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感想:機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第9話「拭えぬ過去」再放送*ネタバレあり [ガンダム00:アニメ感想]

ガンダム00セカンドシーズン再放送の感想です。
今回は、第9話「拭えぬ過去」の簡単な雑記&感想です。
ネタバレを含みます。


*日曜午後5時の本放送時も感想を書いていました。
その時の感想はこちら(非常に長文です)
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2008-11-30

前回の第8話「無垢なる歪み*再放送」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-21-1


ガンダム00のアニメ感想記事のURLは
ドラマCDやゲーム等の感想記事と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
機動戦士ガンダム00:アニメ・CD・ゲーム感想一覧


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今回、ニールの最期の話を聞いたライルが
ティエリア達を軽く笑うシーンがありますが……
この時点では、アニューと出会ってない事から、
過去(復讐)の為に戦う気持ちなどさらさら持っていないライルですので、
無念の中で散ったニールの思いを背負わされるのは
絶対にごめんだと思っていたでしょう。
でも、もし──仮にですよ、ニールとライルの立場が逆だったら、
なんだかんだ言ってニールは長男気質なので、
「背負ってほしい」という気持ちが亡きライルから伝わってきたのなら、
苦しくてもその思いも背負ったかなぁと想像しました。
この辺の気持ちの温度差が、彼ら二人の違いだったと思います。
とはいえ、ニールはライルに
自分の思いを背負わせる気は毛頭無かったと思うので、
ニールの話を聞いてもそれほど動じなかったライルは、
そういう点で彼の望み通りだったでしょう。
ライルはライルで幸せになってほしいというのが、
ニールの今際の願いでしたし……。

ライルはこの時点から
「過去ではなく未来の為に戦う」と前向きな事を言っています。
でも、アニューの死後の彼が見せた精神的な強さを踏まえると、
この時点ではまだ、“過去の為に戦う”事についても
“未来の為に戦う”事についても
本当の意味ではまだ分かっていない気がします。
ライルには、刹那にスカウトされてCB入りする前にも
カタロンでそれなりに頑張っていた過去があるようなので、
勿論、そのように前向きな思いを持つだけの経験があったはずです。
しかし、それは、
まだそうした本質に触れられるほどではなかったように思えます。
(逆に言えば、ライルにしてみれば
それだけアニューの死がショックだったのだろうと思います)



Aパート冒頭の対アルケーガンダム(サーシェス)戦は、
何度見ても燃えます!
セラヴィーの隠し手は格好良い〜〜。
セカンドシーズンのティエリアの機体は、
主人公機並みに活躍する事が多くて、
彼&愛機ファンの私は、とても嬉しかったです。



今回からようやく、ミスター・ブシドーとビリーが会話を交わします。
無二の親友であり、旧友でもあるビリーが相手なのに、
中途半端に日本かぶれしているところ見せているミスター・ブシドーが、
とてもおかしいです!
変です!!

ファーストシーズンの最後を飾った刹那との大一番の後、
グラハムが中途半端に武士道を取り入れちゃったせいで、
ああいう言動&見た目になったらしいとは、
制作側のインタビューで何度も出ている話です。
外国人が日本を勘違いしている状態が彼だというのは、
まさに、的を射ている喩えだなぁと思います。
彼も、傷付いていた時に何を見聞きしたのか分かりませんが、
(本当に「五輪書」かもしれませんが)
もっとちゃんと武士道について理解していたら、
あそこまで歪まずに済んだのかなぁと思います。
序盤のさわりだけ読んで「これだ!」と共感して
全部を理解した気になっちゃった……って、
まさにThe★勘違いですよね。



この回の最後から、トレミーが宇宙に戻ります。
その際に、中に積んであるケルディム・アリオス・セラヴィーが
スメラギさんの命令の元、一斉にトランザム状態になります。
これを見て疑問に思ったんですが、
GNドライヴのトランザム効果は
一度に使われるGNドライブの台数が多ければ多いほど
その効果が増すという認識で良いのでしょうか。
もしそうなら、最初のメメントモリ攻略を思うと、
トランザム化させたのがたった一台のGNドライヴ(アリオスのみ)でも
相当な出力を発揮できるようですが、
やはり地上から宇宙に上がる力が必要&敵の攻撃も防がなければならないとなると、
三台分の力が必要にだったのでしょうか。

というのも、トランザムの弱点は有効時間の短さですよね。
三台使っても×3の効果を得られないなら、
これから敵に攻撃を仕掛けられると分かっている以上、
普通に一台ずつ順繰りに使って、
トランザム時間を一分一秒でも長くした方が有利です。
一度に三台ともトランザム化させて使う理由が
上記以外に見当たあなかったので、
そういう設定なんだろうなぁ(二台だったら×2、三台なら×3)と
思いました。



自分達が本当に正しいのだろうかと迷うティエリアが
物凄く人間臭かったです。
逆に、「スメラギに言わないのか?」と問いながらも
ティエリアをそれ以上せっつかない刹那の方が
達観しちゃっているのが面白いです。
(↑大事な事なのに、ティエリアに一任している)
このセカンドシーズンでは、話が進む内に
本来はイノベイター(イノベイド)であるティエリアが
徐々に人間っぽくなっていって
逆に、元は人間だった刹那が純粋なイノベイターになっていきますが、
そのギャップは、他でもこうして描かれていたんだなと
改めて感じました。



次はいよいよ、アニューが初登場する回ですね!
ライルとの恋愛が用意された以上、
アニューには、もっと早くから彼との交流を描いてほしかったです。
次回の感想は、ライルとアニューの恋愛について
愚痴が交じると思います。
(日5時代の感想で、この辺の不満については散々書いてきましたが、
多分、放送を見ると同じ事を書きたくなると思うので……)





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感想は以上です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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続きの第10話「天の光」*再放送の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-04-1

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-05-28 04:36  nice!(1)  コメント(2) 
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コメント 2

Gomarz

私も、再放送見ているんですが、なんか、ガンダム00、再放送で
見たほうが面白く感じません?なぜだわからないけど・・。
2度目、3度目に見るほうが面白いっていう不思議な現象が
私の中では起きているんですよね、なぜなんだろう・・。
突っ込み処がわかっていて、お約束感が増すからかな?w

ブシドー、やっぱり、日本を勘違いした系なんですねw
ブシドーって名前も恥ずかしいって誰か教えてあげてっていう
感じですもんね。 ってことは、素直に、ダブルオー内のお笑い
担当ってことでいいんでしょうかね (。_゜☆バキッ
by Gomarz (2009-05-28 10:04) 

さくら

■Gomarz様
こんにちは。再びのコメント&nice!ありがとうございます。

そうですね……やはり日5の本放送時は、
新たに見せられている話の筋を追うのが精一杯なのと、
それから先を比較する事ができませんので、
どうしても視野が狭くなると思います。
だからこそ、最後まで見た上で再び視聴すると、
細かな点まで気にするようになり、
それが面白さに繋がるのかもしれません。

加えて、これは雑誌などもチェックしている私の場合なのですが、
今は丁度、スタッフさんのお話がある程度出尽くしたところなので、
裏話をあれこえお見聞きした上で改めて放送を見ると、
また見方がちょっと変わってくるのが面白いです。
とはいえ、後でスタッフから
「実はこうでした」と語られるのは狡いので、
本来は放送分だけで視聴者に理解させなければならないとは
思っていますが……。

ブシドーが勘違い系だという設定についての話は
複数の雑誌で見ましたので、間違いないです。
だからこそ、刹那に負けた直後の彼が
間違った武士道を語っているらしいです。
日本にかぶれたせいでキャラクター性に深みが出たとはいえ、
グラハムはグラハムで良いキャラクターだったと思うので、
ミスター・ブシドー化しちゃった事が(彼も好きですが)、
実は惜しくてたまりません。

以前の回で、ミスター・ブシドーが自販機に挟まっていたシーンも
スタッフさんによる偶然の産物らしいですが、
そういう点も含めて、彼は天然のお笑い担当なのかもしれませんね。
by さくら (2009-05-28 13:00) 

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