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感想「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜(ファントム)」第26話:江漣*最終回 [アニメ感想]

*最後のシーン以外の感想も後に追記しました


アニメ「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜(ファントム)」の感想です。
今回は第26話「江漣」です。
原作のゲームや漫画などは見ていません。
以下の感想にはネタバレを含みます。
今回が最終回です!


前回の第25話「決着」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-18-1

各話の感想は、他作品も含めて
下記一覧ページでURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-9


────

この「ファントム」は、関東ですと放送時間が
TBSの「大正野球娘。」と一部分が重なっています。
私の場合、HDに録画している「ファントム」は、
「大正〜」を見終えてから、残りをリアルタイムで見て、
後日、録画分を最初から見直すという事を行なっています。

なので、放送が終わったばかりの今は
アインがサイスとの対決を終えた後のモノローグ、
そして六ヶ月後の顛末のみを見ています。
本来は、今回の放送を最初から視聴した上で
感想を書かなくてはならないのでしょうが、
どうにも我慢ができないので、
寝る前にとりあえず、最後のシーンについて感想を書いておきます。
(その他については、後で改めて追記します)

荷馬車に乗ったオジサンが
いかにもな感じで通り掛かったので、
玲二がすっかり油断している事もあり、
これで彼が撃たれたら凄い展開だよなぁと思ったら
プスッっていう軽い音が……!!!!
サイレンサー付きの銃の発砲音ですよね。あれ。
もうもうもうもう、びっくりしました。
一瞬、聞き間違えたのかとも思いましたが
(テレビからではない音を、そうだと思い込んだのかと……)
でも、あの音はどう考えても銃の発砲音だったので、
当初、撃たれた玲二が微動だにしなかったのが余計に
「あぁ、これは絶対に撃たれてる撃たれてる」との
実感に繋がりました。

エレンがそれに全然気付いてなくて、
「あなた(玲二)に貰った名前、一緒に過ごした過去、
そしてあなたがいるから生きていける……」という
せつないけれど、とても素直で素敵なモノローグが流れている最中に、
玲二が上記のように撃たれ、
そして、彼の身体が横にぐらっと傾いたのが
余計に悲しみを煽ってますよね。
さすが、黒田洋介さんがスタッフとして関わっているだけあるわーと
思いました。

正直、「約束は守れなかったけれど」と、
これまでの反省を未来に生かそうとしている玲二の気持ちは、
ちょっと都合が良過ぎる気がしたので、
彼とエレンが揃って生き残る最後には、
物足りなさを覚えていました。
最終回は、やはり大団円であるべきなんでしょうが、
特にキャルが、ああいう顛末だったので、
(キャル自身は、玲二の幸せを望むでしょうが)
玲二とエレンが幸せになりそうな予感が募れば募るほど、
キャルへの哀れみが募ってしまっていたんです。
でも、こうして実際に玲二が撃たれたシーンを見ると、
非常に動揺してしまいました。
玲二が、組織の者らしき暗殺者によって
撃たれて倒れたのだけが明確で、
もしかしたら、彼は一命を取り留めているかもしれませんが
(でも、組織の人間に撃たれたのなら
まず間違いなく、彼は心臓を撃たれていると思いますが)
物凄く勝手な言い分ですが、
こういう悲しい最後はより見たくなかったと、
改めて思います。

でも、びっくりした……。
本気で、テレビの前で「うわあああああああ」となりました。
木曜日の深夜は、関東では各局でアニメが放送されていて、
時間帯で言うと、この「ファントム」が最後なんですよ。
で、まさに「もう寝なきゃ」と思っていた
(放送終了と同時にテレビの電源を落とすつもりでいた)ので、
たまげました。

とりあえず寝ます。
上記にも書きましたが、後で改めてこの記事に感想を追記します。
この記事も一度も読み直さずにアップしてしまいますので、
誤字脱字や誤変換、日本語としておかしい部分があるとは思いますが
お見逃し下さい。



(追記)
というわけで、朝を迎えまして、
改めて今回の放送の最初から視聴しましたので
感想を書いていきます。

サイス=マスターは、最後まで彼でしたね!
ここまで内面がブレないキャラクターは珍しいです。
普通は、成長したり、信念を変えたり、
それこそ敵に対する考えを修正したりするものですが
“アインは自分の手の内にある
(彼女が、最終的には自分の思った通りの行動を取る)”との考えは、
サイスの中で全く変わりませんでした。
これは、サイスがアインを信じたというより、
彼女を洗脳した自分の能力への過信でしょうね。
だからまさに、アインによって殺されたサイスは、
志賀に言われていたように、
彼自身が書いた筋書きに裏切られて死んだようなものです。
ただ、アインに撃たれた際のサイスは
変態さん宜しく、とても幸せそうだったので、
傍目には確かに無様だったかもしれませんが
当人は物凄く満ち足りていたのかもしれません。
エレンは、サイスより、玲二と生きる方を選びましたが、
彼女の中でサイスの存在が消える事はありませんし、
それこそ、彼女自身の手で決着をつけてしまった事は、
彼女の魂に刻み込まれたでしょうし……。

エレンがサイスの支配から逃れられた最大の要因は、
やはり、“江漣(エレン)”という名を
玲二に与えられた事だと思います。
“アイン”も確かに名前ですが、
こちらはあくまでコードネームです。
組織が仕事を行なう際に、名無しでは都合が悪いので、
便宜上、付けられたようなものだったはずです。
(アインはドイツ語で“1”を表わす単語です)
また、エレンは“ファントム”とも呼ばれましたが
これはインフェルノ内で最高とされる暗殺者に与えられる称号なので、
アイン以外の人間にも与えられていました。
つまり、それまでアインと呼ばれていたあの少女は
玲二から江漣という名を与えられ、呼ばれた事でようやく
一人の人間──“個”としての存在を許されたわけです。
最初は、エレンも、名を与えられた事を嬉しいと思うだけで
あまり深くは考えてなかったかもしれません。
でも、一度は離れたサイスの元に再び戻った後、
改めて彼と決別してからは、
江漣という名が自分にある
──組織の暗殺者ではない自分が存在できる世界の象徴である名と、
その名を考え、自分に与え、そして一緒に生きてくれる玲二が
途方もなく愛しかったはずです。
この時点で、もう、エレンはアインでなくなっていて、
当然、サイスの試作品のお人形でもないのですが、
サイスの盲点は、エレンのこの変化を見抜けなかった点でした。
本当、サイスにしてみれば、
エレンを根本的に変えてしまった
(人形を人間にしてしまった)玲二は、
天敵のような存在だったかもしれません。

まぁ、アインを奪われた腹いせに、
サイスはキャルを変えてしまいましたが……
サイスは、元からキャルには人形としての役目を期待しておらず
(人形として育てるには我があり過ぎる)
敢えて、洗脳をしたり記憶を失わせなかったりした事からいって、
最初からキャルを玲二とエレンに対する当て馬にするつもりで
ドライとして育てたはずです。
そして、サイスが望んだように、
キャルは玲二と銃口を向けあいましたが、
ドライ対ツヴァイの戦いにならず、
キャル対玲二の戦いになっていたのが、
これまた計算外だったと思います。
(暗殺者同士の戦いではなく、個人同士の戦い)
サイスは、キャルがどう死のうと、
キャルが死に際に何を思おうと、関心はなかったでしょうが、
彼女があんなにも満ち足りた気持ちで逝ったとは
夢にも思わなかったと思います。
また、キャルに襲われた事で
特に玲二は、キャルとの戦闘を経た事で
心に傷を負いましたが、
彼女の死を、逆に奮起材料にしたのも
サイスの盲点だったと思います。

結局のところ、確かにサイスは
暗殺者を作るのに長けていたかもしれませんが
人間の強さというか、可能性を否定した点に
甘さがあったと思います。
そういうサイスが、
元は彼の人形だったエレンに殺されたわけですから
皮肉な話です。
ただ、サイスは、人間になったアインに失望をしていても、
最期の瞬間は、
まるで人形が持つ未来の一つの可能性
(人形の最終型)を見て満足していたようにも思えます。
彼の最期の笑みには、
事をやり遂げた時に感じられる達成感が含まれているようでした。
でも、決別宣言を本気で行なったエレンに対して
「素晴らしい」と賞讃できる余裕が、サイスにはあるのに、
彼はそれでも、最終的にはエレンを再び従わせられると疑わなかった
(そうできると確信していた/自分を信じていた)のが
哀れでなりません。



さて、量産型のファントムである
ツァーレンシュヴェスタンについて。
前回までキャル云々のお話をやっていたので
仕方ないのですが、
彼女たちが出落ちみたいな存在になっていて、勿体なかったです。
勿論、私も、視聴前から
「どうせエレンと玲二にあっさりと倒されるだろう」との予想は
していましたが、
あまりにも彼女たちが二人に簡単にやられ過ぎです。
後になって視聴者がぐだぐだ言っても仕方がないのですが、
キャルのお話は前々回で終わらせておいて、
前回は、エレンと玲二による
対ツァーレンシュヴェスタン戦の死闘をメインに行なっても
良かったのではないかと思いました。
普通に考えれば、ツァーレンシュヴェスタンも充分に強くて、
全員があっさりと倒されてしまったのは、
エレンと玲二の戦闘能力が元々高い上に、
覚悟を決めた彼らには
通常よりも強さを発揮できる精神力があったからでしょうが、
今回の放送では、ツァーレンシュヴェスタンがただ弱いようにしか
感じられませんでした。

サイスと対峙した後で
ゼクスとズィ−ヴェと戦ったアインは(特に体術)、見事でした。
「すげー」と、
私はテレビの前で惚れ惚れとしてしまいました。
銃で相手を殺す事は効率が良いので、
それよりも分が悪いナイフや体術での戦闘は
どうしても少なくなってましたが
やはり映えますね!
良い緊張感もあって、大変面白かったです。

同時刻に教会で戦っていた玲二が、
キャルの思い出の懐中時計を利用して敵を倒し、
「最後まで頼って……すまない」と謝るくだりも
素晴らしかったです。
あれは、敵が優れているからこそ
(集中しているから、僅かな物音にも反応してしまう)
生きる策でした。



六ヶ月後、
エレンの過去を知る為に、サイスの過去を辿った二人は、
香港のとある孤児院に着きましたが……
確か、エレンのこま切れの記憶の中には
ブランコが揺れる映像もありましたよね。
(私の記憶が曖昧なので、間違っていたらすみません)
それは、エレンがサイスに引き取られるまで
この孤児院で遊んでいた時の記憶なのかなと思いました。



そして、六ヶ月後のラストシーンについて
改めて感想を書きます。

最後、エレンが微笑んでいるのがせつないです……。
玲二は、撃たれる直前のモノローグで、
エレンを笑わせたいと心から望んでいましたが、
彼が今さらそう懇願しなくても、エレンは、
玲二に与えられた名と、玲二と共に生きてきた過去と、
今後も玲二と生きていくと思う事で
もう笑えるようになっていたのが、
ここで分かります。
だからこそ、“玲二とこれからも生きていく”事が失われた今、
このエンディングの後で、
エレンがどのように嘆き悲しんだかと思うと
辛くてたまりません。
エレンは、またひとりぼっちになっちゃったんですね……。
もし、エレンが日本に帰れば、
きっと藤枝美緒ちゃんが優しく迎えてくれるでしょうが、
エレンはそうしないと思います。
大好きな、故郷であるモンゴルの大地に玲二を埋めて、
また独りでひっそりと生きていくんだろうなと、想像しました。
エレンは、玲二をそこに埋める事によって、
自分の代わりにその空を見上げてもらう事を
彼に託すのではないかとも、思いました。

エレンが触れていた花の花弁が一枚無くなり、
玲二を撃ったであろう薬莢が道ばたに転がっている図も、
見ていて辛かったです。
そしてエレンは、穏やかな様子で微笑み、
寝転んでいましたが、
事実を知らないからこその様子ですよね。
この後、エレンに、測り知れない絶望が訪れるのかと思ったら
胸が痛くて痛くてたまりませんでした。



さて、総括です。
私は、感想記事の最初にも書いたのですが、
この「ファントム」はずっと録画していただけで、
その録画分をまとめて見た
+リアルタイムでちゃんと視聴するようになったのは、
折り返し地点の頃でした。
それからは、がっつり視聴していましたので、
放送が今回で終わってしまったのが、とても残念です。
原作を知らない事もあり、
毎回、ハラハラドキドキさせられました。
お話が日本編に移った第三部からは、
ちょっと中だるみ感も出ていましたし、
総集編を行なった回数も
他作品と比べると多いなとは感じましたが、
全体的に面白く視聴できました。
特に、キャルが登場する前のお話と、
キャルが登場した後でエレンも敵として再登場した頃は
もう本当に、緊張しながら楽しく視ました。

お話の結末がこうだったのは、淋しくてたまりません。
あの直前まで“駆け落ちEND”として
割と幸せに終わるのかと思いきや、
一転して不幸展開で締められたことに対して、
私はびっくりしているのもあり、
何となく虚しい──虚無感を覚えています。

エレンのお話はまだ続くけれど、
玲二のお話は、今回の彼の死をもって完結しています。
彼が最後に望んだエレンの微笑みについても、
彼の知らないところで行なわれたとはいえ
ちゃんと実現しましたので、
作品としては、見事な終幕だったと思います。
人の死が無縁でない作品である以上、
淋しい内容で終わるのは、
ある意味、当然かもしれません。

でもでもでも
本当に面白く視聴しました。
こんな事なら、最初からリアルタイムで見れば良かったと
何度後悔したか分かりません。
制作スタッフ様、キャスト様
本当にありがとうございました。

感想をお読み下さった方にも御礼を申し上げます。
ありがとうございました。






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2009-09-25 11:42  nice!(0)  コメント(6) 
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コメント 6

ハチクマ

どうも通りすがりのものですはじめまして。
いやー、原作プレイヤーとしてはほぼ原作(エレンルート)にそった流れだったので、このまま原作どうりでは終わらないなーとは思っていましたが・・・まさかまさか、ここで来るとは!!そして後味悪っ!
まあこのアニメのサブタイトルや玲二の(敵対マフィアのボスが父親とはいえ)子供殺しなど、よく考えてみれば玲二のこの結末はあらかじめ決まっていたんでしょうね。この作品の雰囲気にマッチしたエンドといえるとは思いますが、ハァ…切ない。
もしハッピーエンドを観てみたいというのであれば、ぜひ原作(PS2版あり)のプレイをおすすめします。わりと古い作品なので作画がひどいのはご愛敬ですが(笑)あと角川スニーカー文庫でノベルス(個人的な感想としては大団円)もでていますよ。
では、またいつか・・・長文駄文失礼しました。
by ハチクマ (2009-09-25 15:23) 

竹芝苑上

はじめまして。ファントムの感想で検索をかけて来ました。
予想通りとはいえ、結構バッドエンドだなーと思っていたんですが、エレンは死んでいないのでしょうか?最後に映った薬莢はエレンを撃った物だと思っていたのですが、違うんでしょうか?
ぶしつけな質問ですが、お許しください。
by 竹芝苑上 (2009-09-26 18:00) 

モスト

横から失礼します。
>>竹芝苑上さん
微動だにしないエレン、一つだけの薬莢という描写、
それとファントムらじおの最終回を聴く限り、そこの判断は視聴者に委ねるという感じらしいです。
by モスト (2009-09-26 20:29) 

さくら

■ハチクマ様
初めまして、こんにちは。
コメントをお寄せ下さり、ありがとうございます。
また、ゲームと小説のお勧めにも、御礼を申し上げます。

PS2版は、実はやってみたいなぁと思っていまして、
以前から探しているのですが
このアニメ版の影響を受けてなのか、お値段が高かったので、
暫く経ってお安くなったら買おうかと思っていました。
リズィ姉さんの絵が別の意味で凄いと伺ってますが
本当なんでしょうか……?

小説版は、存在すら知らなかったので
教えて頂いて、本当に有難かったです。
うちの近所の本屋には、残念ながら置かれてなかったので、
書店巡りをする際にでも探してみます。

あれから何度も最後の部分だけ
(夕暮れになってからのシーン)見直しているのですが
その度に、何とも言えない気持ちになっています。
この終わり方で間違いはないのでしょうが、やはりせつないです。
by さくら (2009-09-26 21:29) 

さくら

■竹芝苑上さま
初めまして、こんにちは。
コメントをお寄せ下さり、ありがとうございます。

私は、制作者側が敢えてはっきりと描いてない部分は
視聴者がどう受け止めようと、それで正解だと思っています。
もし竹芝苑上さまが「エレンは死んだ」と感じられたのなら、
それで良いと思います。
私も、そう思われた方の意見を否定する事はありません。

ただ、私は、
道ばたに落ちていた薬莢が一つしかなく、
銃声も一度しかしなかった事から、
撃たれて死んだのは玲二のみではないかと思いました。
それに、ここでエレンも玲二と共に亡くなってしまうと
逆に、彼女が許されてしまったような気がするんです。

以前から、自己犠牲のような言動をしていたエレンは、
自分が死ぬ事よりも
玲二が死を迎える方が、比べられないぐらい辛いはずです。
玲二を失った事が、
暗殺者アインに対する最大の罰のような気がします。
エレンは、アインとしての罪と罰をしっかりと受け止めながら、
これから独りで淋しく生きていくんだろうなと
私は想像しました。
by さくら (2009-09-26 21:43) 

さくら

■モスト様
初めまして、こんにちは。
コメント、及び、補足をして下さり、ありがとうございます。

「〜らじお」はweb版ですよね?
私のパソコンは推奨動作環境になくて、
実際に聞いてみたのですが、途中で止まってしまったので、
試した時以来、聞いてないのですが
あの番組は
シリーズ構成の黒田さんがゲストにいらっしゃった事もあるので
細かい事を知るには、聞くべきなんですよね……。

やはり、最後のシーンの判断は、視聴者に委ねられたんですね。
私は、記事の通り、
玲二だけが亡くなったのかなと思っていて、
それはずっと変わらないのですが
玲二も死ななかったエンドだけは
どうしても考えにくかったので、淋しくてたまりません。
by さくら (2009-09-26 21:48) 

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