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感想:機動戦士ガンダム00セカンドシーズン第6話「傷痕」再放送*ネタバレあり [ガンダム00:アニメ感想]

現在、TBSの地上派テレビでは
ガンダム00セカンドシーズンの再放送が行なわれています。
最後の第25話まで見た上で、改めて感想を書いています。

今回は、第6話「傷痕」の簡単な雑記&感想です。
*日曜午後5時の本放送時も感想を書いていました。
その時の感想はこちら(非常に長文です)
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2008-11-09

前回の第5話「故国燃ゆ*再放送」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-04-30


ガンダム00のアニメ感想記事のURLは
ドラマCDやゲーム等の感想記事と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
機動戦士ガンダム00:アニメ・CD・ゲーム感想一覧


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再放送の開始前に、
「第6話の傷痕って何があったっけ……」と思い返してみたのですが
今回は話の内容そのものよりも、
「第7話(ソーマがマリーに戻り、アレルヤとの恋が成就する)の一つ前」という
印象の方が強いです。

それと、この回ではスメラギさんが倒れてしまいます。
エミリオが死ぬ間際に唱えていた言葉がトラウマとなっていて
彼の死後、何年も経った今もスメラギさんが悩まされていたのには
同情してしまいます。
あれはきっつい。
“あの文言=恋人の死=己が犯した失敗(罪)”ですものね。

スメラギさんが倒れてしまった事で
彼女の戦術を得られなくなったトレミー組と敵として対峙したカティが
「クジョウではないのか」と疑問に思うシーンも、印象深かったです。
日常生活における記憶が推測の元になったのではなく、
敵として戦術を目の当たりにした事で相手の正体を知るという展開は、
スメラギさん対カティならではだったと思います。



今回も、ティエリアは凛としていて強いなぁ。
そして、第1話「天使再臨」の最後でもそうでしたが
沙慈に対するティエリアの怒り方には、
かつて彼自身が誰かに怒られた過去が、滲んで見えます。
他人にされた事から生き方を学び、
それを自分の事として実践していくのは
まさに子が親の姿を見て学ぶのと同じだと思いました。



セルゲイからの豊かな愛情を受けて、
すっかりマリー化しているソーマがいます。
同じソーマでも、この時点より、
再びソーマ化した時(セルゲイが亡くなった後)の方が雄々しいのは
彼女の辛さが見えてしまって、辛いです。
次回「再会と離別と」のソーマ→マリーの変化は、
マリー化していたソーマの印象が強いからか、
そんなに差は見えませんでしたが、
マリー→ソーマは、セルゲイの死というとんでもない出来事のせいで、
差がはっきりと出ていました。

また、同じ二重人格者でも、アレルヤとハレルヤよりも、
マリーとソーマの方が根っこが同じ(元は同じ人間)なんだと
強く感じられました。



あぁ……!
水面と平行移動して狙い撃ってるケルディムはカッコイイなぁ!
ライル&ケルディムは、シリーズの折り返し地点で、
メメントモリ一号機の攻略での素晴らしい見せ場があるとはいえ、
ライルの心の成長に合わせたのか、
ケルディムも終盤の方が多く活躍しています。
前半はどうしても見所が少ないのですが、
これは嬉しかったです。



Bパートの最後は、
敵(ルイスの乗った機体)を撃とうとして
今まさに引き金に指を遣っている沙慈で終わりました。
その直後に流れるED(Prototype)の冒頭で
銃に囲まれている刹那の絵が見られるのは、
よくよく考えれば皮肉な話です。
幼い頃から洗脳されていて
親すらも躊躇なく殺してしまった刹那には、
引き金を引くのを迷う事すらできなかったんだなぁと思うと
辛くて辛くて……。
刹那が最初に殺した人間は、多分、母親ですよね。
セカンドシーズンでは、第4話において、
マリナの言葉を思い出した刹那が
敵への攻撃に対して一瞬迷うシーンがありましたが、
その後の彼は、戦う事に対して吹っ切っちゃってますからね。
(↑自分にできる事(戦う事)を行なう)
人として当然あっていい感情を失っていた点は
刹那を語る上で、絶対に外せないと思います。
また、ここでは引き金を引けなかった沙慈が、
シリーズの終盤において、ルイスを守ろうとして初めて引いたのを思うと、
こういうのは理屈じゃなく
本能で行なう事なんだと痛感させられます。
この第6話での沙慈が
反省をしたり罪悪感を抱いたりしているのは本当なんでしょうが、
それらは、あくまで彼の理性が元なんですよね。
本能で「嫌だ」と思える余裕があるから、敵を前にしても、
引き金をまだ引けないでいました。
この、甘さとも言える沙慈の現状が、
彼の対の存在とも言える主人公・刹那の辛い人生を
より引き立てているようにも見えました。





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感想は以上です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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続きの第7話「再会と離別と」*再放送の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-05-14-1

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-05-07 03:40  nice!(0)  コメント(0) 
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