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感想:大河ドラマ「天地人」第13回 潜入!武田の陣 *ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

NHKの大河ドラマ・天地人
第13回「潜入!武田の陣」の感想です。ネタバレを含みます。


前回の第12回「命がけの使者」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-28-3
前々回の第11回「御館の乱」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-28


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すみません、今回のタイトルのセンスはないと思います。
何とかしてほしいです……。

そして音楽もおかしかったです。
信長と初音の対峙シーン。
時代劇なのにあれはない(笑)。



今回の前半は、登場人物がそれぞれの思いを喋るばかりで
動きが全くありませんでした。
やっぱり間延びしているなぁと思います。
その登場人物や俳優さんが好きな人ならともかく
普通にドラマを見ているだけだと、
はっきり言ってこの内容では飽ききます。
兼続が「武田を味方に引き入れよう」と提案するシーンが出てきたのが
午後8時18分ぐらいだったのですが、
この約二十分間を見なくとも話を理解するのに全く支障がないのが
いい証拠です。

景勝が中座をして兼続の提案を一蹴した後、
兼続の説得に応じるシーンも、演技と音楽で盛り上げてましたが
そんなに重要そうに思えなかったのが残念でした。
台詞でもありましたが、宿敵だった上杉と武田が手を取り合うなど
当時ではまずあり得なかった事なので、
本当、これは凄い事なのですが
その凄さが全然出ていないのが逆に凄いです。
でも、景勝の演技は大変良かったです。
兼続に、景勝は謙信ではないと言い切られた時の
ぐっと詰まった顔は、悔しさと無念さ、
そしてその現実を彼自身が一番良く知っている辛さが
よく出ていたと思います。
養子とはいえ、毘沙門天の再来と言われた謙信の跡を継ぐ者として
彼の肩や背に掛かる重圧は相当なものなので、
それがちゃんと描かれていました。

お船と直江直綱との会話、
そしてお船と兼続の会話も良かったです。
お守りを渡す際に稲光がある演出は余計でしたが。
(あまりにも変で笑ってしまいました)
でも、時代劇なのに
戦関係のシーンより恋愛シーンの方がいいって
やっぱりあり得ないです。



武田に和議を申し入れする為に
兼続が使者として行きますが、これは史実なんですか?
普通、十代の若造が会いに行っても
領境で門前払いに遭うと思うんですが。
そして、武田側があっさりと了承し過ぎ!
兼続は全然潜入してないし、
放送の最後で慌ただしく高坂と対峙しただけじゃないですか。
タイトルとなるほど重要なシーンなのに、
それより前半の余分なシーンの方が長いのは変だと思います。

なんか色々と勿体なかった気がします。
あ、前半の景虎と華姫は良かったと思います。
この先の不幸を思うと、華姫の必死さが余計にいじらしいです。



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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。


続きの第14回「黄金の盟約」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-04-05-2

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-03-29 21:09  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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