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感想「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜(ファントム)」第20話:故郷 [アニメ感想]

アニメ「Phantom 〜Requiem for the Phantom〜(ファントム)」の感想です。
今回は第20話「故郷」です。

原作のゲームや漫画などは見ていません。
以下の感想にはネタバレを含みます。


前回の第19話「約束」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-08-2

各話の感想は、他作品も含めて
下記一覧ページでURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-9


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本編に対する感想の前に、
今回から変わったOPとEDについて
思ったことを書きます。

2クール(半年)の作品の場合、
話の折り返し地点でこれらが変わるのが普通ですが、
最近では、物語が終盤に入るのに合わせて
三分の二ぐらいの回で変えることも、決して珍しくないです。
そして、この「ファントム」の場合、
起用したアーティストは変わらないものの、
OP担当だったKOKIAがEDに、
ED担当だったアリプロがOPになったわけですが
……映像も含めて、OPはあれで本当に良いのですか?
と、尋ねたくなりました。
今回だけの特別OPである事をついつい願ってしまうような
生活感たっぷりな映像でした……。
キャラクターのファンは、
本編ではまず描かれないであろう彼ら二人の生活振りを見られて
嬉しいのかもしれません。
でも、殺伐とした世界を興味深く見守ってきた私には
「これはない」と言いたくなるような内容に思えました。

そして歌なのですが……
レコード会社が出資している以上、アニメ作品が
その会社に所属するアーティストの宣伝の場と化するのは
もう仕方がないですし、
いちいち文句をつけること自体、意味のない事だとは分かっていますが
この「ファントム」に限らず、アニメ作品は
いい加減にアリプロから離れた方が良いと思います。
私は、アリプロに対しては、好きでもないし嫌いでもないです。
ただ、こうしてアニメ作品で彼らの曲と触れ合うことが多く、
しかも、似た印象の曲ばかり聞かされるので、
失礼ながら「またか」と飽きています。
更に言えば、前回のOPが
「ファントム」の世界観をよく表わしていたので、
前回のOPはそのままで、
EDだけ今回のKOKIAのに変えてくれれば良かったなと
思ってしまいました。
EDのKOKIAの歌は良かったと思います。
映像は一部「???」なところはありましたが……。
冒頭に入るアインの呟きも、大変良かったと思います。



さて、本編の感想です。
人の目がない(美緒が去った後の学校の屋上)場所ですら
兄妹として完璧に演じきっていた玲二とエレンの元に
成長したキャルがやって来たというお話でした。

まずはこれですよね。
キャルが育ち過ぎ!!!!!!!!!!!!
おっぱいがボボンと出ていたので、見ていてビビりました。
今回って、前回から、確か二年しか経ってないんですよね。
組織の追跡の目を逃れた玲二達が、慎重に逃げて来た結果、
半年前から日本で落ち着いていた……という設定ですよね。
あのちまっとしたキャルが……いいお姉さんに……。
成長し過ぎです。
最早、別人です。
いかにもガムをクチャクチャと噛んでそうな
ナイスバディのキャルも、別に悪くはないですが、
視聴者の中には、
幼かったキャルを惜しんで涙した“大きいお友達”も
かなり多いような気がします。
私も、ちょっと残念に思いました。

キャルについては、次回以降で本格的に語ることになると思います。
楽しみです!



新キャラクターが登場しました。
梧桐大輔の過去回想として一度だけ出てきましたが、
彼の妹の藤枝美緒ちゃんです。
美緒は典型的な優等生(おとなしくて美人)のようで、
キャラクターとしてはあまり面白味はないのですが、
彼女は、やはり梧桐大輔の妹という立場が魅力的です。
今後、玲二たちとキャル、インフェルノが
日本で戦うにあたって、
梧桐大輔たちが必死で守ってきた秘密が
あっさりと露呈されちゃうんでしょうね……。
そして、本人の知らないうちに、
美緒は血生臭い世界に巻き込まれてしまうんだろうなと
今から想像できています。
美緒は勿論のこと、その友達も良い子っぽいので
できれば、彼女らがあまり悲しまない展開になってほしいです。



インフェルノからの刺客(キャル)からの警告を受けて、
玲二とエレンがアパート内で会話を交わすシーンは
情感があって、とても良かったと思います。
二人がどれだけ、あの平穏な生活を愛していたかが
ひしひしと伝わってきました。
特に、生活感がある部屋のカットは、
玲二とエレンの会話以上に、
彼らが本気でこの生活を大事にし、
普通の人間として生きようとしていたのかを
物語っていたと思います。
また、机の上には、高校生としてごく普通に教材が乗せられているのに、
開けられた引き出しの中には、拳銃と銃弾が入っているのも、
二人の生活の特異性がよく出ていると思いました。



今回、キャルは挨拶のみでしたが、
次回以降は、玲二を言葉で責めるのでしょうか。
また、エレンに対してキャルはどのように接するのでしょうか
……続きを見るのが、とても楽しみです。






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続きの第21話「憤怒」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-21-2

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-08-19 17:44  nice!(0)  コメント(0) 

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