さくらもちモチ

感想：機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第16話「悲劇への序章」再放送*ネタバレあり　[ガンダム00：アニメ感想] [編集]

ガンダム00セカンドシーズン再放送の感想です。
今回は、第16話「悲劇への序章」の簡単な雑記＆感想です。
ネタバレを含みます。


*日曜午後５時の本放送時も感想を書いていました。
その時の感想はこちら（非常に長文です）
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-01-27

前回の第15話「反抗の凱歌*再放送」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-09-1


ガンダム00のアニメ感想記事のURLは
ドラマCDやゲーム等の感想記事と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
【機動戦士ガンダム00：アニメ・ＣＤ・ゲーム感想一覧】


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ハーキュリー大佐による
軌道エレベーターのクーデター事件の回です。
アバンで、ハーキュリー大佐が軍の自浄能力について語る間、
人質となった軍人や一般市民の姿が多々映りますが、
この後、ほぼ全員が亡くなると思うと、
なにげない描写でも見ていてきつかったです。

ハーキュリー大佐、セルゲイ大佐、
そしてホリーさんの若い頃の過去回想が出ました。
ハーキュリー大佐の発言の内容はもっともで、
まさに理想なのですが
性善説に基づいているらしいのが
彼の若さの表われだなぁと思いました。
確かに、それぞれが正常に機能すれば、
世界は清く正しく回っていくかもしれない
──皆が幸せに暮らせるかもしれません。
でも、これはあくまで理想であって、
現実ではそのどれもが正しく機能していません。
そして、ハーキュリー大佐は
この理想をずっと掲げたまま軍で生きてきた結果、
クーデターという今回の行動を起こしたんですよね……。
ハーキュリー大佐は、
世の中がアロウズに支配されている事への“痛み”を
民衆に向かって具体的に見せようとしたわけですが、
彼がこれを決断した経緯などを詳しく知りたいなと思いました。
（具体的に、いつ頃、軍に対して失望したのか）
メメントモリの第一射を機に動いたのでは遅いので、
きっと、もっと前からですよね。
それこそ、アロウズ発足時だったのでしょうか。



今回は、もう一つの目玉として、
00ライザ−対マスラオの直接対決も描かれました。
本放送時の感想で追記していると思うのですが、
ミスター・ブシドーが乗り替わっていく機体の色が
どんどんアロウズから離れていく
（赤色の部分が減っていく）のが面白いです。
今回のマスラオは、まだ要所で赤色が残っていますが
最初は真っ赤だったのを思うと、かなり減っています。
機体の形も、かなりフラッグを思わせる仕様ですよね。
真っ赤な機体に乗っていた頃のミスター・ブシドーは
「免許がある」と言いながらも
行き帰りぐらいはアロウズと行動を共にしていたのに、
この頃はもうすっかり単独行動になっています。
終盤、ようやくスサノオで登場した時の彼は
軍籍をアロウズに置いていた事すら
忘れているような感じでした……。

刹那とミスター・ブシドーの掛け合いの台詞は
何度聞いても燃え滾ります！
ここ、音楽も素晴らしいんですよね……。
サントラでこの曲を聴く度に、このシーンを思い出します。
二人の台詞も印象的です。
かつて二人は
戦いに身を投じる事だけが人生の全てだった点で同じだったのに、
今や刹那は、マリナたちの歌を聴いたのを機に人生観が変わっている反面、
ミスターブシドーは、以前と同じです。
つまり、刹那にとってミスター・ブシドーとの対決は、
過去の自分との戦いの意味も含んでいるはずです。
成長した刹那が一歩前進したのを踏まえれば、
彼がミスター・ブシドーを倒すのは必然でした。

そうそう、これも本放送時の感想の追記で書いたはずですが、
ミスター・ブシドーの去り際の台詞が、まさに敗者のそれなのは、
擬似太陽炉を無理にトランザムさせてしまったせいで、
それが切れたら戦闘どころか
普通に動く事さえ難しくなったからだそうで……。
へろへろになって戻っていくマスラオを見てみたかったです。

それと、刹那と合流する前のトレミー組の会話で、
皆で刹那の行動を推測した際、
いの一番にライルが発言していたのが
なにげに嬉しいです。
ライルは短い付き合いしかないけれど、この時既に
刹那の思考＆行動をちゃんと分かってるんだなぁと実感しました。





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感想は以上です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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続きの第17話「散りゆく光の中で」*再放送の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-26-4

宜しければ、合わせてどうぞ。

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