SSブログ

感想@機動戦士ガンダム00(ダブルオー)セカンドシーズン#24 BEYOND [ガンダム00:アニメ感想]

*最後を含め、全般的に追記しました(3/29)


テレビアニメ「ガンダム00」第2期(セカンドシーズン)の感想です。
ネタバレを多大に含みます。

今回は第24話「BEYOND」です。
長文ですが、宜しければおつき合い下さい。


前回の第23話「命の華」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-17
前々回の第22話「未来のために」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08-5

ガンダム00のアニメ感想記事のURLは
ドラマCDやゲーム等の感想記事と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
機動戦士ガンダム00:アニメ・CD・ゲーム感想一覧


────

私は、セカンドシーズンではティエリアが一番好きだったので、
正直なところ……今回の後半は辛くて辛くてたまりませんでした。
いくら、本当の意味で“死んでない”とはいえ
(本当に死んでしまうよりはましかもしれませんが)
あまり喜べません。

特に、リボンズに撃たれたティエリアの身体が背後の壁に激突して
ヘルメットのガラスがパリーンと割れるシーン!!!
あのまま死なないだろうと予想できていても
見た瞬間は胸がとても苦しかったです。
録画したものを見直しているだけでも、凹みます。

ただ、ティエリアが作中で言っていたように、
仲間を救えたからイノベイドで良かったと彼が本気で喜んでいるのなら
私もそれに添いたいと思います。
人間が、そして仲間達が大好きだからこそ、
彼らを守れて良かったんだなぁ、ティエリア……。
セカンドシーズンでの彼からは、本当に、深い愛情を感じます。
ヴェーダとの完全なリンクを果たす為には
どうも肉体の存在が邪魔なようなので、
それができるのはティエリア達イノベイドしかないわけです。
まさに彼は、するべき使命を果たしたんだなと思いました。
刹那と会った時、ちょっと嬉しそうだったのが救いです。
「勝手に殺すな」っていう嫌味を放ったのが
楽しそうな口調も相まって、物凄く人間臭いなと思いました。

でも……ファーストシーズンであれだけの時間を掛けて人間を理解して
「人間は良いものだ」と見とめるようになって
弾みとはいえ「僕は人間だッ!」とまで言えたティエリアが
ああいう形で今後も生きるのはあまりにも淋し過ぎます。
リボンズが、事前に用意しておいたスペアに簡単に乗り換えられたように
ティエリアもそうしてくれるといいんですが……。
できれば、刹那+ダブルオーライザーの力で
あの肉体を復活させてもらえれば良いのですが。
というか、ティエリアとリジェネは、この先、
ヴェーダをどうするつもりなんでしょうか。
私はこれまで、ティエリアが最終回でヴェーダを爆破して
(親を殺すようなものだから辛いけれど、涙を呑んで)
終わるのかと思っていました。
でも、ヴェーダと一体化した後のティエリアの話から推測すると、
どうもこれまでの流れは
ちゃんとイオリアの計画に乗っ取ってる事らしいじゃないですか。
もしかしたら、リボンズの反乱でさえ、
イオリアにとっては些末な事だったのかもしれません。
それこそ、リボンズには屈辱でしょうが、
ファーストシーズンでのアレハンドロの反乱と
同じレベルでしかなかったのかもと思えます。



セラフィム&赤十字がやっと出ました!!!
赤十字は、トライアルシステム連動していたんですね。
2期前半のOPでその赤い光を初めて見た時から
いつ出るいつ出る……?と期待していたので、嬉しかったです
──が、先のティエリアの一件があったので、
事前に予想していたほど心が踊りませんでした。
ティエリアが撃たれたショックの方が大きかったです。
でもでも、無人のセラフィムでトライアルが来た時は
それなりにちゃんとドキドキしました。
思わず「うお!」と声が出ました。
ファーストシーズンでトリニティ兄妹の機体を一時的に抑えたり、
ヴェーダとのリンクを一方的に切られて機体が動かなくなったりした
一連の出来事がきちんと踏まえられた上で、
“ヴェーダとリンクしている機体を全て制御下に置く”という
今回に繋がっているので、感慨深くなりました。
今のCB側のガンダムは、ヴェーダとリンクしてないもんなぁと
しみじみしました。
(そう考えると、チート的な強さを誇るダブルオーライザーは別格として、
アリオスやケルディム、セラヴィーは、敵に劣勢を強いられながらも
よく頑張ったなと思います。
勿論、そのサポート用のプログラムを組んだCBスタッフもです。
きっとクリス&フェルトが組んだプログラムを下敷きにしてますよね。
こう考えると、亡きクリスの思いも今のCBに繋がっているようで
嬉しくなります)



ティエリアが嬉しそうだった他で良かった事と言えば、
リジェネの復活でした!
やっぱりあのまま死ぬわけがなかった。良かった。
……という事は
リジェネは肉体が死ぬ前にリボンズの発言に驚いていたけれど、
あれは演技だったんでしょうか。
リボンズの脳量子派の干渉を受けると
自分の思考が読まれてしまうと踏んでいたなら、
たとえば、リジェネはフェイクの思考を自分の脳内に予め置いておいて、
リボンズにそれを読ませた上で、
実は裏で暗躍していた可能性もありますよね。
ただ、前々回や前回であったリジェネの大笑い&慟哭は、
とても演技には見えなかったので
こうして推測するしかできないのが現状です。

結局、“リジェネの計画”とやらは分からなかったけれど
今のところはティエリアと協力できているようだし、
刹那の変化も喜んでいるようだし
とりあえず安心できそうなので何よりです。

でも、イノベイター(イノベイド)を
生体端末としていたヴェーダにとって、
人間をよく知るティエリアを取り込んだのは
より進化を遂げた事になるので、喜ばしいのでしょうか。
ヴェーダそのものに人間を理解したいという欲があったかどうかは不明ですが、
結果的にはティエリアを取り込む事でできてしまったのは
世界の為には良い事なのかもしれません。
でも、ティエリア自身の今後を思うと、やっぱり複雑です。
「良かったね、ティエリア! ヴェーダ!」とは
とても言えません。



それよりもリボンズ!
新MSが彼の搭乗機になるだろうとは誰もが予測した事でしょうが、
今回の登場の仕方には、
ファーストシーズンのアレハンドロを連想してしまいました。
なんか、一気に小物臭が漂ってきたような気がします……。
普通に考えれば、ガンダムという作品の中で
キャラクターがMSに乗れるのは誇りなんでしょうが
リボンズの場合は逆であるような気がしてならないです。
余計に、死にフラグ&小物感が強まってるように思えました。
リボンズは、イノベイドを超えて(イノベイターも超えて?)
自分だけが特別!な気になってるようですが
彼が勘違いをしているらしいと判明するのは目に見えてます。
かわいそうと言うより、哀れだなと思いました。

“イノベイド”と言えば、
前回のEDの大量ブリングさんの名前のクレジットがそうだったので、
この名前は、
リボンズに意図的に作られたクローンイノベの総称かと思ったんですが
(↑特攻してたイノベのみ)
彼も含めた疑似イノベイターの総称だったようです。
でも、単語としては今回初出だったので
ティエリアがどこでそれを知ったのかが疑問です。

ということは、刹那だけが真のイノベイターなんですね。
まさに、自分が神であると言わんばかりのリボンズにとって
刹那の存在は目の上のたんこぶというか
自分の気まぐれで彼を生かしてしまったという過去がある分、
非常に皮肉な存在になっていると思います。
多分、今後は、刹那とダブルオーライザーの力で持って
皆に対話を促し、相互理解を深めて、人類を一つにまとめるんでしょう。
でも今回のAパートの終盤を見ていたら
皆が生き残る中で刹那だけが死んでしまうような気もして
ちょっと辛かったです。
あの子なら、世界平和の為に命を捧げちゃうかもしれないと思って。
勿論、恒久和平・紛争根絶も大事ですけど
個人としての刹那にも、絶対に幸せになってほしいです。
逆に、ヴェーダ化したティエリアと一緒に老化もせず
ずっとずっと生きていくのを考えると辛いですよね。
それが、戦いで人を殺してきた刹那の罰だとしても
重過ぎると思います。




では、他の事についても書いていきます。
上記以外では、良かった事が多かったような気がします!


【沙慈とルイス】

やっと……やっとですよ! 良かった!!!!!!
まだリボンズが死んでないので不安要素はありますが
刹那がリボンズとの戦いでGN粒子を大量に放出し続ければ、
リボンズの脳量子派の干渉を受けずに済みそうなので
ホッと一安心してます。
ルイスが、沙慈の首を締めながらも、
彼との記憶を取り戻した事で涙を流してしまったシーンでは
私もボロボロ泣きました。
指輪は、沙慈にとって心の支えだったけれど、
ルイスにとってもそうだったんですね。
これまで、この指輪に対するルイスの思いは
敢えてはっきりと描かれてなかったようなので
(ルイスは画像を消したのに、指輪を捨ててなかったことから
まだ未練はあるんだろうなとは推測できましたが)
それが今になってこういう形で示されて、良かったです。

その前に、自爆覚悟だったルイスを守る為に
沙慈が初めて引き金を引きました!
弱虫で腰抜けだった沙慈ですが
引く勇気が無いからそうしないのではなく、
できる事なら引きたくないのは今も変わらないけれど
好きな人の危機には引く勇気を奮えられるという彼の意思の強さが見えたので
とても良かったです。
とうとう引いたか……と、感慨深くなりました。
相手がブリングもどきのイノベイドで、普通の兵士じゃなかったのは、
罪悪感を持ち辛い点で、運が良かったと思います。
沙慈は刹那と対になる存在なので
最後まで“戦わない”キャラ像を貫くべきだったんでしょうが、
有事には撃つという沙慈の姿勢を実践した今回の描き方は、
私は好きです。
どんなに撃ちたくないと願っていた人間でも
そういう時には引き金を持ってしまうんだという現実の辛さも
よく描かれていると思います。
(前に、アロウズの襲撃をマリナ達が受けた際に
保護している子供達の一人が銃を構えてしまいますが、
それと同じだとも思いました)

本来の自分に戻って、性格から攻撃的な部分が消えたルイス。
弱々しく「沙慈……?」と呼ぶ声には、
作中の沙慈もそうだったでしょうが、私も安堵しました。
今の彼女なら、刹那の無事を心から祈ってくれるでしょうか。
いつかまた、三人で一緒にピザでも摘む絵が見られたら嬉しいです。
ルイスが倒れた時は、本当に死んでしまったかと思ったので
彼女の無事がアニメ的奇跡であっても、こうなってくれて良かったです。
ラッセも、蝕まれた身体が少し治ったようで
私は胸を撫で下ろしました。
ルイスの身体も、これで調子が良くなるといいなぁ。
心身ともにルイスをリボンズから解放する事が、
彼女を救う為の手段ですものね。

このブログでの感想を書いた後、
いつも00サイト用に感想を新たに書いていて
(このブログの感想を簡単にまとめたものです)
そこには先に書いたのですけれど、
私には不幸萌えというか悲恋萌えをしている部分があるので、
たとえルイスがここで本当に死んでしまったとしても
それはそれで納得して、受け入れたと思います。
でも、ファーストシーズンからずっと見続けてきた後、
ずっと離ればなれになって苦しんでいる二人もそれぞれ見てきて、
ろくに会話も交わせぬまま死ぬのは、
(ダブルオーライザーの量子世界で会話ができたとはいえ)
とりあえず私個人は萌えてしまうとはいえ、
あまりにも沙慈とルイスがかわいそう過ぎるので
本当に本当に本当に本当に良かったと思います。

さらに正直なことを言うと、
奪還劇はもっと仰々しくしてほしかったので
(物理的に何か大変な事があってほしかったです)
これまで随分と丁寧に描いてきた割には
肝心のところがあっさりし過ぎだなと思いました。
ただ、今回だけで見ると確かに物足りないのですが
沙慈とルイスがそれぞれ相手の存在を敵側に見た後半以降を
まとめて見てみれば、
そんなこともないのかなとも思えます。
特に、「イノベイターの影」での対峙で
二人の意思や立場を充分に描いてもらえたのは、本当に良かったです。
ルイスが沙慈の元に戻りつつあったあの時を踏まえた上で、
再びまた敵として二人が対峙し
今回の再会に繋がっているのを考えれば
丁寧に描かれているなと思えました。



【スメラギさんとビリー】

ビリーがいきなり“恒久和平”を唱え始めましたが
「一体どうしたの?」と本気で思いましたが、
ビリーなりにカッコつけたかったんだと分かって、納得できました。
「ずっと君の事が好きだったのに」との告白シーンは良かった!
セカンドシーズンの中で、あれはビリーの一番の名場面だと思いました。
あの言い方や顔が、何とも言えません。
スメラギさんを好きなのは本当だけれど
あの時、あの状況で思いを告げるのは
ビリーにとって本当に辛かったと思います。
だからこそ、私はビリーを見直しました。
なんていうか……最初の二人の対峙の時は
唐突にビリーがああ言い出した事もあり、
テレビを見ていた私は「???」だったのですが、
刹那のダブルオーライザーがバーストモードになって、
ビリーが動揺し出すところから(彼の強がりが失われていく)良かったです。
実を言うと、先週まで
セカンドシーズンのビリーはそんなに好きじゃなかったのですが
今回は、私の中で彼が男を上げてました。
なさけないところが逆に魅力になったような気がします。
そんな彼を心情を組み、謝るスメラギさんも素敵です。
彼女の決意の強さを知ったビリーが早速協力してるっぽい図も
見られて嬉しかったです。
ずっとこれが見たかったので!!!

録画分を何度も見直していて思ったんですが、
覚醒した刹那&ダブルオーライザーの力で量子が漂うようになった後、
ビリーが本音(スメラギへの気持ち)を語ったのは
まさに量子のお陰で心を開いたからなんですね。
多分、ビリーは、スメラギの写真を破いた行動から察せられるように、
彼女への思いを自分がとっくに捨てていると思い込んでいたはずです。
でも、量子の働きによって心が解放されてしまった事で、
奥底に押し込んでいた(消したつもりだった)それが
露になってしまった。
そして、同様に開かれたスメラギの心を読めた事で
平和に対する嘘偽りない彼女の真摯な気持ちも知って、
ああやって協力する気になれたのかなと思いました。
スメラギに告白する瞬間は、まさに恋心の昇華ですよね。
スメラギさんにビリーへの恋心は相変わらず無いようなので、
その恋が実る事はないようですが、
スメラギさん自身にきちんと受け止められて良かったなと思います。
録画を見直す度に、声を震わせてスメラギさんと対峙するビリーを
いいなぁと思っています。
あの告白は本当に素敵です。大好き。

来週もプトレマイオス2は危機的状況にあるんでしょうが、
ビリーには最後まで(死なずに)スメラギさんを守ってほしいです。
カティも含めて
三人は“戦友”として今後も絆を強めてくれたらいいな。

できれば、改心したビリーと
叔父(伯父?)のホーマー・カタギリさんとの対峙も見たいです。
アロウズやイノベイターに縋るという方法が間違っていたとはいえ
ホーマーさんはホーマーさんで彼なりに平和を求めていたようなので、
アロウズが壊滅し、リボンズにも捨てられた今、
人間としての意地を見せてくれないかなと密かに願っています。



【アンドレイ】

ブレイクピラー事件で、セルゲイの死が唐突に訪れた事によって、
この親子関係は消化不良を起こしていました。
セルゲイの義理の娘といってもいいマリーと、アンドレイの会話で、
彼が自分の過ちに気付いて本気で悔やんだのは良いと思います
──が!!!
私は、ここはソーマでやって欲しかったです。
性格が攻撃的なソーマは、マリーのように会話で解決を望まず、
問答無用でアンドレイを撃ってしまうと思います。
そうなると、アンドレイの反省を描く場面が無くなるので、
この場は優しいマリーが相手として適任なのかもしれませんが、
あそこは、「あなたの娘になりたかった」とまで言ったソーマが
アンドレイと対峙するべきだったのではないかと思います。
マリーよりも時間が掛かるかもしれませんが、
攻撃中のソーマがアンドレイに向かって厳しい言葉を吐いている内に
(二人が汚い言葉で罵りあう内に)、
アンドレイを討ってもセルゲイは少しも喜ばないという事実に
彼女がふと気付く展開に持っていった方が、
ソーマとしての決着がつけられるので良かったのではないかと思います。
(セルゲイの死に対してマリーも遺恨はあるでしょうが
彼と実際に接していたソーマの方がより強いはずなので)
また、あの時を逃すと、ソーマがマリーに替わるきっかけが無くなるので
アレルヤの為にも彼女の変化は必然だったとは分かりますが、
私は敢えて言いたいです。
「ソーマでやってほしかった!」と。

父親に請うばかりで、自分では何もしなかったのが露呈したアンドレイは
本当、幼い子供みたいでした。
でも、それを諭すマリーはお母さんみたいだったので、
この点は良かったなと思います。
上記の通り、ソーマでやってほしかったとの意見は変わりませんが、
やさしいマリーが相手だったからこそ
アンドレイはあの短時間で改心できたとは思っています。

最後のアンドレイの呻きは凄かったです。
前後がなくとも、あれを聞いただけで、
彼がどれだけ自分の過去を悔いているかかがよく分かります。
「言ってくれなきゃ、何も分からないじゃないか」との台詞も
アンドレイの甘えを的確に表わしていたと思います。
他人から物を言われるのをただ待つのではなく
自分から聞いたり言ったりしないと駄目だったという真実を
アンドレイが自分で気付けて、良かったです。
これで天国にいるセルゲイもホッとしたはずー。
生前、アンドレイと近付くのが怖いのを理由にして
敢えて彼との距離を置いていたセルゲイにも問題があるのは当然なんですが
……なんというか、子供にとって親は絶対的存在だから
過度な事を求め過ぎるきらいがあるなぁと思いました。
親としての威厳が失われると、問題はあるかもしれませんが、
アンドレイみたいな子供の場合は、
親という存在は自分が考えているほど万能ではなく
人間として“出来た”存在ではないと知る方が
楽に生きられたと思います。
親が言わない(言えない)と分かっていて、
本気であの親子関係をどうにかしたいと思っていたなら、
アンドレイの方から折れることだってできたはずなので。
親への遺恨を中途半端に残したまま大人になっちゃったものだから
結局、彼の死後もこうして引き摺る羽目になってるのが
ちょっと哀れです。
でも今回、アンドレイが嘆いた事で、
彼も無用な強がりを捨てて猛省できているはずなので、
その気持ちを前向きなものに変えてほしいです。
後日談で、セルゲイのお墓参りのシーンとかが出てきたら良いなぁと
勝手に望んでいます。

読み返してみて、ちょっと分かりにくいかなと思ったので補足します。

アンドレイは一人っ子です。
なので、たとえばアンドレイが6歳の時は、
セルゲイは大人としては30年前後の人生経験があるとはいえ、
親としての経験は6年しかないわけです。
だから、アンドレイが子供の内はセルゲイも親として未熟なので、
当然、完璧な子育てなどできるわけがないです。
それを、ある程度の年まで成長したアンドレイが
(さすがに、子供の頃にそれを察するのは難しいので)
なるべく早く気付く事ができていたら、
アンドレイもセルゲイも楽になれたかなと思いました。
これと対照的なのが、セルゲイとソーマです。
セルゲイにとってソーマは
親として充分に経験を積んだ後にできた娘のような存在なので、
彼女への対応は総じて柔らかいです。
勿論、これはソーマが異性である事や、
対アンドレイのような後ろめたさがセルゲイに無い事も関係していますが
彼に親としての心の余裕が生まれたからだとも思えます。
たとえば、ホリーが死んだのが近年だったら、
アンドレイに対するセルゲイの行動も変わっていたのではないでしょうか。



【アレルヤ】

アレルヤ……と書いておいて何ですが、
ハレルヤさんキター!!!!!!
声だけのご出演なのが、ちょっと残念ですが。
でも相変わらずアレルヤに説教臭いところが素敵でした。

GNアーチャーは半壊、アリオスも損傷多大で、
来週は戦力にならなさそうな気がします。
結局、アリオスは、ここぞ!という名シーンがなかったなぁ。
メインである00は当然として
ギミック満載のセラヴィー、
追加武装のビット大活躍のケルディムと比べると
活躍の場が圧倒的に少なかったと思います。



【ライルとアリー】

ついに決着がつきました。
ファーストシーズンでのニールの戦いを思うと
あれこれ省略され過ぎ&戦闘シーンが短過ぎなのですが
仇を討つだけでなく
彼なりに思うところがあるのを昇華できたのが良かったです。
尤も、圧倒的不利な状況で勝てたのは、
ダブルオーライザーのトランザムバーストのお陰なので、
棚ぼた感がプンプン漂ってくるのは否めません。
できれば、彼自身の力で勝ってほしかったなぁ。

前回の感想で、
アリーはどれだけライルの事を知っていたかと推測しましたが
やはりあれは、単にケルディムにデュナメスを重ねていただけのようです。
ライルがケルディムのパイロットの弟だと知った時のアリーの声には
ちょっと震えてしまいました。
「殺し甲斐がある」って、そんな……って思いました。

ライルが「兄さんを責められないなぁ」と呟いた事は
言葉の通り、彼がニールを責めた部分も含んでいるかもしれませんが
(↑彼が復讐に走った件を呆れていた過去を踏まえた上での台詞)
「復讐なんかで死んじまいやがって」というような
ライルなりの遠回しな悲しみも含んでいるのかなぁと思いました。
私怨を交えながらアリーを追い詰めた後、
アニューの言葉を思い出してハッとなるシーンは本当、良かったです。
アニューの死が無駄にならずに良かった。
デュナメスを撃墜された後のニールは
彼自身が己の死を間近に感じていたのもあって、
アリーを殺す事しか考えてなかったですから。
ニールと同じ気持ちでアリーと対峙しながらも、
アニューとの記憶にも助けられて違う答えを出せた事によって
ニールと同じ外見・声を持つ双子の弟としてのライルの存在意義が
きちんと出たと思います。

本当は、ライルとニールの子供の頃の話を
ちょっとでもいいから出してほしかったんですけどね。
でもでも、ライルとニールは違うのだと明確に描いてもらえたので
少し安堵しています。
「こいつが……こいつが、父さんも母さんもエイミーも……兄さんも……」
と、ライルの口から父母やエイミーの言葉が挙げられたのも嬉しかったです。
ライルが「分かりあいたい」と思えるようになったからこそ、
彼がニールを偲ぶシーンが
最終回でちらりとあったらいいなと思っています。

結局、撃たれてしまったアリーは……
ライルがどれだけ「分かろう」としても、
アリーが「分かりあいたい」と少しも思ってない時点で駄目なので
当然の結果でした。
でも、敵ながら魅力あるキャラクターだったので
呆気無く死んでしまったのには残念です。
できれば、機体の中で愚かな事を呟きながら
華々しく散ってほしかったです。
……こう書くと、やっぱりネーナの散り様は良かったんだなぁ。
状況的な助けもあって、力が入ってましたよね。




まだまだ書きたいことはあるのですが、
一旦ここで締めて、後で追記します。
次回に望む事は……やはり、一人でも多い生存です!
できれば、ティエリアには新しい身体を即、用意されますように。
刹那以外の他の皆が気付く前に、
しれっと人間に戻ってたら良いのに……。
言うだけ無駄な事は分かってますが、本気で願っている事なので
とりあえず書きました。

もう次が最終回なんて信じられない!
劇場版なんてやらないで、
いっそサードシーズンに突入しちゃえば良いのにー。




(3/23 追記)

リボンズ役の蒼月昇さん(笑)が
ソレステラジオであれこれとネタバレをして下さいました。

それによると、
イノベイドは、身体は普通の人間で、頭は人工知能。
アリーに撃たれた際、リジェネは胸を負傷していたので
辛うじて大丈夫だった。
勿論、リボンズもそれを知っていたのだけれど
まさかヴェーダとのリンクが切れるとは思ってなかったから
大丈夫だとたかをくくっていたらしいです。

リジェネのデータを復活させたのはティエリア。

私はファーストガンダムをほとんど知らないんですが、
リボンズが乗っているのはガンキャノンという機体だそうです
オーガンダムは中途半端な登場になってしまったので
(もしかしたら、来週、見せ場があるかもしれませんが)
ガンキャノンにはラスボスらしく華々しい攻撃をしてほしいです。
名前は、リボンズキャノンだそうです。
カッコイイ……の??(笑)



(3/29 追記)

今は、最終回放映日の午後2時です。
あと数時間で最終回を見なければいけない現実が
とても淋し過ぎます。

私の部屋にあるテレビはブラウン管の旧型なんですが、
居間の液晶テレビで地デジ放送で見てみたら
ヴェーダ内のきれいさに物凄い違いを感じられたので
本気で驚きました。
すっごくすっごくきれいでした。

ティエリアが「イノベイド」という言葉を出した時に
ピクッと反応しているリボンズが、イミシンです。
これまで敢えて「イノベイター」という呼称を使ってきたリボンズにとっては、
この呼び名は嫌なもの・不本意なものなのかもしれません。
“イノベイター>>>>イノベイド”の式が許せないはずなので。

そして、覚醒する前に刹那が皆の声を耳にするシーンでは
肉体を損失してしまったティエリアの声だけ聞いてないのが
せつないです orz
しかも、ティエリアがトライアルシステムを発動させた時、
まだ彼が生きていると信じて疑ってないフェルト達が、
「ティエリア、よくやった!」と言うような感じで喋っているのが
もう辛くて辛くてたまりません。
その後、リボンズキャノンによってセラフィムが大破された直後も、
ティエリアの反応が無いと分かって青ざめるミレイナやスメラギさんの様子も、
事実を知る視聴者としては、辛かったです。
尤も、ブリッジにいる皆の反応で、
ティエリアが彼女達からどれだけ慕われていたかが、
よく分かりましたが……。

上記で書き忘れていましたが、
ソレステラジオで明かされた話によると、
ルイスが沙慈の前で倒れた時、台本には「死亡」と書かれていたので、
沙慈役の入野自由さんは驚かれたそうです。
なので、やはりあれは奇跡の復活みたいですね。
良かった良かった。



ところで、前回、今回と気になってる事があります。
EDクレジットに「アッシュ」とある方はどなたですか?
艦隊に乗ってる艦長っぽい人?
声が中村さん(ミスター・ブシドー/グラハム)なんです。
(4/29追記)
セカンドシーズンのオフィシャルファイル5にて
判明しました。
元クーデター派で
反乱を起こしたカティの下に就いた軍人さんでした。
22話?で、復活したカティ(姿は見えてない)に
「配置完了しました」と言っている人です。





────
感想は以上です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

ランキングに参加しています。
記事がお気に召しましたらバナーを押してやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます
にほんブログ村


続きの第25話「再生」の感想も書きました。
最終回です!
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-29-3

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-03-29 13:53  nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。