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感想:大河ドラマ「天地人」第26回 関白を叱る *ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

NHKの大河ドラマ・天地人
第26回「関白を叱る」の感想です。
ネタバレを含みます。


前回の第25回「天下人の誘惑」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-23-5

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07-4


────

タイトルに「叱る」とありますが、
今回、兼続は秀吉に叱ってはいませんよね??
秀吉に対して拒絶はしましたが……。

確かに、
下の身分の者が上の者に向かって進言するのは大変な事で
ましてや上の者を窘めるなんて事は
下手をすると、下の者の首が飛ぶわけで、
それだけでもインパクトがあるのですが、
今回は兼続の行動をより大袈裟にしたいのか
わざと「叱る」という単語
(本来は、立場が上の者が下の者に行なう)を使ったようです。



お涼が、秀吉が昔と変わってしまったという旨を口にしましたが、
それを演技(やエピソード)で分からなかったのが、
残念でなりません。
秀吉は、景勝が信長とちょくちょく関わるようになってから
度々登場していましたが、
この作品をずっと見てきた私には
その頃も今も、彼は全く変わってないと言い切れます。
……脚本家は、お涼にそれを指摘させたことで
変わった事を事実としたいのでしょうが、
演技からはそれが見えてきませんでした。
これは役者さんが悪いのではなく
過去にそういう変化をきちんと描いてこなかった
脚本に難があるんだと思います。



相変わらず、皆にモテモテなスーパーヒーローの兼続。
庭で秀吉の勧誘を蹴るシーンは
初回で流れたものでした。
あの頃の私は、この作品に対してまだ期待を持てていたのになぁと
思わず遠い目をしそうになりました。



景勝が燃やそうとした書から、
彼の真意を知り、兼続がまた涙ぐみました。
前々回のラストで
登校拒否っぽくなっていた景勝を見ている身としては
あの時の彼にああ言われても説得力がないなぁと思いました。
スタッフから「さぁ感動しなさい」と言われているのに
気分が乗りませんでした。
というか、またしても兼続が涙ぐんでいるのを見て、
逆に「また泣いてる」と興醒めしてしまいました。



京から帰還した兼続や景勝が
皆から子作りを迫られますが、
そこだけ物凄く生き生きとしていて、
筆が乗っていたのが明らかだったので、
脚本家さんはこういうのを書くのが好きなんだろうなぁと思いました。



唯一の救いは、千利休を演じている役者さんです。
相変わらず、台詞はよろしくないですが
(役者さんが悪いのではなく、脚本に記された台詞の内容)
この役者さんが出られると、芝居が一気に引き締まりますね。
安心して見ていられます。



────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第27話「与六と与七」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-07

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-07-04 20:11  nice!(0)  コメント(0) 
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