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感想@アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」第1話 鋼の錬金術師*ネタバレあり [アニメ感想]

今日から日曜午後5時から始まるアニメ
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」の感想です。
初回の第1話は「鋼の錬金術師」です。

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  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: Blu-ray

ネタバレを含みます。

原作の漫画は、途中まで読んでいます。
単行本は6巻までしか持っていません。
前作のハガレンのテレビシリーズは
映画版も含めて一通り見ていますが、
かなり昔の事なので、詳細を忘れています。
今回のアニメに関しては、前情報を積極的には得ていません。
(逆に、特に避けてもいませんでした)

私はヒューズが好きでした。
なので、彼の“事件”をきっかけにして作品から離れてしまいました。
最愛のキャラクターはロイ・マスタング大佐です!
ホークアイやハボック……と、軍部キャラは
総じて好きかもしれません。
また、この作品に限らず、人体改造ネタを苦手としているので、
キメラ関係の描写が好きではありません。


各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01-7



────

ネットではあれこれと賛否両論でしたが
私も、主役の兄弟以外の声優交代にはびっくりしてしまいました。
特に大佐……!
彼が私の一番好きなキャラクターだというのもあるのですが、
私の場合、前作のテレビシリーズのアニメを見た上で単行本を読み
作品を知ったくちなので、
最初から、大佐の声と言えば大川透さんだったんです。
なので、ハガレンの放送前のCMで
三木眞一郎さんによる大佐のナレーションを最初に聞いた時は
衝撃を受けました。
その時は既に雑誌で声優交代を知っていたのに、本当に驚きました。
三木さんのお声は好きです。
大佐に合ってないとも思いません。
ただ……私の中で“大佐=大川さん”の式が未だにある為、
戸惑いながらテレビ放送を待ちました。
正直、ストーリーや演出よりも
三木さんの大佐に馴れられるかどうかが非常に心配でした。



OPは、幸せな日常→一点して不穏なものに変化→戦闘という
王道な描き方でした。
全般的に明るくない(暗いとまでは言えないですが)世界なのは
この話の陰鬱な部分の端的な説明として良かったと思います。
特に、少年時代の兄弟の手足がしゅるりと無くなっていくシーンは
錬金術の怖さをよく表わしていたと思います。
(ウィンリーはちょっと間抜けに見えましたが)



前情報がどのくらい公開されていたのかは分かりませんが、
私は、原作の第1話がそのまま
アニメの第1話に持ってこられると思っていたので
嬉しい方に予想が外れました。

“鋼の錬金術師”はエドなのに、アルが間違われたり、
「ちっこいって言うな!」とエルが自分の背丈を気にしたり、
焔の錬金術師である大佐の弱点が水である事や
ホークアイに「無能」呼ばわりされているのが描かれたり……と
シリーズのお約束が早々に出ていました。
また、視聴者へのきちんとした説明はこれからでしょうが、
賢者の石が不穏な存在であるのを匂わせていたのも合わせて、
今後に通じる重要なネタが小出しながらちゃんと出していて
内容が濃かったです。

特に、アルの身体の真実が分かる
(鎧に魂を定着させているので、鎧の中はからっぽ)くだりは、
順番や説明の仕方が丁寧で、とても良かったと思います。
ヒューズの家で、アルが食事をしない
(物理的にできない)のを視聴者に最初に見せておいて、
その後、実際に鎧の中がからっぽである
(空っぽだったからこそ危機を逃れられた)のを示し、
直後に具体的な説明をキャラクターに言葉で語らせたのは、
視聴者が理解しやすい上に、
嫌でも納得してしまう強い事実になったと思います。
私は、上記のように原作の漫画もアニメも齧ってますので
この事実はとっくに知っていましたが、
知らない人がこれを見たら、かなり驚いたと思います。
二人が何故、禁忌と言われる人体錬成を行なおうとしたのかについても
初見の視聴者の興味を惹けたのではないでしょうか。
その理由は分からなくとも、
それが切羽詰まった状況で、失敗に終わってしまったのも
遠回しながら示されてましたし。
何より、二人の過去が明かされるのに合わせて
“等価交換”という言葉がいきなり重くなるので、
その前振りとしては、今回は充分に成功していたと思います。

モノクロの世界にしてギャグ調に変えたり、
考えをモノローグで語らずに、台詞付きの吹き出しで表わしたり、
頭で挙げたものをイラストとして出してみたりと
今回のシリーズは、漫画の手法を演出として使っているようです。
ただ、吹き出しは、
何かをしながら見る人間には優しくない演出だと思います。
その部分を見逃すと、耳で聞けないので、
それがあったと気付く事すらできません。

今回は、シリアス八割、ギャグ二割という比率だったでしょうか。
メリハリがついてて、よく考えられている作りだと思います。
見ていて飽きなかったです。
初回は物語の世界観を視聴者に伝えなければならないので
どうしても単調になりがちなのですが
あの短い間でよく詰め込んだと思います。
台詞がやけに説明調なのは、もう仕方ないですね(笑)。
これが第1話であるのを思えば、許容範囲です。



さて、心配していた大佐の声ですが
思っていたほど違和感はありませんでした。
ただ、私が最初に好きになった大佐はもういないんだなぁと思い、
ちょっとしんみりしてしまいました。
三木さんの大佐に馴れた後、大川さんの大佐を聞いてみて
自分がどう思うかに興味があります(笑)。

個人的には、ヒューズが大好きなので、
彼の家での団欒が沁みました……。
こんなに幸せな家族が、後々、辛い思いをするかと思うと
複雑な心境になってしまいました。



あまり期待してなかったので、
放送を面白く見られたのは、本当に良かったです。
次回は、早速、兄弟の過去話のようで
こちらも楽しみです!
とりあえず、手持ちの単行本で復習をします。





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続きの第2話「はじまりの日」の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-04-13-2

宜しければ合わせてどうぞ。


2009-04-05 17:44  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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