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「ぼくらの 特別ヘン」のIKKI未掲載について [ぼくらの:感想]

既にご存知の方も多いとは思いますが、
鬼頭莫宏先生のサイト「パズルピースは紛失中」にて
来月号のIKKIに掲載される予定だった
「ぼくらの 特別ヘン」がお蔵入りされた事が、発表されました。

その内容については、先生のサイトをご覧下さい。
http://www.geocities.jp/nahoowner/mono/p_top.htm



以下、この発表を知って思った事を、つらつらと書いていきます。

[ご注意]
この記事は、2009年9月号が発売される前に書いたものです。
事実とは違う勝手な予想なのですが、
「鬼頭先生の発表当時の私はこう思ったんだ」という日記として
敢えてこのまま残しておきます。
その告知を雑誌で見た上での感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-26



まず、この発表を知って思った事は、
「鬼頭先生が出版社とトラブった?」でした。
連載の締めくくり作品が雑誌に載らない/単行本にも掲載されないって
よほどの事ですよね。
“雑誌が廃刊や休刊になった”や
“作家が問題を起こした”という例外的な事を抜かせば、
大体が、描いた内容がまずかったか、
作家と出版社の契約上の問題が表面化したか……このどちらかです。



私には、鬼頭先生の連載スタイルは分かりませんが、
雑誌連載を抱える漫画家さんには、必ず担当編集者がつきます。
漫画家さんは、その月の分を描き始める前に
ネーム(下書きの下書きのようなもの)を切ります。
それを担当編集者さんに見せて、OKを貰えたら、
ようやく原稿用紙に描き始めるわけです。
このOKを貰うまでが本当に大変で……
いわゆる「ボツを食らう」の連発したり、
漫画家さんと担当編集者さんがうんうんと頭を捻って
話し合いをたくさんしたりして、話を作っていくわけです。
──なので、前者の“描いた内容がまずかった”というのは、
その担当編集者がよほどの冒険をしない限り、
あまり起こりません。
一人の漫画家に複数の編集者がつく場合もありますし、
現場で判断がつかない場合は、編集者が会社に持ち帰って
編集長に判断を仰ぐ事もあります。
つまり、“描く前に駄目”になる事は日常茶飯事だけれど
“描いた後に駄目”になる事は、滅多にないわけです。

今回、その未発表作の呼び名は、
「特別編」ではなく「特別ヘン」でした。
きっと、本当に特別な(例外的な)作品で
「特別に(並々ならぬ)変」な話だったんでしょう。
でも、鬼頭先生はこの話を既に描き上げてらっしゃるはずなので、
その内容は、編集サイドからOKを貰える範囲内だったんだと思います。



で、後者の“契約上の問題が表面化した”です。
鬼頭先生のサイトの文章を始めて読んだ時、
私がまず最初に「え? これって……まさか……」と思ったのが
この理由でした。
ぶっちゃけ、次の連載云々で揉めたんじゃないかと思ったんです。

だって……その前を拝読するとお分かりのように、
この「特別ヘン」は
それまで単行本派だった人にも本誌を買わせる目論みがあったのか、
(以下、上記サイトの20090706分より転載)
> おそらく単行本や他の出版物に
> 再録されないものになります
(転載終わり)
と、読者の購買欲を煽っています。
先生ご自身は、このお知らせ文の中で、理由として
「恥ずかしいものだから、無かった事にする」為と仰ってますが、
母体である雑誌を売りたい出版社にしてみれば、
こちらはとても有難かったと思います。
(単行本化しない話を最初に切り出したのが
どちらなのかは、不明ですが、
このように理由を言っている以上、先生なのかなと感じられました)
それに、作品の単行本への収録予定は無いといいつつも、
数年後に愛蔵版として改めて出版する際に、それも収録される
(愛蔵版の目玉とされる)……なんて話は
この業界、よくある事です。

でも、先生のサイトを拝見した限りでは、
元々無かった単行本収録は勿論のこと、
雑誌掲載の機会も失ってしまった
……この「特別ヘン」は本当にお蔵入りっぽいです。
出版社としては、人気の連載作品の掲載を見送ったのは
(しかも、雑誌を売る良い機会を自ら潰している)よほどの事のはずです。
でも、先生と出版社に何かがあって、
売り言葉に買い言葉みたいな事になって、
結果、読者が一番辛い思いをする今回の結果に至ったのではないかと
思いました。



鬼頭先生のサイトでは、
この事情は、追々、何らかの形で世に出るかもしれないようです
それが先生のサイトなのか、それともIKKIでなのか、
単行本の最終巻でなのか……
未発表となってしまった「特別ヘン」の発表の場なのか、
私には見当もつきません。

でも、正直、そういう作家事情はどうでもいいので、
一刻も早く、その「特別ヘン」を私たち読者の元に届けてほしいと
切実に祈ります。
急な事情の末にこうなったとは、私にも分かっていますが、
出版社と鬼頭先生には
今月号の最終話で読者を煽った責任を、ちゃんと取って頂きたいです。
本当に宜しくお願いします……。読みたいんです……。



以上、ただの憶測を並べてみました。
後で「私ってば、こんな想像をしちゃったよ。馬鹿だなぁ」と
笑い飛ばせるような内容だといいなぁと思っています。

そして、本当に本当に、
お蔵入りなんて悲しい事態が一刻も早くなくなることを望みます。





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2009-07-15 01:04  nice!(0)  コメント(0) 
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