SSブログ

感想@PS2ゲーム「機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ」 [ガンダム00]

2008年秋に発売された
PS2ゲーム「機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ」の
感想です。

2.jpg

下記にはネタバレを含みます。

私の状況は以下の通りです。
・ガンダム00のファン(キャラクター大好き)
・アクションゲームが苦手


00のドラマ・ラジオCD、ゲームなどの感想記事は
アニメの感想と共にURLを一覧でまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-24-7


────

私はセカンドシーズン放送開始一ヶ月半前に00を好きになったので、
このゲームが発売された時には
00にとっくにハマってました──が、
アクションゲームが苦手+
こうしたキャラゲーの出来はあまり宜しくないとの認識がある事から
「もし途中で投げ出しても後悔しない程度に安くなったら中古で買う」と
最初から決めていました。

で、先月、アニメのセカンドシーズンの放送も無事に終わりまして、
中古だとかなり安くなった為、こうして入手した次第です。



結果から言うと……
私が下手なせいでもっと遊べないかと予想していたので
良い方向に意外でした!
面白かったです!

このゲームの売りの一つである書き下ろしの台詞などは
既にネットで見て知ってましたので
「早く先を知りたい!」と焦る事は特になく、
少しずつじっくりと遊んでいきました。
但し、レベルは“模擬戦”です。
自分の下手さ(アクションゲームへの苦手感)は
もう嫌というほど自覚していましたので。

各マイスターのミッションを少しずつこなしつつ、
全員をクリアしました。
ミッションは各自10ずつで、それほど長く掛からないので、
楽しんで行なえました。

基本的には
ボタン連打→反射神経が問われる(視力検査/笑)ゲームなので、
馴れてしまえば楽でした。
ただ、ずっとやっていると、さすがに目が疲れます。
もっとアクションゲームっぽい(プレイヤーの手腕が問われる)かと
思っていたのですが、
私が遊んでいる“模擬戦”レベルだと、力でのゴリ押しが可能なので、
ミッションは楽に済ませられました。
とはいえ、マイスターモードのスコアアタックになると
終盤はさすがにそれだけでは無理でした。
防御やチャージアタックなどをせざるを得ない状況は
却って良い練習になったと思います。

各ミッションは、一度クリアすれば
好きな時にやり直せます。
結果(ランク)に不満がある時や
シチュエーションムービーを取り逃した時に
すぐにでもやり直せるのは利点でした。



但し、問題点は幾つかありました。
1:取扱説明書(解説書)とゲームのチュートリアルが不親切
2:戦闘は簡単だけれど単調
3:協力プレイが狙って出せないので少々淋しい
4:ファーストシーズンの作品なので、エンディングが総じて暗い
5:内容が少ない

まず
1:取扱説明書(解説書)とゲームのチュートリアルが不親切
これは上記の文章の通りです。
遊ぶ前に説明書を一読しましたが
当然ながらそれだけでは分からないので
ゲームを始めた時は最初にチュートリアルで練習しました。
確かにスメラギさんから操作方法を教えてもらえるけれど、
内容が少ない&甘いです。
もっとちゃんと練習させてほしかったです。
結局、それだけでは分からない事が多かったので、
私は刹那のミッション1を何度も行なう事で、
チュートリアルの練習に代えました。
(エクシアは基本のMSだと思ったので選択してみました)
最近は、どのゲームも取扱説明書が不親切で、
ゲームを遊びながら実際の操作を覚えていくのが主流です。
説明の記載を省くなら、
チュートリアルをもっと丁寧に作ってほしかったなと思います。
また、私がミッションでの実戦を練習に代えた理由として、
チュートリアル中の会話を飛ばせなかった事もあります。
クリスとフェルトのおしゃべりは、聞いてて楽しかったけれど、
最初の一度だけ聞けばもう充分でした。

2:戦闘は簡単だけれど単調
私は“模擬戦”レベルなので、
もしかすると“スペシャル”レベルは話が違うかもしれませんが……。
00モードを発動させて雑魚敵をインフィニティチェインで一掃した後、
ボス戦になるという流れなので、
最初から最後まで、良くも悪くもやる事は同じです。
敵のタイプ(格闘/砲撃)に合わせて対処法を替える必要はありますが、
同じ事を延々とやるイメージがあるのは拭えません。
なので、遊び始めた時はガンガンプレイするけれど
一度でも飽きたらすぐに放っておいてしまう予感がします。

3:協力プレイが狙って出せないので少々淋しい
私のようにキャラ萌えしているファンにはたまらない“絆”サポートは
レベルがあっという間に上がるので
途中経過を楽しめない内にMAXになってしまうのが惜しかったです。
また、1戦闘に掛かる時間が短いので仕方ないですが
00モードの5を出せば必ず強力な協力攻撃になるとはいえ
もう少し“一緒に戦っている感”が欲しいなと思いました。

4:ファーストシーズンの作品なので、エンディングが総じて暗い
これはもう、言っても仕方ない事ですが……
ロックオン(ニール)は死んじゃうし、
他の三人のマイスターズも全滅エンドっぽいしで
一般的なゲームではまずあり得ないほど最後が暗いです。
特に、ロックオンの最終ミッションは
これで彼が死ぬと分かっていたので
やる前から憂鬱で憂鬱で仕方ありませんでした。
遊んでいる最中も気が重かったです。
ファンには辛いミッションでした。

5:内容が少ない
これは2にも通じる事です。
ミッションの数が四人で計40。
スコアアタックにタイムアタックもありますので
やり込み要素が無いわけではないですが
やる事が単調&同じなので、やり込もうとする前に飽きてしまいそうです。
例えば、パイロットが機体を好きに乗り換えられるとか、
クリア後に特別なミッションが追加されるとか
あともうちょっと欲しかったなという欲が出ました。
目の疲れを考慮しないなら
ミッションモードだけなら1日、
スコアアタックなどマイスターモードも4〜5日あれば
楽に終えられます。



不満点を挙げましたけれど、良かった点も勿論ありました。

まず、アニメのファーストシーズンで出てくる敵
(ユニオン/AEU/人革連)のMSの外見や特性が
よく分かるようになった点です。
私は、ファーストシーズンはDVDで何十回と見ていましたが
興味はマイスターズ&CBのガンダムに向いてましたので、
地上の三勢力のMSへの関心はほとんどありませんでした。
なので、MSの外見と名前が一致した事は大きかったです。

また、アニメのファーストシーズン終盤で
擬似太陽炉を積んだジンクスが登場するように
このゲームでも彼らが後半に出てくるのですが
彼らの装甲が硬い+攻撃が強いので、
ゲームが進んで敵の機体が替えられた当初は
ちょっとした恐怖を味わえました。
例えば、イナクトやアンフたん、フラッグが敵の時は
一撃で倒せるとします。
でも、敵の機体がジンクスに替わると、
こちらの攻撃を3発ぐらい当てないと倒せなくなるんです。
敵一体を倒すのに必要となる攻撃回数が増えれば
それだけ危険度が増すのは必然です。
また、ジンクスの攻撃力は侮れないので、
敵を倒せない内に周りを囲まれてしまうと、
ちょっと笑えないダメージを負う時もありました。
地味に──でも確実に、削られます。
アニメで登場したジンクスは、多くても三十機でした。
ゲームではそれこそ蚊の大軍のようにうじゃうじゃと出てくるので、
たった四機+トレミーでこれだけの数を撃破しなきゃいけないかと思うと
悲愴感すら味わえます。
ゲームとはいえ擬似体験を味わえた事で、
アニメのファーストシーズン終盤にマイスターズが感じた辛さが
よく分かりました。

ひろし……もといサーシェスが
タクラマカン砂漠で乗る機体・アグリッサが大きくて
(しかも、いやらしい攻撃を仕掛けてくるので)びびりました。
アグリッサの大きさは
アニメで刹那がネーナに助けられる直前
(エクシアの機体に攻撃が打ち込まれるシーン)で
知ってはいましたが、
それ以上にまざまざと見せつけられた気分でした。
アグリッサは嫌だ……!
近寄るとグルグル攻撃を仕掛けられるし、捕まえてくるし、
遠くに離れていてもビーム砲みたいのを放ってくるし、
とにかく嫌いです(笑)。

主役四人のマイスターズが乗っている機体を敵にできた事で、
各機体の特性も、嫌というほど分かりました。
特にヴァーチェ!
バズーカがとにかく怖いです。
自分がバーチェを選択している時は、
装甲が厚くて硬いし、バズーカによる攻撃で敵を圧倒できるので
「あぁ……ヴァーチェ最高!」とうっとりできるのですが
敵にしたらとんでもない機体でした。
他の機体を相手にしている時にバズーカを打たれると
確実に削られるし、
こちらからの攻撃が当たっても、なかなか削れないし……で
強かったです。
デカブツ呼ばわりされているので、愚鈍かと思いきや
あの外見の割に動きがなかなか俊敏ですしね。
マイスターモードのスコアアタック(LV80)の砲撃戦では
本当に泣かされました。
あれは、こちらもヴァーチェを選択した時でしかクリアできてません……。

そして、ミッションを全てクリアした事で
ファーストシーズンの主要人物&愛機で
マイスターモードにチャレンジできるようになったのは、
嬉しかったです。
グラハムは彼自身(フラッグ)と仮面の男(アヘッド)、
刹那もエクシアとダブルオーと、
2パターンあって有難かったです。
まだ遊んでませんが、
コーラサワー&イナクトでプレイするのが
今から楽しみでなりません。
そして、仮面の男&アヘッドを試しに遊んでみたら
近接戦しかできない事に絶望を感じています。
不器用すぎるよ、ミスター・ブシドー!
そうそう、開発がセカンドシーズン前とあって、
仮面の男(ミスター・ブシドー)のキャラクター像が固まっていなかったのか、
彼の台詞に違和感を覚えました。
アヘッドも、彼専用ではなく普通のだったので
ちょっと変な感じでした。
インフィニティチェイン中の刹那の「ダブル!」「オー!」も
笑ってしまいました。

ミッションモードで、
刹那だけが少し特別だったのも良かったです。
ミッション01でイオリア・シュヘンベルグの意思表明
(ビデオメッセージ)が流れ、
ミッション10の初トランザム時にも
彼の言葉が流れていました。
「わー! 本当にダブルオーだ!」と興奮しました。



エンディングの映像は、
ロックオンの死に顔やお墓参り中のティエリアなど、
(セカンドシーズンのEDとは別です)
見た事があるものが多かったですが
胸にくるものがありました。
また、ロックオン(ニール)が亡くなったのは事実なのに
お墓参りをしているティエリアを木陰から密かに見ている
別のロックオン(ライル)の存在がイミシンで、
あの状況じゃ、
「やっぱりニールは生きているんじゃないか」と
再び疑ってしまいそうになるのも仕方がないなと思いました。
もし私が発売当時にあのエンディングを見ていたら
そういう希望を持っていたかもしれません。



キャラ贔屓も入っていますが、
操作しやすいなと思ったのは
ロックオン(デュナメス)とティエリア(ヴァーチェ)でした。
ただ、ヴァーチェは、アクションムービーではボタン連打が多いので、
すぐに疲れちゃう私にはそれを強いられるのが辛かったです。
エクシアは、主人公機なので使いやすいかと思いきや、
どうしても近接の格闘戦がメインなので、
防御やチャージアタックなどのボタン操作がきちんと出来てないと
中盤以降やボス戦が辛いかなと思います。



感想をまとめますと
00ファンで、ゲームを遊ぶのに抵抗がないなら
(PS2の本体を持っているなら)買いだと思います。
今なら、このソフトは新品でも半額近く、
中古品だと更にお安く買えますしね。
ツッコミどころは多いですが、台詞を聞きながら遊ぶのは楽しいので
充分に元が取れます。
私は、できればセカンドシーズン仕様で
この続編・ガンダムマイスターズ2が是非出てほしいと思うぐらい
楽しめました。



初めてティエリア(ヴァーチェ)でクリアしたので
記念に写真を撮りました。
Lv80の砲撃戦(ヴァーチェ+デュナメス+スローネアイン)が
本当に辛かったです。
他の評価は全部Sなのに、ここだけAランクなのが
それを示してます。

3.jpg




ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます
にほんブログ村


2009-04-29 16:28  nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ゲーム

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。