プレイ日記&感想@逆転検事 第5話「燃え上がる逆転」後編2*ネタバレあり [逆転検事:プレイ日記&感想]
ゲーム「逆転検事」第5話「燃え上がる逆転」後編2(2〜3)のプレイ日記&感想です。
本来ならば一つにまとめるべきでしょうが
長くなりそうなので、二つに分けました。
こちらは後編2(2〜3)──後半です。
以下の記述には、多大なネタバレを含みます。
これから遊ばれる方は、閲覧をご遠慮下さい。
第5話「燃え上がる逆転」前編のプレイ日記&感想
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-31-8
第5話「燃え上がる逆転」中編1 プレイ日記&感想
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-3
第5話「燃え上がる逆転」中編2(2〜3) プレイ日記&感想
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-5
第5話「燃え上がる逆転」後編1 プレイ日記&感想
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-02
「逆転検事」のプレイ日記&感想は、カテゴリで分けている他、
下記一覧ページにも各話のURLをまとめています。
【「逆転検事」プレイ日記&感想一覧】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-31-7
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【プレイ日記】
永世中立劇場のロビーに飾られた写真に凶器が写っていると判明
→狼がカーネイジの治外法権を剥奪
→対決モードで御剣がカーネイジのアリバイを崩していく
→マニィの遺体の移動トリックが判明(火災が起きた理由も判明)
→トノサマンショーの上演中に控え室で殺人が起きたらしいと判明
→カーネイジがショーを見ていなかった事が判明
→とのさまんじゅうの包装紙に飛んだ血痕が被害者のものでなかったと判明
→“逆転の発想”をもって御剣がカーネイジを追い詰める
中編2の序盤で見られる花束贈呈時の写真は、
何度見ても凶器に思えなくて(国花そのものだと思っていました)
パンフレットを何度も突きつけてしまいました orz
それ以外は特に詰まる事はなかったです。
終わる事に対する淋しさを感じながら、楽しんでプレイできました。
【感想】
「逆転検事」の最後を飾る後編の後半です。
これが最後かと思うと、もう淋しくて淋しくてたまりませんでした。
でも、いつかは終えなければいけないものですから、
次回作への期待に変えようと気持ちを切り替え、残りを進めました。
私は「逆転裁判1〜3」の主人公のなるほどくんが大好きで、
彼に対する思い入れも非常に強いです。
なので、最後の最後、
御剣が彼を思い出して“発想を逆転させる”事に至ったのには感動しました。
ゲームのタイトル通り、この逆裁シリーズは
“逆転させる”事がメインテーマです。
なるほどくんがいつもそうしているのは勿論のこと、
これを彼に教えたのは、かつて御剣も公判で対決した
なるほどくんの弁護士としての師匠・綾里千尋さんです。
ご存知のように、千尋さんは既に他界しています。
妹の真宵ちゃんが霊媒で気軽に呼び出せるとはいえ、
やはり御剣達とは一線を介した側にいるキャラクターです。
その彼女の教えが、弟子のなるほどくんや
その相棒兼ライバルである御剣に脈々と受け継がれたのかと思うと、
シリーズを通して遊んでいるファンとして、私は感慨深くなりました。
EDの矢張が、「青いスーツのアイツはどうしてるか」と
気に掛けてくれていたのも嬉しかったです。
でも、終了時の記事にも書いたように
(http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-02-1)
この約一ヶ月後に、逆裁4で描かれた或真敷天斎殺害事件が起こり、
なるほどくんが弁護士の職を辞する(代わりにみぬきちゃんがやって来る)ので、
ちょっと辛くなってしまいました。
この話の中盤(シーナが逮捕される)まで敵対していた狼士龍が、
後半に入ると、御剣を「検事さん」や「御剣検事」と
皮肉を含まずにちゃんと呼ぶようになった事から分かるように、
一人の人間として、また、正義を唱える検事として
彼をきちんと認めているのが分かったのも、良かったです。
後編の1では、狼が冥ちゃんに濡れ衣を掛けていましたが、
話の流れとその後の結果を見れば、
アレバスト側の現場を調べる為の嘘だとはあの時点で分かりますし、
それを知った後の冥ちゃんも彼を快く許していました。
この件ですら、「現場を調べる事ができたら、御剣に何とかしてもらえる」という
彼に対する信頼の証だったと思います。
それにしても、今作品の大ボス・カーネイジはしぶとかったですね!
カーネイジは、御剣に崩された証言に対する過ちは素直に認めるけれど、
それを彼の罪(マニィ殺人)への推測に繋げる事は
最後まで許しませんでした。
「逆転裁判」でも、最終話に出てくる大ボスは皆、手強かったですが
しつこい・しぶといなぁと感じたのは、彼が初めてです。
これは、カーネイジを追い詰めてからが大詰めの始まりという
話の構成のお陰だと思います。
最後、御剣が邪険にしていた矢張やオバチャンに救われる展開も、
逆裁シリーズの話においては定番(お約束)です。
見られて嬉しかった!!
特に、御剣がオバチャンに礼を言うところは、
相手のオバチャンがよく分かってなさそうだったのが良かったです。
その前に矢張に救われたシーンは……
逆裁1ー4(ひょうたん湖事件)で、最後に現われた彼の証言によって
なるほどくんが救われたのを、思い出してしまいました。
あれも本当に良かったです。
そうそう、EDで矢張の新たな恋が発覚していましたが、
彼女の名前がしり取りになっているのも相変わらずのようです。
「またか」と、私は思わず笑ってしまいました。
そうそうそうそう、この人を忘れちゃいけないダミアン大使!
ただクーポン券を出す人じゃなかった……!
始終、御剣達の捜査に対して協力的だったのは勿論ですが、
大使館を出ようとしていたカーネイジを引き止めた時の彼は
格好良かったです。
あの時は私も彼に
「ご協力を感謝する」と御剣の声を真似てお礼を言いたくなりました。
そして、何があっても自国の発展&利益に繋げようとする精神は、
かつてのバンドーホテルのボーイさんに似ていると思います。
ダミアン大使は、
バンドーランドを始めとする日本のアトラクションも相当研究しているらしいですし、
仮にこの二人が組んだら、
それこそワールドワイドで凄いものができるんじゃないかと思いました。
マニィの遺体がローズガーデンの池から移動された事を証明したのは
証拠品の“ギターのピック?”でした。
私は逆裁4の響也が好きなので、当初、これを見つけた時は
もしかしたら彼の出番がある・
もしくは彼を臭わせる言動を誰かがするかもしれないと思い、
うっかり期待してしまったんです……。
ガリューウエーブのGマークが入ってなかったので、
彼の所持品だとはさすがに思いませんでしたが。
もう終盤まで話題にすら出てこなかった証拠品ですので、
中編を終えた時点でそれはないとは分かっていたのですが、
その正体を知った時は、がっくりとしてしまいました。
第3話のバンドーランドのステージエリアで
ガリューウエーブの存在を示す事があったとはいえ
キャラクター同士の話題にも上ってないのは淋しいなぁと思いました。
(尤も、これはそういう音楽に興味が無い御剣が主人公なので
仕方がないとは分かっています。
美雲ちゃんも、忍者ものに関係がないと興味を持たないようなのでw)
検事の御剣と、小さな大ドロボウの美雲ちゃん……
二人は良いコンビだったと思います。
美雲ちゃんに
「人を集めて三人になったらヤタガラスとして活動する」と言われた時は、
御剣やイトノコ刑事をヤタガラスに引き込むわけにはいかないという、
彼女なりの遠慮が多少はあったのかなと思いました。
でも、屈託ない感じで
「かわいい女の子を集めたい」と彼女に続けられた時は
その無邪気さに笑ってしまいました。
御剣はあくまで検事なので、
法の目をかいくぐる事が前提の大ドロボウ“ヤタガラス”には絶対になれません。
でも、事件に対するパートナーとしての絆は、
今回の一連の事件を経た事で、しっかりと生まれたと思うので、
これからも度々会っては仲良くしていってもらいたいなと思います。
“御剣怜侍”というキャラクターを存分に味わえた他、
新旧のキャラクターが織り成す話も、たっぷり楽しませてもらいました。
良いゲームでした!
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第5話「燃え上がる逆転」後編2(2〜3)のプレイ日記&感想は以上です。
この後、「逆転検事」全体の感想を記す予定です。
(6/4追記)
作品全体の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-04-2
宜しければ、合わせてご覧下さい。
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