとは思いましたが、
丁寧に描かれた分、各キャラクターの心象風景は丁寧だったので
その分、情感たっぷりで
視聴者が共感しやすい作りになっていたと思います。

また、原作の長さを考えると
これから先の話の方が格段に長いので、
序盤のお話で、こんなに尺を使っちゃって大丈夫かなぁとの
一抹の不安もあります。
ただ、このお話が序盤の肝であるのは間違いないので、
ここさえしっかり押さえておけば
後は多少飛ばしても大丈夫かと
制作側が見越しているのかなとも思いました。



爽子とやのちん＆ちづの誤解は
根本的には誰も悪くないので、
早く元通りになってほしいなと願うばかりです。
爽子の場合、悪い/悪くないという問題でなくて、
単に、人付き合いについて彼女が全く馴れてない現状が
宜しくない方向に一気に出ちゃった気がします。

まぁ、やのちんとちづが爽子の返事をまともに聞けなかったり、
爽子が、その場にいない二人について語った際に
「友達じゃないよ（友達と呼んでしまうなんておこがましい）」と
否定したりしたエピソードは、
原作者の意図で敢えて作られた状況で、
爽子に問題があるわけではないので、とりあえず置いておくとして、
爽子が、自分と付き合うと皆に迷惑が掛かると
変に勘違いをして自主規制してしまう辺りは、
これまで友達を作れてこなかった弊害が出たなぁと思いました。

やのちんとちづ、風早君が、爽子にとって初めて出来た友達なら、
普通の人が幼稚園〜小学校〜中学校と、
十年ぐらい掛けて得る経験を、
爽子はこの数日で一気に取得したわけですよね。
以前の、爽子さえ肝心な一言をちゃんと口に出せていれば
状況は良い方に向かったかもしれない局面があった事については、
私は見ていてもどかしく、「なんでそうなるかな」と苦笑いも出ましたが、
爽子には経験がないのだから、戸惑って当然、
大事な一言を口にできなくて当然なんでしょうね。
今回の放送で、爽子が風早君の指摘を受けて、
物事を自分の中だけで勝手に終わらせては駄目だと気付き、
実際に行動に移そうとしましたが（最後のトイレのシーン）、
人はこうやって学ぶよなぁと、思わず頷いてしまいました。
爽子が素直だからこそ、
また、風早君の言葉が本当に身に染みたからこそ、
ああやってすぐに行動に移せたんでしょうね。



風早君の励ましの言葉は……
「これ、もう爽子に告ってるのと同じじゃん！」と
ツッコミを入れずにはいられませんでした。
爽子が風早君の思いに全然気付かないからこそ、
このお話は成り立ってるので、
ここで彼女がそれに気付く事はまずないんですが、
こうまで言われても恋愛のシーンにならないのは
ある意味ファンタジーだなぁと思いました。
あれだけ鈍感すぎると、
爽子が、風早君目当ての女性から煙たがられるのは
何となく分かりますね……。
下手をすると、今後、爽子の何気ない言動が
彼女たちの気持ちを逆撫でするかもしれません。
なんていうか……無意識のうちに火に油を注ぐ感じで。
でも、爽子自身はとても良い子だから
それを知っちゃうと、とても憎めないんですよね……。



最後のトイレのシーン。
爽子は純真な人だから、
悪意をもって噂を流している人がいるなんて
全く思ってなかったんでしょうね。
誤解が元の噂なら、爽子の行動は正しかったのでしょうが、
今回は違ったので、その悪意を彼女がまともに受ける羽目になりました。
次週は見物ですね〜〜！！
爽子には辛い展開ですが、その先には幸せが待っているので
何とか頑張ってほしいです。







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感想は以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。

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第6話「友達」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-11-11

宜しければ、合わせてどうぞ。

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