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感想@CD 機動戦士ガンダム00アナザーストーリー「4 MONTH FOR 2312」*ネタバレあり [ガンダム00]

CDドラマ・スペシャル
機動戦士ガンダム00アナザーストーリー「4 MONTH FOR 2312」の感想です。
CDドラマスペシャルの第4弾です。

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CDドラマ第1弾「MISSION-2306」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-04-09-3
CDドラマ第2弾「ROAD TO 2307」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-04-09-4
CDドラマ第3弾「COOPERATION-2312」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-03

ガンダム00のドラマ・ラジオCD、ゲームなどの感想記事は
アニメの感想と共にURLを一覧でまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-24-7


────

今回はシリーズの偶数作品なので
シリアス(深刻なのではなく、内容が真面目であるという意味で)な
ドラマCDです。

ブレイクピラー事件が起こった後、
ガンダムの運用艦であるプトレマイオスが
アロウズの執拗な攻撃から逃げ回っている
“空白の四ヶ月間”に起きたお話です。

この作品で、本編において描写不足だった部分が補足されるだろう
……と、このCDに期待したファンの誰もが思ったはずです。
実際、私もそう思ってました──が、
聴き終えた直後である今は
「ちょっと期待し過ぎたかも」という軽い失望感があります。
こちらが勝手に盛り上がっていただけなのですが
もう少しつっこんだ内容になるかと思っていたので
「あれ?」と肩すかしをくったような気分になっています。



アニメ本編の四ヶ月後のシーンで、
・ヴェーダの奪還について、一部の人間は前々から話し合っていた
・ライルとアニューがこの間に恋人としてくっついた
と、分かる部分があります。
このCDでは、それらを補足するエピソードが挿入されています。

前者のヴェーダ云々のエピソードは、良かったと思います!
新参者であるライルだけが戸惑っていて、
ティエリアや刹那が説明役を担うのは、自然な流れでしたし、
実際にトレミーの中では
こういう会話が頻繁にあっただろうなと推測できました。
ただ、私は、
アニメ本編の最後で、ヴェーダ奪還作戦を行なう際に
ティエリアが肉体を喪失するシーンを既に知っている状態で
このCDを聴いたので、
なんとしてでもヴェーダを奪還する!と彼らが息巻くのを聴くと、
ちょっと辛くなりました。
ティエリア自身は、イノベイドとして皆を救えて良かったと
思っていたようですが、
私はやはり、彼が肉体を失った事が淋しく思えるので……。

一方で、ライルとアニューの初チュウ?話は
物凄く唐突だと思いました。
これこそが、このCDに対して「あれ?」と思った
肩すかしの原因です。
ライルは、
自分がアニューから好意を向けられていると分かった上で
二人の関係を手っ取り早く進ませる為に
ああやって実力行使したんだと思いますが、
「早撃ちが得意なんだ」と言っていきなりキスするのは
いくらなんでもしちゃいけないだろうと思いました。
少なくとも、“大人の男”がする事じゃないです。
アニューが本当にライルを好きだったので良かったですが
これ、勘違い男がやったら目も当てられないです……。
こう言ったら失礼かもしれませんが
このエピソードのせいで、
私の中のライルの株がちょっと下がりました。

私はライルとアニューのカップルが好きなので
余計にそう思うのかもしれませんが、
できれば、その「早撃ち」に至るまでの二人の心の交流を
このCDで聴きたかったです。
キスはもういいんです……
第20話の過去回想で一瞬だけ出てきたじゃないですか。
私にはあれで充分でした。
知りたかったのは、二人の心が移り変わる様です。
まぁ、他の媒体で、
ライルがアニューを好きになった理由は、
アニュー自身がいい女だった事と、
兄(ニール)と自分を比べない人だったというのを
読んでますので、
最初の出会いからライルがアニューに好感を持っていた上に
日常会話を積み重ねる事で
彼が彼女をどんどん好きになっていっただろうとは
推測できますが、
できればそれをドラマCDで聴きたかったです。
「これじゃ聴く前とあまり変わらないな」と思ったのが
正直な感想です。



ティエリア関係の会話(対刹那/対ミレイナ)は
総じて微笑ましかったです。
内容が決して微笑ましくない場面(深刻な話をしている時)も
ありましたが、
ファーストシーズンでティエリアが刹那に銃を向けていた
刺々しい過去を踏まえると、
どんなに真面目な会話でも、私には微笑ましく思えます。
かつては、“紛争根絶”という目的が一緒なだけで
他人がどうであろうと構わないと思っていた二人が、
スメラギさんの為に動く……というエピソードは
この二人のコンビが好きな私にとって、
それこそミレイナが喜んだ“スイーツ”みたいな存在でした。
このCDの中では、この話が一番好きです。



スメラギさんとラッセの会話、
ミレイナの“心に決めた人”を気にするイアン、
刹那とフェルトによるニール話、
ソーマと沙慈の“戦う/戦わない”の問答……と、
深刻な事情を抱えた状態での日常会話が綴られています。
収録された時間がとても短いので、
必然的に、皆の会話も短くなっていますが、
どれも、会話の先を想像させる内容になっていたと思います。
ただ、小さくまとまっている感がするのは否めないので
もうちょっと“ドラマCD”ならではのお話を聴きたかったです。

さて、敢えて上記に含めなかったアレルヤとソーマ。
マリーがソーマ化したばかりとあって、
アレルヤが戸惑ってしまうのは仕方ないのですが、
二重人格者である彼女の辛さを
身を持って知っているアレルヤだからこそ
彼女をソーマとして早く認めてほしかったと
改めて思いました。
「アレルヤが心配しているのはマリーで、自分ではない」との台詞は
私の耳にも痛かったです……。



さて、このCDを買うべきか否かですが、
刹那とティエリアのコンビがお好きな人なら
買っても良いと思います。お勧めします。
ライル&アニューのカップルちゃんがお好きな人は
……内容が上記の通り、ちょっとビミョーですが、
他の媒体でアニューが出るのは滅多にないので
その点に重きを置く人なら良いと思います。
(アニューの出番は少ないです)

また、ハレルヤさんと、ニール(過去回想)も
僅かに出ていますので、
「出番の少なさに目を瞑ってでも
彼らが出ている作品なら欲しい」という方も
外せないと思います。





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2009-08-07 22:15  nice!(0)  コメント(0) 
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