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感想:大河ドラマ「天地人」第14回 黄金の盟約 *ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

NHKの大河ドラマ・天地人
第14回「黄金の盟約」の感想です。ネタバレを含みます。


前回の第13回「潜入!武田の陣」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-29-2
前々回の第12回「命がけの使者」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-28-3

各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-07-4


────

華姫の中で、兼続がすっかり悪人となっています。
この作品では、
景勝の為に目を瞑って嘘を真実としてしまった
兼続が正しいと描かれる方が多かったので
ちょっとだけスッとしました。
仙桃院は
「兼続は景勝を守りたいから(そうした)」と言っていましたが
守る為とはいえ、結果的に兼続は戦乱の火種を作っているので……。
兼続は、義を重んじる発言を多々しているのに
実際の行動にはそれが全く無いように思えます。
そのせいで、私には、彼が二枚舌なキャラクターに見えています。
それを作中で誰も咎めないので、かなり苛々していたのですが、
誤解とはいえ、指摘する人がいてくれて良かったです。
また、それを景虎には伝えないと決めた華姫がいじらしいです。
家の為というより、
愛しい景虎をこれ以上傷付けたくないという気持ちが
ひしひしと伝わってきました。



今回、兼続との会話を果たした武田の高坂弾正が死んだと
判明しました。
武田信玄の存命中の出来事については
前々作の大河「風林火山」で知りましたが、
その死後については(私が元々興味がなかったのもあって)
ほとんど知らなかったので、
時系列が判明して、勉強になりました。



兼続の父親が息子を庇ってあれこれと言い、
戦の原因が自分(兼続)だと息子が思っている旨も明かしますが、
これ……元はと言えば、父親が兼続にけしかけた事ですよね。
今更という感もありましたし、
親子で生温いことをやっているなぁという不満もありました。
(ここ、見ていて眠かったです。だらだらし過ぎ)
何より、父親の方が策士っぽいなと思いました。
兼続がまだ未熟で、一人立ちをしていないからなんでしょうが
彼の父親が出しゃばるシーンは、色々とツッコミどころが満載でした。

前回もそうだったんですが、
ほとんど動きがないまま、最初の三十分が過ぎてしまいました。
兼続と景勝が言い合いをする→兼続が隠り、悩む→景勝も隠って悩む
→景勝が折れて出てくる→感激した兼続が涙→二人の和睦
……という展開には、正直、食傷気味です。
軍の中で事を決める方に時間をだらだらと割かれて、
肝心の交渉なり戦いなりがほとんど描かれないのが不満です。
いきなり兼続に泣かれても、全く共感できないですし……。
登場人物の心情を丁寧に描いてくれるのは有難いのですが
戦闘シーンがほとんどないのはつまらないです。
メリハリに欠けています。

序盤で、武田が兵を進めてきた旨を知り、
今一度、武田の陣に向かおうとする兼続を、
皆が必死に止めましたが……
ここの演出が何故かスローモーションで、笑ってしまいました。
登場人物の動きが少しも重要でないこの場面で
こんな演出をする必要は全くないと思います。



上記でも書きましたが、今回も、
前半部分が“見なくても差しつかえがない”内容だったので
残念でなりません。
最初から最後まで、ハラハラドキドキしながら見られる回は
出てくるんでしょうか。
もう既に話の四分の一が終わったのに
話のテンポが悪くて(私に合わないだけなのかもしれませんが)
この先、見ていけるだろうかと不安でたまりません。



────
感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第15話「御館落城」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-04-16-5

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-04-05 20:51  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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