さくらもちモチ

感想@ドラマCD「戦国BASARA2 〜漆黒！本能寺の変〜」ネタバレあり　[戦国BASARA] [編集]

ドラマCD「戦国BASARA2 〜漆黒！本能寺の変〜」の感想です。

主なキャストは
伊達政宗：中井和哉さん
真田幸村：保志総一朗さん
織田信長：若本規夫さん
明智光秀：速水奨さん
片倉小十郎：森川智之さん
お市：能登麻美子さん　　です。


下記の感想にはネタバレを含みます。
私はゲームを遊んでいて、豊臣軍贔屓です。

ドラマＣＤの感想記事のURLは、アニメの感想と共に一覧でまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-04-3


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蒼版「姉川」
(http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-28-3)
紅版「三方ヶ原」
(http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-24-6)
に続く、黒版「本能寺」です。
三部作の最後の話ですが
冒頭のナレーションで上記二作品の簡単なあらすじが語られる為、
それらを聴いていなくても問題はありません。

この話の聴きどころは、おそらく最後の蒼紅共闘のシーンでしょう。
でも私は、その前にあった政宗対お市の戦いを挙げておきます。
お市は信長の人形として、命令通りに政宗を討とうとしますが、
真摯に語る彼の言葉に逆に胸を打たれ、本気になります。
これで政宗は、自分の首を自分で絞めてしまったように、
一転、ピンチになるわけですが……
最後、お市は、自分の望みを果たす事で命を救われます。
お市の行動はとても悲しい事ですが、
この時点では信長がまだ生きているので、
こうでもしないと彼の魔の手から逃れられない以上、
仕方がなかったのかなと思いました。
何より、お市の望みは果たされたわけですし……。


蒼紅の共闘は、彼ら二人よりも、明智光秀がメインだったと思います。
一連の事件の黒幕は彼であるのは
前の二作のラストで明らかにされているのですが、
それが分かっていても面白かったです！
蒼紅は……なんだか取って付けたように
最後になって急に「平和」を唱え出した事に違和感がありました。
信長を倒す為の大義名分がなければならなかったのでしょうが
「いきなり何？」と思ってしまいました。


「姉川」での登場はちょこっとだった織田信長でしたが
今回はそちらよりも多く喋っています。
やっぱり若本さんの声の存在感は凄いですね！
戦いのメインは光秀に奪われてしまったので、
たくさん喋っているわけではないのですが、圧倒されます。
お市との兄妹の会話と、光秀の裏切りを知った時のつぶやきは
必聴です！

お市も、彼女の優しさ・儚さがよく描かれていたと思います。
ただ、この作品での彼女は途中で命を落としてしまうので
そういうシーンを苦手とされる方はご注意下さい。

幸村は……
小十郎と対峙したり、政宗と共闘したりするので
それなりに出番はありますが
政宗が主人公のような役割なので、出番では彼に劣ります。
準主役という心構えで聴く分には良いと思います。


短い時間の間に幾つもの戦のシーンを入れているので、
一つ一つに割かれた時間は短いですが、
迫力はあると思います。
蒼版・紅版を楽しまれた方には是非とお勧めします！





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