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感想@アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」第四話:雨、逃げ出した後*ネタバレあり [アニメ感想]

新世紀エヴァンゲリオンのテレビシリーズの感想です。
今回は、第四話「雨、逃げ出した後」について書いています。
ネタバレを含みますので、未視聴の方は閲覧にご注意下さい。

前回の第参話「鳴らない、電話」の感想記事はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-30-3

「新世紀エヴァンゲリオン」の各話の感想記事のURLは、
こちらでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-08-02-2


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序盤のエヴァは、二話で一セットの構成を取っています。
この第四話も例外でなく、第三話の後日談となっています。
タイトルのように、シンジが逃げ出す話が中心となっていますが
彼を取り巻く人々が、エヴァのパイロットになりたての彼を
どのように思い、評価しているかが、細やかに描かれています。

見所は、なんといっても駅でのお別れのシーンでしょう!
自分が殴った仕返しとして自分を殴っていいと言うトウジに、
笑顔で見送るケンスケ。
そして、別れ際、最後の最後でようやく本音を吐露するシンジ……と
青臭さが満載です。
これは、少年特有(少年が本来持っているもの)というより
大人から見た少年との意味合いの方が強い気がしました。
また、電車が通り過ぎた後、
シンジの姿がホームに残っていて、それをミサトさんが見つけるシーンも、
ベタベタ(コテコテ)ですが、私は大好きです。

ネルフの独房に入れられていた時のシンジは
ミサトさんに皮肉たっぷりの言葉で反論し、抵抗していますが、
よくよく考えてみると、この時の彼は
エヴァに乗る為の大義名分を探している気がします。
知り合ったばかりのミサトさん達に請われたから、
ネルフが父親が属している組織だから──という理由は
この時のシンジにとって弱かったんじゃないでしょうか。
だから、逃げ出した……。
でも、山の中でケンスケと再会し、トウジが反省している旨の話を聞き、
その後、箱根の駅で二人とあのような別れ方をした事で、
シンジの中で「この人たちを守ろう」という強い意識が
芽生えたんじゃないでしょうか。
そしてシンジは、これをエヴァに乗る為の理由・大義名分として
捉える事ができるようになったからこそ
あの時、あそこに残ったのではないかなと思います。
シンジが、守るべき人たちの顔をはっきりと理解した
(彼らを本気で守りたいと思うようになった)のが、
あのお別れのシーンだったと思います。



昔、再放送をビデオテープに録画したものを見ていた時は、
逃げ出したシンジだけが電車の中で変わらずにいて、
周りの様子がどんとんと変化していく様が
とても新鮮に思えていました。
今、見直してみても、そのシーンを始め、
直接関係ない描写もなかなか細かくて、面白かったです。





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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第伍話「レイ、心のむこうに」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-02-3

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-07-02 04:29  nice!(0)  コメント(0) 
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