さくらもちモチ

感想@アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」第27話 狭間の宴*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」の感想です。
今回は第27話「狭間の宴」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の漫画を読んでますので、
まだアニメ化されてない部分に記事で触れている場合があります。


前回の第26話「再会」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-04-4

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-7


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既に、次回の第28話「おとうさま」の回も視聴しているのですが
とりあえず今回は、第27話「狭間の宴」の感想のみを記します。
（本当は、例外として二話分の感想をまとめて記すつもりでしたが
第27話分だけでもそれなりの文章量になったので、やはり分けました）



地元の小さなお祭りにて、
ホーエンハイムが若い頃のピナコ婆さんと酒を酌み交わすという
新規映像から始まった総集編でした。
エド達の会話で、ピナコ婆さんの若かりし頃は
それこそイメージ映像のようにちょっと出ていただけなので、
総集編を行なう（ホーエンハイムが過去を振り返る）為の
前振りという役割でも
彼女をちゃんと描いてもらえて嬉しかったです。
それにしても、若い頃のピナコ婆さんは、
気立てが良くて美人で、とっても良いですね！！
お婆さんになった今でも最高に素敵ですが、
若い頃も同様で、私の想像通りでした。



過去回想について。
作品の基本的な知識に関しては
（視聴する者が最低限知っておかなければならない設定）
ホーエンハイム達の会話によって、簡単な説明がなされていました。
でも途中からは、
あまりにも色んな事件が起こり過ぎていて、
言葉で説明するのではとても追い付かないからか、
映像と台詞によって、勢いで見せるようになっていました。

こういう総集編は、
新規でこれから見ようと思う人には不親切である一方で、
作品にちゃんとついてきた視聴者には
「もう見たよ」と飽きられる原因にもなるので、
一体誰の為の総集編？と問いたくなる場合があるのですが、
今回もそうでした……。
私は懐かしんだだけで終わってしまいました。
まぁ、スポンサーとの最初の契約で、
「シリーズの中で×回総集編を入れる」と
決められている場合もありますし、
何より、それほど熱心でない
（なんとなく見てるようなライト層の）視聴者は
「あぁ。そういえば、こんな事もあったなぁ」と
振り返る事ができるので、
この手の総集編をやるのが悪いとは言えないのですが、
せっかくお話が盛り上がってきた時にこれ……というのは
ちょっと淋しかったです。
通常放送の次を早く見たいと、焦らされました。



ただ、次回から
諸悪の根源である「おとうさま」が本格的に出てくるに当たり、
ここでホーエンハイムの覚悟のようなものが見られたのは
大きいと思います。
このハガレンという物語は、
エルリック兄弟が人体錬成を行なった日から始まっていますが、
現在の連載分までを読んだ状態でこれまでのお話を振り返ってみると、
ホーエンハイムがいよいよ本格的に行動した時から
終わりに向かってお話が転がり出したような気がするんです。
なんていうか……語弊があるかもしれませんが、
ホーエンハイムが動く前の部分は、
物語の壮大な前置きだったようにも思えるんですよね。
長い時間を掛けて、世界観やら現状やらを丁寧に説明し、
登場人物もあらかた出して、伏線もたっぷりと張るのが目的だったように。

なので、ホーエンハイムが過去を踏まえた上で、
いつかの場所と同じ所で酒を呑み、旅に出るシーンは重かったです。
今はピナコ婆さんが一緒でないというのも良かった。
そうそう、過去でホーエンハイムに対して
「踊ろう」と話し掛けてきた少女は
子供時代のトリシャなんですか？
見ている時は「もしかしたらそうかなぁ」と思う程度だったのですが
ＥＤでのクレジットにそうあったので、
「やっぱりそうなの？」との思いを強めました。
そのトリシャが大人の女性になり、もう亡くなっているというのも
せつないですね。
月日の経過による無情さを強く感じました。





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続きの第28話「おとうさま」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-10-19-4

宜しければ合わせてどうぞ。