さくらもちモチ

第81回選抜高校野球大会：第1日の結果と感想　[高校野球] [編集]

2009年春のセンバツが今日から開幕しました！
私は花粉症を患っており、春の到来を心から喜ぶ事はできないのですが
これは数少ない春の楽しみです。
球春という言葉がぴったりな季節になったなぁと、嬉しくなります。

初日の今日は
リニューアル工事を終えたばかりの甲子園のお披露目でもあります。
今日を始め、内野席の前売は完売してしまった日が多いようです。
私は関東在住なので甲子園に気軽に見に行く事はできないのですが
羨ましく思ってしまう気持ちを捨て切れなかったので（笑）
前売状況を眺めながら「いいなぁ」と密かに思っていました。

ちなみに、以前の甲子園には一度だけ行った事があります。
楽天のまーくんが駒大苫小牧高校のエースとして優勝した
夏の大会の決勝戦です。



これから、自分用の記録も兼ねて、
試合結果と簡単な感想を記していきます。
今回は、私がいる県の学校の出場がないので
本気で応援する学校が無いのが、ちょっと淋しいです。



大会第1日目の試合
金光大阪（大阪）対 倉敷工（岡山）
中京大中京（愛知）対 神村学園（鹿児島）
光星学院（青森）対今治西（愛媛）


初戦から重大な誤審があるとは、あまりにも酷過ぎます。


────

第1試合の結果
金光大阪（大阪）対 倉敷工（岡山）
10-11で、倉敷工の勝利


非常に個人的な好みなのですが、
ユニフォームに記される学校名は、漢字が好きです。
でも、私が物心ついた頃と比べると
ローマ字表記が一気に増えていて、現在では主流となっています。
ユニフォームのデザインを新調したのをきっかけに
漢字→ローマ字に変更する高校も多いので、
（おそらく逆は皆無だと思います）
漢字表記の学校は年々減っています。

なので、胸元にでかでかと“金光”と書かれたユニフォームは
とても珍しくて、逆に新鮮味すらあったと思います。
二文字で済むのもあるんでしょうが、とにかく文字が大きい！

そんな金光大阪が当たったのは、倉敷工。
両校とも立ち上がりはそんなに悪くないのですが
金光は積極的な走塁もあって、着実に点を重ねていきました。
大会第１号のホームランが出た時は、
４ー１と点差が３にもなった事で、
試合がある程度決まったのかなとも思えましたが
（この先、両校共そう崩れる事はないと思ったので）
倉敷工がホームランで追い付く展開！
開幕試合に相応しい、点が定期的に入る面白い試合となりました。

両校とも点を取っていますが、スコアを見ると……

金　210 120 003 001　　　10
倉　100 301 013 002×　　11

ドカンと一度に点が入ったのではなく、
金光が点を取っては倉敷工がしぶとく追い付くという展開でした。
特に９回の攻防は凄かったです！
９回表で金光が３点差を付けてリードした時点で
試合はほぼ決まりかなぁと思ったのですが
その裏、倉敷がしっかり追い付いたのは凄かったです。
同点になろうかという際には、ランナーに向かって
「走れ！　走れ！」と声援を送ってしまいました。

ただ、9回裏同点で迎えたスクイズなんですが、
金光の捕手が落球してたのに、主審が誤審したようで
アウトと言ってました。
ここで正しくジャッジされていたら
倉敷工のサヨナラ勝ちが決まっていたのに。


走者に隠れるようにして、ボールが落ちています。
捕球→落球の流れではなく
キャッチャーは最初から捕球すらしてないです。

主審の橘さんが確認を怠ったのが一番悪いんですけど
走者が邪魔になってボールが見えなかっただろうとは推測できます。
だから、塁審がちゃんと指摘しなかったのも悪いです。
（三名もいる塁審全員が見えなかったはずがないです）
しらばっくれてボールを拾ってた金光のファーストや、
ボールがグラブに無いのが分かったキャッチャーも……ねぇ……。

守備妨害で倉敷工がアウトになった際に
観客への説明で、主審の橘さんがマイクを持ちました。
テレビを見ていてあの誤審に気付いていた視聴者にしてみれば、
あの誤審こそ説明を求めたい気分になっていたと思います。
私も思いました。
何事もなかったかのように試合が先に進んでしまったので
後から審判の判定を覆す事はできませんけれど
今回の誤審はちょっと酷過ぎます。
後からの抗議が利かないからこそ
審判の人はちゃんと見なければいけないのに。

私は基本的に、負けているチームを応援しているので
今回は序盤から倉敷工を応援していたのですが
延長戦に入ってからは「絶対勝ってほしい！！」と願っていました。
なので12回の裏の攻撃は、もう何度も声が出てしまいました。
おめでとう！

倉敷工は、出来が決して良くなかったわけではなくて
走塁が荒かったりスクイズが読まれまくりで失敗したり……と
勿体ないシーンが多かったです。
それでも金光に追い付いて、最後は逆転したんですから
凄いですが。

面白い試合だっただけに、あの誤審は本当に痛かったです。



ちなみに、NHK（テレビ）では、
このシーンが直後のリプレイでも流れましたけれど
ボールが落ちてる件については
アナウンサーも解説者もスルーしてました。
試合終了後のハイライト（ダイジェスト）では
この部分の映像すらカットされてました。
誤審云々がなくとも、ここは「あわや逆転……！」の見所なのに。
審判のジャッジにケチをつけてはいけないとはいえ
こうあからさまなのは、見ていてすっきりしないです。
結果的に、倉敷工が勝ったので良かったですが
これで金光が勝っていたら、選手が可哀相すぎます。

試合終了後の勝利インタビューも見ました。
倉敷工の監督さん
あの誤審にすぐに気付いて抗議してたっぽいのに
（でも聞いてももらえなかった）
インタビューではそれに全く触れてなかったので
大人だなぁと思いました。
ここで嫌味をチクリと言ったら大問題になってしまうので
こうであって当然ですが
監督さんのインタビューには好感を持ちました。



────

第2試合の結果
中京大中京（愛知）対 神村学園（鹿児島）
5-1で中京大中京の勝利。

試合時間が一時間半強という早さ。
30分を過ぎたところで5回に突入していたので
ちょっと驚いてしまいました。

試合は、神村学園に追いつかれても
中京大中京が安定した強さを見せていたと思います。
神村学園は、得点がソロホームランのみだったのが
惜しかったです。
一発出た以外は、ヒットが繋がらず
得点に至らなかったのが残念。



────

第3試合の結果
光星学院（青森）対 今治西（愛媛）
1-2で今治西の勝利

今大会、早くも二試合目のサヨナラでした。
まさに一点が重い試合で、
9回裏は見ていて本当にドキドキしました！
青森県勢はまたもや初戦突破ならず……残念です。
でも良い試合だったので
光星ナインには胸を張って帰ってほしいです。

今日、選手宣誓を行なった主将の高市君は
チーム初ヒットを打ったりして頑張っていました。
サヨナラヒットは、ピッチャーの大戸君でした。
光星にヒットを打たれてましたが、
塁に走者を出してからきちんと抑えていたのが
結果として出ていたと思います。





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