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感想@アニメ「東のエデン」第8話:あらかじめ失われた道程をさがして*ネタバレあり [アニメ感想]

アニメ「東のエデン」
第8話「あらかじめ失われた道程をさがして」の感想です。

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ネタバレを含みます。


前回の第7話「ブラックスワン舞う」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-22

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-31-6


────

今回のサブタイトルの「道程」は
やっぱり「童貞」をかけてるんですよね……
ジョニー狩りの話もしてましたし。
特にそのような意味が無いなら、まさに滝沢のことですが。



テレビシリーズも終盤に入りつつあるのに、
今さら新キャラ投入とは……と、思ったのですが、
セレソンのほとんどの素性が明かされてないのを踏まえると
やはり映画を見ない事には、
謎の多くが明かされないんだろうなぁと思っています。
こちらの作品は、
最初からテレビシリーズ後に映画化するのを謳っており、
「それがイヤなら見なければいい」という
選択肢が視聴者に与えられていたので、
(勿論、それを知らずに見始めた視聴者も多々いるでしょうが)
テレビシリーズだけで話が完結しない点に視聴者が文句を言うのは
お門違いというか、筋が違うのかもしれませんが、
やっぱり、約三ヶ月の間、毎週毎週楽しみに見ていく者としては、
謎が振りまかれるだけでなく、
一応の完結を最終回で見せてほしいと願っています。
でも、どう転んでも、
このテレビ版は中途半端なところで終わる気がするんですよね……。
打ち切りの漫画にあるような
「俺達の戦いはこれからも続く!」みたいな感じで。
また、私には
神山監督ご自身がどういうお考えでいるのかはさっぱり分かりませんが、
最近は、謎は謎のまま残して終わらせてしまう場合が多いので、
下手をすると、映画を見ても分からない謎が多く出てくるのかなぁと、
ぼんやりと想像しています。

でも、どうなんでしょう……。
今回の大杉君の一件や、パンツ君もとい板津君の登場で、
滝沢の過去が明らかになる要素が出てきましたが、
このテレビアニメ版では、あくまで表面的なところで終わる気がします。

“東のエデン”を使った大杉君の携帯に
滝沢の情報が続々と集まり始めたシーンは
ちょっとゾッとしました。
今の滝沢が紳士で優しい分、
少しだけ明かされている過去の滝沢の残虐さや横暴さが見えるシーンは
やはり怖いです。
性格において、今と昔の滝沢がどのくらい離れているのかが
気になります。



さて。
滝沢に負けたくない気持ちから、協力できないと言う大杉君。
とりあえず命が無事で良かったですが、
その気持ちは今でも素直じゃないようで。
単なる好奇心で終わらず、
「尻尾を掴んでやる!」と鼻息を荒くし、
滝沢の正体を掴もうとする様は、まさに恋敵に対する行動でしたが、
藪蛇にならない事を祈ります。
今の滝沢が相手なら、もし大杉君が相当に失礼な事をしても
彼に明るく笑われて終わるはずです。
でも、滝沢自身の過去や現状、
セレソンとしての彼を取り巻く周囲が怖いので、
杞憂に終わったジョニー狩りのように、
大杉君が余計な事をして危ない目に遭わないかと
不安でなりません。



パンツくんについては
ゴミすらまともに出してないらしい部屋に、ドン引きしました。
みっちょんじゃないけれど、私もあの部屋には入りたくないですw
私も部屋はいっぱい散らかしていますが、
いかにもゴキブリがわんさかいそうなあの部屋には、とても上がれません。

パンツ君がどれだけ凄い人かはよく分かりませんでしたが
(とにかく凄いらしいとは分かった)
滝沢が自主的に過去を思い出す事はあまりないようなので、
次回以降、
大杉君(東のエデン)側とパンツ君(ノブレス携帯)側という二つの側面から、
他人事として明かされるんだと予想しています。
それらによって、あのミサイル事件に滝沢がどう関わっていたのかや、
ニート集めの真相などが分かるようになるんじゃないかと……。
でも、こうして書いているだけでも察せられるように、
滝沢にとって過去は絶対に知りたい事なんでしょうが、
その実体は、思い出さないに越した事がない辛い内容のような気がします。
それこそ滝沢にとって、どうしても忘れたかった過去だったりして。



そうそう、そういえば、
今の滝沢が、一人のセレソンとして
この世界を救う為に具体的に何をやるのかが
まだ明確に出ていないのが気になっています。
大まかなのは、咲ちゃんが面接後のランチで牛丼を掛けられた後に、
滝沢自身が彼女に語ったような世界を作る事なんでしょうが。
そういう話も、映画までお預けなのかなと思っています。



なんで、今さら私が
ただの感想で映画映画……と言っているのかというと、
滝沢の過去が判明しないと、
彼の話がそこから先に進まないように思えたからです。
それこそ、テレビシリーズは
失った過去を滝沢が取り戻す話なのかもしれません。
滝沢は、元々楽観的な性格なのか、
大変な目に遭っても悲観する事はないけれど、
今のところ、咲ちゃんが
ヒロインとしての位置をまだ確立させていないので、
滝沢が心から咲ちゃんを頼るシーンなんかも
見てみたいなぁと思っています。





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感想は以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。

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第9話「ハカナ過ギタ男」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-05

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-05-29 02:17  nice!(0)  コメント(0) 
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