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感想:陽月華さんディナーショー「STAY GOLD」*スカステ放送 [宝塚版 逆転裁判]

宝塚歌劇「逆転裁判〜蘇る真実」で
マイルズ・エッジワースを演じられた七帆ひかるさんと
レオナ・クライドを演じられた美羽あさひさんが、
明日七月五日の公演をもって、宝塚歌劇団をご卒業されます。

このお二人が、同時に退団される
宙組娘役トップの陽月華さんのディナーショー「STAY GOLD」にて、
再びエッジワース&レオナとして出演されたとは
私も風の便りに聞いていたのですが
この度、お友達のAさやさんから
CS放送で流れた番組の録画分を見せてもらう事ができましたので、
軽くレポートを書きます。


────

本編の放送の前に、お稽古場での練習風景が流れたのですが、
まずそこでびっくりしました。
こちらはあくまで陽月さんのディナーショーなので
七帆さんと美羽さんのご出演はおまけ程度なのかと思いきや、
何回も着替えを行なう陽月さんの時間を
この二人のダンスや歌で稼ぐという作りになっていました。
私が想像していた以上に、お二人はがっつり出演されていたんです。


陽月さん・七帆さん・美羽さんが唄ったり踊ったりされた曲は
基本的に公演で使用されたもののようです。
ゲストである七帆さんと美羽さんが共演した事から、
陽月さんが出演されてないにもかかわらず、
「逆転裁判〜蘇る真実」が
演目の中に入れてもらえたのかなぁと思っています。


ディナーショーが後半に入り、少し経ってから、
それは始まりました。
まず最初に寸劇が披露されました。
陽月さんが、その直前まで唄われていた時の衣裳のまま
被告人の役を務められました。
(多分、宙組がやったアルセーヌ・ルパンの作品「A/L」で、
陽月さんはルパンと関係があるヒロイン役だと思います)

で、彼女を中央にして、
あのひらひらの衣裳に着替えた七帆さんのエッジワースが
舞台向かって右(上手)に立ち、しらを切る彼女を問い詰めます。

また、その彼女から依頼を受けたという設定らしい
美羽さん演じるレオナが、舞台向かって左(下手)に立ち、
エッジワースの追求に対して「異議あり!」と反論します。

そう、「蘇る真実」でのレオナは、
弁護士という立場ながら、最初から最後まで被告人として出ていたので、
彼女が弁護士として舞台に立ったのは、この寸劇が初めてなんです。
エッジワース対レオナの図は、新鮮味もあって面白かったです。
蘭寿とむさん演じるフェニックス・ライトがあの場にいないのが
もうもうもうもう残念でなりませんでした。
音楽は、逆裁のBGMがちゃんと使われていました。
また、エッジワースが「くらえ!」と叫んで
証拠品の写真を突き付けるシーンもありました。
(スクリーンにその写真が映し出される演出も、同じでした)
おまけで、エッジワースとレオナの掛け合いが終わった後、
陽月さん扮する容疑者が唐突に「異議あり!」と言い、
皆に怪訝そうな顔をされた中、
「だって言ってみたかった」と言い訳をするシーンもありました。


そして、陽月さんから
「早く唄いなさい、その為に来たんでしょう?」と言われ、
煽られたのを受けて
エッジワースが「もう一つの目的を忘れるところだった」と言います。
はい……公演と違い、エッジワースがガチでマイクを持ってますw
(この曲に限らず、歌の時もお喋りの時も、皆さんはマイクを持っています)
その直後、傍にいたレオナが呆れたように
「唄うの?」と小声でエッジワースに聞いたのもおかしかったです!!

そして、コーラス担当の下級生の男役さん二人を
バックダンサーとして従えた上で、
七帆さんがエッジワースとして、名(迷)曲「ルール」を唄われました。
あのですね……
こう言ったら七帆さんに失礼になるかもしれませんが、
七帆さんがあまりにもエッジワース(御剣)にしか見えないので、
まるで彼がカラオケで熱唱しているように思えちゃいました。
御剣が、カラオケボックスに一人で行って
振り付きでこっそりと「ルール」の歌を唄ってたら
こんな感じになるのかなぁ……と、
ミョーなリアリティを伴った想像をしてしまいました。

再び見られた七エジは、
私が感嘆の溜め息を止めらなかったほど、とても格好よかったです。
というか、もう二度と見られないと覚悟していた状態で
この映像を視聴したので、
冒頭のお稽古場での練習風景で、
お稽古着の七帆さんがこの歌を唄われるところが流れた際、
私はだーだーと泣いてしまいました。
テレビとはいえ、また七エジを見られて幸せでした。


エッジワースと入れ替わりに
レオナ役の美羽あさひさんが現れ、交代します。
曲名を思い出せませんが、レオナは、
「蘇る真実」でニックと愛を語る場面で流れていた
「遠い波は蜃気楼 揺れては消える〜」の歌を唄って下さいました。
柔らかいお声が、とても綺麗でした。


正直なところ、このディナーショーはいいお値段で、
私にはとても出せなかった金額なんですが、
(私は関東の人間なので、遠征費用も掛かります)
こうしてCS放送の録画分を見てしまうと、
やはり生で見たかったなぁと悔しく思う部分が大きかったです。

「蘇る真実」はDVD化されていますが、
上記のように、寸劇は新規の書き下ろしなので、
エッジワースやレオナがお好きな人にはお勧めの映像です。
放送時間は90分で、「蘇る真実」関係は賞味十分ぐらいです。
(冒頭のお稽古場での練習を加えれば、もう少し増えるかも)
スカステは何度もリピート放送を行なっていますので、
興味をお持ちの方は狙ってみるのも良いと思います。

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舞台「逆転裁判〜蘇る真実」のレポート&感想
*長いので上中下の三つに分けています。
【上】作品全体
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-02-26
【中】第一幕
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-02-28-2
【下】第二幕・フィナーレ
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-01

同作品のDVDの感想
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-13


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2009-07-04 02:31  nice!(0)  コメント(0) 
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