さくらもちモチ

感想「うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜」第5話：光を覆う心　[アニメ感想] [編集]

アニメ「うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜」
第5話「光を覆う心」の感想です。
ネタバレを含みます。
原作となっているパチンコ「海物語」はやった事がありません。


前回の第4話「試される心」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-18-1

各話の感想記事のURLは、他のアニメ作品の感想と共に
こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-27


────

タイムリーにも、今回は皆既日食のお話でした。
日食のせいで、清らかだったマリンの心までもが悪に蝕まれて
ついウリンに酷い事を言ってしまうのが印象的でした。
でもそれは、日食によって悪い感情が増幅されただけで、
無から生まれたものじゃないんですよね。
（マリンも自覚しない程度に僅かに持っていた感情が、膨らまされたはず）

当初からウリンが劣等感らしきものを感じていて、
マリンと夏音が出会ってからは、
大事なお姉ちゃんを取られたと思うようにもなってしまったのは
これまでの回でもよく描かれていました。
なので、放送の最後であの指輪をはめて、
ウリンまでもがいよいよ暗黒化した展開は、
中盤に向けてのいいネタになったと思います。
これまで、セドナによって変化させられた敵を相手にして
勧善懲悪の一話完結だったのが、
初の続き物・明確な敵がいない状態になったのが、面白いです。
マリンは天然ちゃんだし、夏音はちょっと癖がある性格で、
多分、ウリンが一番視聴者に近いので、
そういう彼女が変わってしまったのも、上手いと思いました。



今回、夏音と小島君と別れた（？）過去が判明しました。
これまでは
夏音が海に指輪を投げるシーンばかりが何度も流れていたので、
どうしてそういう流れになったのかは、
それを語る夏音の言動からしか分からなかったのですが
あれって……小島君は別れたとは思ってないんじゃないでしょうか。
それに、つい愚痴を吐いてしまった小島君に
非が全くないわけじゃないですが
あれは夏音が悪いんじゃないかとも思いました。
多分、小島君の愚痴の内容がたまたま悪くて
（夏音の台詞から考えるに、同じような事を彼女は昔から他人に言われていた）
夏音のトラウマを煽ってしまったんだと思いますが
夏音も夏音で、大人気ないですよね。
本当は今でも小島君を大好きなくせに
もう興味がない/好きじゃないと言い張って、
指輪に対しても未練たらたらなくせに、必死でウソまでついて
──その別れ（？）際も、
本当はそんな事したくなかったのに
会話の勢いでつい「振ってくれてもいい」みたいな事を言って
自ら墓穴を掘ってしまったし……。
夏音が、始終、邪悪な思念に襲われているからといって
あまりにも後ろ向きな考えをしているので
夏音が変わらないと、彼女が抱えている問題は何一つ解決しないと
本気で思いました。

これで、小島君が実は今も夏音を好きと判明したら
その自信が幸せに繋がって
夏音も空の巫女として本当に活躍できるようになるんでしょうか。
一時的に邪悪化した？ウリンは勿論だけれど、
夏音のこれからが気になります！
マリンは、今回の一件で人間味が出たので
却って良かったのではないかと思いました。
多少、宜しくないところがあった方が
キャラクターとしては個性豊かになると思います。





────
ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます


続きの第6話「堕ちる心」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-01-1

宜しければ、合わせてどうぞ。

コメントを書く

コメント投稿に失敗しました。

未入力の項目があります。

認証コードが一致しませんでした。

半角英数字のみのコメントは受け付けできません。

お名前：[必須]
URL：
コメント：

画像認証：	下の画像に表示されている文字を入力してください。