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感想:大河ドラマ「天地人」第23回 愛の兜 *ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

NHKの大河ドラマ・天地人 第23回「愛の兜」の感想です。
ネタバレを含みます。


前回の第22回「真田幸村参上」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07-4


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すみません……
今回は、直江兼続の最大の特徴である
“愛”の文字を冠した兜が披露されましたが、
わ、わ、笑ってしまいました……。
ごめん妻夫木君。
似合う/似合わないの問題じゃなく、あれは“ない”です。
期待が別の方向で裏切られた事に驚いてしまって
気付いたら笑ってしまいました。
きっと、見慣れれば私も笑わないようになれると思います。



さて、今回は
上記と、上洛を渋った景勝が再びそれを決める事が
メインとして描かれました。
今は戦いもなく、史上に残るようなお家騒動もなく、
かといってここを早く終わらせても後が苦しくなるので、
子役が好評だった“与六”を回想で再登場させて
視聴率のテコ入れを行なったという回でした。
なので、回想部分を除くと本当に中身がなくて……。
回想は、良いとこ取りだったのでまだ見られましたが、
今回がそこに頼った話であるのを踏まえると
結局、過去の遺産(と言えるほどの物はありませんが)を
食いつぶしただけで終わってしまいました。

正直、私は夕食直後なのもあって、
見ていて非常に眠かったです。
過去の自分達を思い出して景勝が上洛を再び決めるのも、
兼続が悩んだ末に“愛”の文字を選ぶのも
話の冒頭で想像がつくので、
(それこそ、新聞や雑誌のあらすじだけで分かると思います)
その後を見なくても全く支障がないのが問題だったと思います。
仮に、今週分を都合で見られなかった視聴者がいたとして、
先週分からいきなり来週分を見たとしても、
来週の冒頭で“愛”の兜をかぶるであろう兼続にびびる以外は
全く困らないと思います。
文字の候補の中から“愛”の言葉を選ぶシーンも、
お船の台詞が説明口調だったので
私の心には全然届きませんでした。



ただ、以前に「こりゃ酷い」という回が多かったので、
過去回想のお陰でそこまで崩れなかった今回は、
ましな方かもしれません。
でも、不自然に回想の回を設けている時点で、
私は「狡いな」と思ってしまうので、
この回を良いと評価することはできませんでした。



真田幸村と与七の会話なんか、本当、
あってもなくてもいい程度のもので、非常に残念です。
せっかくの会話なんですから
もっと意味のあるシーンにして頂きたいです。
こういうシーンの為に合戦シーンが大幅に削られた&無くされたのかと思うと、
溜め息を吐いてしまいます。



────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第24話「戸惑いの上洛」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-14-3

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-06-07 22:12  nice!(1)  コメント(0) 
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