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感想:機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第22話「未来のために」再放送*ネタバレあり [ガンダム00:アニメ感想]

ガンダム00セカンドシーズン再放送の感想です。
今回は、第22話「未来のために」の簡単な雑記&感想です。
ネタバレを含みます。


*日曜午後5時の本放送時も感想を書いていました。
その時の感想はこちら(非常に長文です)
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08-5

前回の第21話「革新の扉*再放送」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-29-2


ガンダム00のアニメ感想記事のURLは
ドラマCDやゲーム等の感想記事と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
機動戦士ガンダム00:アニメ・CD・ゲーム感想一覧


────

セカンドシーズンの最終話まで見ても、
私にはミスター・ブシドーの立ち位置が
よく分かりませんでした。

グラハム・エーカーとしては、
ファーストシーズンの最後で
エクシアと相討ちとなった時点で終わっています。
セカンドシーズンにおける
ミスター・ブシドーというキャラクターの中途半端さを思うと、
いっそ彼がグラハムのまま
セカンドシーズンに臨んでも良かったような気がしますが
彼は自身の外見、名前、所属や機体も変えて仕切り直した上で、
刹那が乗るダブルオーガンダムに挑みました。
主人公が負ける事は基本的に少ないので、
ミスター・ブシドーが刹那に負ける事は
言わば、最初から当然の事だったわけですが、
仮にもし、万に一つの確立で勝てたとしても、
その後の彼がどうしたのかが全く想像できない点が
問題だと思いました。
これは、セカンドシーズンの最終話で
何となく立っていた彼の姿に集約されているのでしょうが、
彼の物語は、これから始まるんですよね。
こう思うと、テレビシリーズの登場キャラクターの中では、
劇場版でどう描かれているのかが一番気になる人物だと
言えるかもしれません。



ミスター・ブシドーという名前といい、
“仮面の男”というガンダムシリーズのお約束を踏襲した外見といい、
グラハム時代から続く珍妙な発言といい、
彼のキャラクター性は作中で充分に立ってましたが、
それはあくまでネタキャラとしてであって、
物語の根幹に深く絡まずに終わってしまったのが
残念でなりません。
私はグラハムが好きだったので、
当然、ミスター・ブシドーも好きなのですが
意識をした上で改めてセカンドシーズンを見てみると、
彼が居ても居なくてもお話に支障が無いようなのが分かって
ちょっと残念な気持ちになります。
ファーストシーズンの時は、
ユニオンのエースという立場がありましたので
刹那との一騎打ちだった最終戦以外は、
彼=世界の動向の一つでしたが、
今回は彼自身が言っていたように、
“ワンマンアーミー”でしたからね……。
刹那が乗るダブルオーを
しつこく追いかけ回しただけで終わったと言っても
過言でないと思います。
勿論、アロウズと同様に、ミスター・ブシドーも、
ファーストシーズン後に生まれた世界の歪みの一つなので、
事例として挙げられる分には良いかと思いますが
グラハムだった頃の人気を
製作スタッフにいいように使われた感があるのは
否めません。
ファンとしては
ファーストシーズン最終話で一瞬だけ登場したあの姿でも
彼が生きているらしい事が分かって本当に嬉しかったですし、
レギュラーメンバーとして
セカンドシーズンでも出してもらえただけ有難いのですが、
せっかくああやって登場させてもらえたなら、
それなりの価値も付随させてほしかったと思います。
正直なところ、
「セカンドシーズンのミスター・ブシドーは
何の為に出てきたのだろう」と問われても、
「視聴者人気に応える為」としか答えられません。
奇妙な発言や、自動販売機の間に挟まるだけが
ミスター・ブシドーの魅力じゃないはずなんですが……。



アバンで描かれた
ダブルオーとスサノオの戦いにおいて、
「未来」を口にした瞬間だけ、刹那が金目になっているのが
興味深いです。
やはり、刹那のイノベイター化は、
平和な未来を望む気持ちと深く絡んでいるみたいですね。
彼が本気で未来を望んでいると分かる絵でもあるので
見ていて嬉しかったです。



後半のアロウズとの戦闘は、
トレミー組が久し振りに危機に遭う事もあって、
緊迫感が募っていて面白いです!
刹那のイノベ化がはっきりと描かれた以降、
ダブルオーライザ−の圧倒的な強さに磨きが掛かった状態になり、
イノベ組(リヴァイヴとヒリング)ですら
満足に太刀打ちできなかったので、
今回の戦闘で彼らを省いたアロウズに勝ち目はないのですが、
奇策によってビーム兵器の効力を失わせ、
なんとか互角に持ち込んだ点が、良かったです。
ここは、戦況も、それが変わる流れも分かりやすいですし、
何より、見ていて「トレミーがヤバい」と思える緊張感が良いです!
そして、ドキドキしている時に
連邦軍を率いるカティが登場した展開も、王道ですが素晴らしい。
ニクいなぁと思います。



話が前後しますが、
出撃の際にティエリアがロックオンの名前を出しているところが
聞いていてちょっと気恥ずかしいです。
ニールが亡くなっているから余計に
ティエリアが彼の言動を正当化している部分もあるのでしょうが、
当のニールに聞かれたら、
「お前さんは、俺に頼らなくても自分でちゃんと歩けてるよ」と
苦笑いをされそうだなと思いました。
勿論、ティエリアが、
記憶の中にいるロックオンに依存しているわけではなく、
あの時にああいったのはたまたまで、
それだけティエリアの気持ちが改まっていた事の証なのでしょうが、
ニールは、他人を導くような大層な言動を自分はしていないと
思っていそうなので、
ティエリアの言葉を喜びつつも、
「大袈裟だ」って笑い飛ばすかなぁと、想像しました。





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感想は以上です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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続きの第23話「命の華」*再放送の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-09-10-2

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-09-04 20:41  nice!(0)  コメント(0) 
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