さくらもちモチ

感想@アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」第13話 ダブリスの獣たち*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」の感想です。
今回の第13話は「ダブリスの獣たち」です。

ネタバレを含みます。

前回の第12話「一は全、全は一」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-23-4

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-7


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強欲のホムンクルスのグリードさんに、キメラ四人組と、
新しいキャラクターが登場しました。
彼らを見たら、なんか一気に話が進んだなぁと、強く実感しました。
特にグリードさんは、この先、長い付き合いになるので
私はかなり感慨深かったです。
ハガレンのキャラクターは、あまり幸せな人生を送れてないですが
グリードさんもなかなか波乱万丈ですよね。

最強の盾とホムンクルス特有の再生能力から
エドに対しては優位を保てていたグリードさんですが、
ここでエドが吐いていた「再生できるのも無縁じゃない」というのが
この後で出てくる対キングブラッドレイ戦で
しっかりと生きてくるのが面白いです。
錬金術でグリードさんを弱体化させた上での戦闘も
爽快感があって面白かったです！



最後の最後で出ました！
イズミ師匠の「通りすがりの主婦だ！」発言。
普通なら、ここはもうちょっと格好良く名乗るはずなのに
あくまで庶民的なのが、イズミ師匠の格好良いところだと思います。
そういえば、Ａパートの冒頭で
“持っていかれた”量が一番多いアルが
記憶を失っている点についても、説明がありました。
この、アルの失われた記憶や、彼が真理を覚えていない点は
エドやイズミさんが錬成した人物が本当に当人だったか否かも含めて、
物語の核になる部分なので、
中盤に入った今、こうやって少しずつ問題が提示され、
一つ一つ謎が明かされていくんだなぁと思ったら
感慨深くなりました。



ヨキがスカーの存在を密告していましたけど
彼がエドにこてんぱんにされたエピソードは
このアニメではやってないですよね？？
なので、ヨキがやたらとエルリック兄弟を敵視しているシーンは
アニメ初見＋原作未読の視聴者からしたら
とても不思議＋「この人、誰？」状態だったのではないでしょうか。
（ヨキ自体は、以前の回にも出ていますが）
ヨキも、いかにも雑魚キャラ風に描かれている割に
なかなか死なないwので、これから先、長い付き合いになります。
その中で、過去回想としてでも良いので
あのエピソードをアニメで放映してほしいなぁと思います。



また、マスタング大佐が中央への移動を告げられ、
腹心の部下たちをそっくりそのまま連れて移動するつもりであるのが
おまけのように描かれていました。
時系列が原作と異なっているせいもあって
このアニメでは、この出来事にあまり意味がなくなっている気がします。
原作では、マスタング大佐が中央入りするのって、
作中の出来事の中でもなかなか大きな方なんですが
（戦闘ではないので地味な印象ですが、意味合いは大きい）
アニメ初見＋原作未読の人にしてみれば、
マスタング大佐が最初から中央にいたと
錯覚してしまうのではないでしょうか。
ここは、マスタング大佐の野心が着実に実現するのを
表わしているシーンなので、
その深い意味がちゃんと出ていないのは
ちょっと勿体ない気がしました。





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続きの第14話「地下にひそむ者たち」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-06-5

宜しければ合わせてどうぞ。