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感想@機動戦士ガンダム00(ダブルオー)セカンドシーズン#23 命の華 [ガンダム00:アニメ感想]

テレビアニメ「ガンダム00」第2期(セカンドシーズン)の感想です。
ネタバレを多大に含みます。
今回は第23話「命の華」です。
長文ですが、宜しければおつき合い下さい。


前回の第22話「未来のために」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08-5
前々回の第21話「革新の扉」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-01-2

ガンダム00のアニメ感想記事のURLは
ドラマCDやゲーム等の感想記事と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
機動戦士ガンダム00:アニメ・CD・ゲーム感想一覧


────

今回は放送日がイベントだった為、出先で見ました。
連れだったゆうささんの携帯電話でワンセグ放送を見る為、
池袋のジョナサンに行き、
(アニメイトでスキチカの展示が行なわれていたので。
参考商品だったドレスティエリアのフィギュアを見てきました!)の
順番待ちをしている際に視聴しました。

私、怖い事や嫌な事を見聞きする時に、
近くに親しい人がいると
その人に触ってショックをやわらげようとする癖があるのですが
今回はゆうささんの腕にずっとしがみつきながら
「大丈夫、絶対大丈夫だから。大丈夫」と
ぶつぶつ唱えてました。
特にコーラサワーがカティの母艦を助けたシーンと、
プトレマイオス2がガガ部隊の特効に遭ったシーンと、
ケルディム対アルケー(ライル対アリー)のシーン!!!!

丁度、視聴が終わった後に席に通されたので
ご飯を食べたのですが
当然ながら、話題は00のことばかりでした。



では、今回も順々に思ったことを書いていきます。
見所ばかりだったので
今回はそれらをタイトル風に記して挙げていき、
そこに含めなかったその他については、最後にまとめて記します。



【リボンズとリジェネ】

前回のCパートの続きが、今回のアバンでした。
あのぼんずり様が死ぬはずがない!と思ってましたが
やっぱり生きてらっしゃいました……。
リボンズの「肉体は器でしかない」との言葉が気になります。
肉体を壊してもリボンズの魂がヴェーダの生きられるなら、
結局、ヴェーダを壊さないと駄目ですよね。
前々から思っていた事ですが、
それこそ、リボンズとヴェーダが繋がった状態で
ティエリアがヴェーダを奪還できたとしても、
リンクした時点でリボンズとも繋がってしまうから
ヤバいんじゃないですか?

そして、リボンズの身体を殺しても駄目だという点を
ティエリアが知らないのが怖いです。
今回のCパートでティエリアが銃を向けましたが、
結局、このままだと
リボンズには脅しにすらなってないじゃないですか。

リジェネについては
──状況的には死んでないといけないですが、
個人的には、ここでリジェネに死なれてしまうと、
彼が何もやってないというか
何の為に出てきたのかが分からないキャラクターになってしまうので
是非、もう一度、最後に何かをやらかして
憎々しいリボンズの鼻をあかしてほしいです。
できれば、リボンズがしたように
リジェネも意識をヴェーダに移して
「僕にもできちゃったよ、リボンズ。
君は決して特別な存在じゃないよ」などと
鼻で笑いながら不遜な感じで言ってほしいんですが……。
また、リボンズと対峙したティエリアに、
彼を倒すには先にヴェーダを何とかしないと駄目だと
こっそり(対の存在同士が行なえる脳量子派で)
教えてくれないかなと、期待もしています。
でも、仮に精神だけが残っていても
リジェネも器が欲しいでしょうから
対であるティエリアにそれを強いる恐怖も出てくるかもしれません。

前回の放送後、
ソレスタラジオにゲストとして出演されたリジェネ役のぱくさんが
リジェネの笑い云々について説明されてたのに、
前回の放送ではその笑みの部分がなかったので
実は「あれ?」と思ってたのですが
あれは今回の放送であった冒頭の笑いなのかもしれません。
リジェネは(精神的に)子供で、
あの時は本当にリボンズを殺したと思い、
それを疑ってないからこそ
笑ってしまった……というような話です。

リボンズがイノベ邸──もとい“ソレスタルビーイング”が
その姿をようやく現わしました。
“天上人”を冠する船かぁ……。
組織名としてその名を初めて聞いた時は
「随分と、上から目線な名前だ」と思ったものですが
リボンズが居る船という意味ではぴったりですね。
それこそ、リボンズにとっては
五年前に起きた国連軍による掃討戦において
とっくに滅びてなくてはいけなかったスメラギさん達が
未だに“ソレスタルビーイング”を名乗っているのは
面白くなかったのではないかと、その名から伺えます。
「返してもらうよ、その名を」とでも思ってたんじゃないかと。

あそこで光学迷彩を解いて、その外観を見せちゃったのは
ストーリー上の必須事項であるのは、勿論、分かってますが、
リボンズの自慢であるとも思えました。
他のイノベイターもそうですが
リボンズにも、その言動に人間臭さを感じます。

その“ソレスタルビーイング”は、
リボンズの私邸でありヴェーダの保管場所であり
箱船であり兵器でもあったわけですが……。
新兵器の放射で、敵味方問わずに殺してしまったリボンズからは、
「所詮、捨て駒」というアロウズへの考え方がよく分かりました。
あの場で亡くなったアロウズ兵のほとんどは、
そんな事も知らずに
何が何だか分からないままだったはずですよね。
個人的には、良男もといグッドマン准将は、
今回のビーム砲のせいで亡くなった方が良かったのではないかと
思っています。
グッドマンはリボンズとは面識が無さそうですが
イノベイターの裏切りで自分が死ぬのかと知ったらら
相当悔しがるんじゃないかと思いまして……。
(リボンズにとってアロウズはどうでもよい存在で
彼らを裏切ったとは少しも思ってない点も含めて)



【スメラギさんとカティ大佐】

や……やっときた! 二人の会話!!
今回、コーラサワー達を見た刹那が「正規軍?」と言ったり、
連邦正規軍の戦術から、指揮官がカティじゃないかと
スメラギさんが予測していたりしていましたので
前回の段階では、戦況が慌ただしい事もあって
それらをはっきりとは分かってなかったみたいです。
通信での会話が先にあるのではなく
スメラギさんがカティの戦術じゃないかと想像するシーンがあって、
それから二人の会話……という順序が、
この実現を願っていた私には、とても嬉しかったです。
お互いに相手のことをよく分かっているのが
よく表れていたと思います。

カティ大佐がガンダム各機に
「母艦の防衛に専念せよ」と指示を与えるシーンでは
心が震えました!
携帯電話でのワンセグ放送では、場所柄、音を消していたので
字幕でセリフを読んでいたのですが、
その時も、後で帰宅してから音付きで改めて見た時も
「おお!」と声をあげそうになりました。
カッコイイ〜!!!

スメラギさんとカティの会話では、
感慨深そうにカティの名を呟くスメラギさんとは対照的に、
カティは冷たい事を言い、
親しさを全く表わしてきませんでしたが、
そこに彼女の覚悟があるのかなと思いました。
ブレイクピラー事件を目の当たりにしたカティは、
思うところがあってアロウズを抜けて、
隠遁しながら密かに決起して、同志を募って……
再会&二人で力を合わせられる事に対する喜びなどは
これまでの四ヶ月間、色々と準備をしている最中に
とっくに昇華させているのではないかと思えました。
勿論、今が再会の感激に浸れる状況じゃないというのが
一番の理由でしょうが、

「この戦いを終えた後、改めてお前達の罪を問わせてもらう」
というカティの台詞は、
馴れ合い(旧知の仲という理由)だけで
ソレスタルビーイング助けるのではないという意思表明と、
正規軍を率いる彼女の立場もあっての事でしょうが、
死ぬ為に戦うのではないと表明しているようにも受け取れます。
私の考え過ぎかもしれませんが
あんなふうに、戦いを終えた後の事を持ち出すことによって
自分も生き残るつもりでいるし、スメラギさんにも生きてほしいと
暗に伝えているようじゃないですか。

ガガ部隊の特攻を受けたプトレマイオス2を
カティやカタロンが、身を呈してでも助けようとするシーンは
リアルで涙ぐんでしまいました。
彼らは、身の程をよく知っているというか、
トレミーを沈ませては絶対に駄目だと分かってますよね……。
万が一、トレミーが墜ちて、自分達だけが生き残っていても
世界を変えられないことを知っています。
これって、こう気付く事自体もそうですが
実行する事も、なかなかできないと思うんです。
世界に平和を齎す為に自分達ができること/しなければならない事を
適確に行なっているのは凄いなぁと思いました。
それだけ、カティやカタロンが決めた覚悟や
世界平和に対する真摯さが深いものであると、
まざまざと見せつけられた気になりました。

リボンズの母艦プトレマイオスに向かう際に
スメラギさんが「ラスト・ミッション、スタート!」と言います。
そうか……ラストかぁと、しんみりしてしまいました。
放送は残り二回なので、そうでなければ大変ですけど
淋しくて淋しくてたまりません。
そして、皆の未来は分かりませんが、
彼らは彼らなりに、最後まで世界平和の為に頑張ったんだなと、
その気概に感服しました。
イオリアの計画は
人道的な見方で言えば間違っている事は多いですし
(たとえば、太陽光発電を推進させる為に、
原発施設を潰したり
石油輸出に規制を掛けるような事をしたり……。
技術革新を促す為とはいえ、
紛争の火種をわざと与えて人々を争わせるのは
どう考えても正義じゃないです。
ロックオンの家族が死んだ無差別テロにしても、
太陽光発電云々に対する反発行為なので、
悪いのは確かにそれを指揮したアリー達かもしれないけれど
よくよく考えてみれば、イオリア達が立てた計画が元凶です。
だから、その後にロックオンがマイスターとしてCBに参加したのは
本当に皮肉な話です。
当人が分かってなかったのが、唯一の救いです)
結果として
ソレスタルビーイングは多くの人々を傷付けてしまったけれど、
スメラギさん達は純真に世界平和を望んでいたんですよね。

ガガ部隊の特攻は、とにかく画面が凄かったです!
クローンなブリングさんは
オレンジを基調としたパイロットスーツでした。
一斉にトランザムした後
赤い光がトレミーに向かって飛んでくるのを見た時は、
ゾッとしました。
正直、よくあれでトレミーが落ちなかったなと思いました。
ワンセグで見た時は、
本当に「大丈夫、大丈夫」と必死に連呼して
自分で自分を安心させていました。
怖い怖い怖い怖い!!!!



【カティ大佐とコーラサワー】

この時(ワンセグで見た時)は、
プトレマイオスが危なかった時以上に
「大丈夫、大丈夫」と言ってました。
この時も涙ぐんでしまいました……。
ワンセグ視聴の時はまだ平気のように思えてましたが
自宅テレビで見ると
さすがに駄目かなと思ってしまうような爆発ですよね orz
でもでも!ファーストシーズンのラストでああだった時も
結局、コーラは生きてたんですから!!!
絶対に大丈夫……!
「不死身のコーラサワー」の名の通り、無事でいて、
「大佐ぁ! また生き延びちゃましたぁ」とか言って、
内心では喜んでるカティに「馬鹿者が!」と
一括されてほしいです。
そして、その後に(アニメで出てこなくていいので)
ご褒美に大佐のキッスが貰えてるといいなぁ。

Aパートの対アロウズ(アヘッド)の時は
ちょっと怯んでしまって、
援護に来たガンダムに対して「遅い」なんて文句も言ってたくせに
大佐の危機には瞬時も迷わずに
本能で助けに行くなんて、もう泣けて泣けて……。
前にも感想で書きましたが、私はニールが好きだったので
ファーストシーズンでのコーラは
(ニールの目の負傷の原因なので)苦手でした。
だから、セカンドシーズンに入って
自分がここまでコーラを好きになれて
こんなにも生還を祈ってるのが不思議でなりません。
苦手なままで終わらずに良かったです。
大好きだ、コーラ!
だからこそ、最後は彼とカティの笑顔を見たいです。

来週はソレスタルビーイングが大変そうなので、
とりあえずコーラは出番をお休みして、
最後の最後、最終回でちょろっと出てきてくれたら
私、絶対に号泣すると思います。
私は普段、コーラなんて滅多に飲まないのですが
(数年に一度、飲むかどうか)
彼が生きていてくれたら
放送後にコーラのサワー割りを作って、
一人で乾杯します(笑)。まじで。

こうやって書いているだけで、泣けてきます。
最期だけ名前呼びしたなんて、悲し過ぎます。
キッスもそうですが、ご褒美として
今後は名前呼びを許可されても素敵だなぁ。
絶対に生きてますように!!!!!!!!!!!!
ガンダムの神様(御大じゃなく/笑)にお祈りします。



【ケルディム対アルケー】

来ましたね。ライル最終戦は、対アリーか……!
初の名有り敵です!!
今まで散々書いてますが
作中ではアリーを宿敵としているキャラクターが多いので
誰が彼と決着をつけるか、見物だったのですが、
刹那はマリナのゴロゴロソング時に完勝していたので、対象から外れ、
ネーナはルイスの敵討ちに遭って死に、
残りはティエリアかライルか──だったわけですが
ティエリアが同族のリボンズに行ったので
ライルにお鉢が回ってきました。

以前のライルは
お仕着せのガンダムマイスターだったので、
因縁度が強いティエリアの方が
アリーと対決する可能性が高かったと思います。
(↑アリーに対する気持ちがライルの中で薄かった)
でもライルは、アニューを亡くしたのを機に、
ようやく自分の意思でガンダムマイスターとなって、
そこで初めて、
自分と同じように彼自身の意でマイスターとなったニールを
真正面から認識したんだと思うんです。
第21話で刹那を後ろから撃とうとしてできなかった後の
ライルの「兄さん……」の呟きは
まさにその表れじゃないかと思ってます。
大事な人を失い、その過去の為に戦おうとした兄の感情を
それまでのライルは馬鹿にしていたというか
認めてなかったと思うんです。
以前、ティエリア達からその死の真相を聞かされた時に
鼻で笑いながら「兄さんらしい」なんて言ってた通りに。
でも、同じ立場になってようやく
ニールの心の痛みや、
世界平和の実現にかける意気込みを知って、
俺もロックオンとして頑張ろうって思ったのが
前回のライルがした決意ですよね。

で、それを踏まえての、兄の仇との対峙!
心を決めた途端にこれが来るとは……。
ライルは、ティエリアより冷静になってアリーと戦えるでしょうが
パイロットとしての能力にしても、
機体特性にしても、場所にしても、
ライル&ケルディムコンビは、分が悪過ぎます。
あんな狭いところじゃ、近接戦になるのは必須です。
その近接戦が得意なアルケーに対して、
ケルディムは、中距離戦闘が主です……。
一応、武装はハンドガンがあるので
ゼロ距離射撃も可能と言えばそうですが、
デュナメスと違い、ビームサーベルが無いんですよ!!!!!!
ライルも、いくらMSでの戦闘に長けているからといって
戦場を渡り歩いてきたアリーと戦うのは
本当にきついと思いますし……本当に本当に、心配です。
ハンドガン、全部弾かれてたしなぁ……。

ケルディムの追加武装は、ライフルビットでした!
水色のが分かれてビットになるとは。かっけー!
今回はオフェンス面を重視してたんですね。
シールドビットで、すっかりビットの魅力にハマっているので
とても嬉しかったです。
大きくて見栄えがあったなぁ。
ケルディムが“ソレスタルビーイング”に近付いた時点で
シールドビットが全滅っぽかったので、
アルケー名物のファングに
ケルディムがどう応戦するのかとひやひやしてましたが
とりあえずしのげて良かったです。
ライフルビット、格好良い!!

私は、ファーストシーズンではニールが一番好きだったので、
アリーの、「また殺してやるよ、ガンダムさんよ」って煽りが
聞いてて辛かったです。
(言い方がまた凄かったですよね。藤原さん、怖いですよ)
リボンズがアリーに余計な知識を与えてなければ
ケルディムに乗ってるのがニールの双子の弟だとは
アリーは知らないはずです。
辛うじて、ニールとライルの声が同じだと覚えてるかどうか
(五年も前ですから、普通は覚えてませんが)
ぐらいですよね。
あとは、ケルディムはデュナメスの同色の後継機なので、
自身がデュナメスに酷く痛めつけられた苦い記憶から、
アリーはケルディムを見た瞬間に
デュナメスを思い出したのかもしれません。
何にせよ、とにかく
アリーがケルディムとデュナメスの繋がりを意識している事は
この台詞で明確になりました。
大事な弟がアリーと対決してるって知ったら
天国のニールはどう思ったんでしょう。
皮肉すぎると、運命を呪ったかな。



【スメラギさんとビリー】

来週は、この二人の対話がちゃんと描かれそうです。
それにしても、ビリー……
リボンズの手先になって、完全に墜ちちゃったなぁ。
彼がここまで執念を持ってスメラギさんを追い詰めるとは
思ってなかったので、意外でした。
(せいぜい、戦いの映像を地上で見てるぐらいかと思ってました)
スメラギさんとビリーが恋人だったならともかく
完全にビリーの片思いだったのが痛いです。
ビリーは自分が利用されたと被害者意識でいるようですが、
スメラギさんがビリーを利用したのって、
セカンドシーズンに入るまでの
(スメラギさんがCBを抜けた後の)二年間の同居だけですよね。
ユニオンの情報を漏らしたのは、ビリーが勝手にやった事ですし。
まぁ、アニメで描かれた以外にもあるのかもしれませんが
とにかく、逆恨みっぽいビリーの憎悪が
見ていて悲しいです。

Bパートで、ビリーはスメラギさんに銃を向けてるけど……
もしかしたら、最後の最後で彼は
オートマトンの攻撃からスメラギさんを身体を張って守るかなぁと
一縷の望みを持っています。
できればビリーにも生きていてほしいけれど、
ミスター・ブシドーより死ぬ確立が高そうに見えてしまっています。
どうせ死ぬなら最後は、ビリーが大事にしていた
(彼が変わってしまった原因でもある)愛を示してほしいです。

それにしても、スメラギさん!
オートマトンを迎撃する為に単身で向かうなんて、
無茶過ぎます!
ノーマルスーツじゃ、オートマトンの一斉射撃を受けたら
あっという間に蜂の巣じゃないですか。怖い!
本当は……リーダーであり指揮官でもある戦術予報士は
部隊の為にも生き残ってなきゃいけないんですけどね。
でも、ミレイナとフェルトしか残ってない状況じゃ、
本当、彼女が向かうしかないですよね。
死を覚悟しつつも、迷わず銃を取ってブリッジを出るスメラギさんと、
そんな彼女を心配しながらも
その気概&自分達がやらなければならない事の為に
「分かりました」「はいですぅ」と即答した二人が
見ていて辛かったです。
スメラギさんを止めなかったフェルトとミレイナは偉いです。
皆、自分には何ができて、何をやるべきなのかが
ちゃんと分かってるんだなぁ。
悲しかったけれど、
キャラクターがしっかりしている部分を見られて嬉しかったです。



【沙慈とルイス】

ネーナを倒して両親の仇を討ったのに、
まだガンダムと戦うんだなぁ、ルイスは……。
でも、今回の沙慈の言葉は
ルイスにちゃんと届いているようでした!!

ダブルオーがルイスのレグナントに手を掛けてたので、
ケルディムがアニューのガッデスにそうしたように
無理にコックピットを開ける可能性があるかもしれませんが、
すんなり救出とはいかないでしょうね。
リボンズはティエリアとの対峙中なので、
もしかしたらルイスには気が回らないんじゃないかと思えますが、
アヘッドの片足を壊されただけのアンドレイが気になります!
ルイスにとっては、沙慈達に救出される方が幸せだけど、
沙慈達をよく知らないアンドレイにとっては、
ダブルオーは敵じゃないですか。
一応、大事に思ってるらしいルイスが
ダブルオーに奪われようとしている場面を目の当たりにしたら
……助けに入りますよね??
ただ、アンドレイは、
量子空間での沙慈とルイスの最初の会話を耳にしていて、
敵の中にルイスの大事な人がいるらしいと知っているはずなので、
アンドレイがそれを思い出してくれれば
悲惨な結果にはならないはず……と思っています。

でも、もう一つ気になっているのが、その後の話。
救出しても、元凶であるリボンズを早急に何とかしないと
ライルとアニューが味わった悲恋の二の舞いになりますし
(順番としては、リボンズを倒した後にルイス救出がベスト)、
ルイスの身体もまずいですよね。
彼女が服用しているナノマシンって
多分、普通に手に入れられるものではないと思います。
刹那があれで本当に大丈夫なら、
いっそ刹那がルイスをダブルオーの中に乗せて
トランザムライザー状態にすれば
ルイスも刹那のように、純粋種なイノベイターになれる可能性も
あるようなないような……。
とにかく次回だ!

ワンセグ放送で見ていた時は
BGMは全て「♪」の記号に置き換えられてしまうので
全然分からなかったのですが、
ルイスの登場シーンの音楽はEDの前奏部分だったんですね。
そのせいもあって、
今回の沙慈とルイスの会話をテレビで見直した時は
うるっとしそうになりました。
あれは良かった。
楽曲が良い分、せつなさが更にアップしたと思います。



【ティエリアとリボンズ】

ティエリアって、
ファーストシーズンで滅ぶはずだったCBに入れられていた事からいって、
リボンズにとっては
今回出てきた大量のクローンブリングさん並に
“使い捨て”の存在だったと思うんです。
セカンドシーズンに入ってからも勧誘すらしませんでしたし、
一足先にそうしたリジェネを窘めてましたし、
本当、イノベイター達の中でも、
リボンズは特にティエリアを見下げていたんじゃないでしょうか。
劣等な下位種として馬鹿にしている人間とままごとをしていて、
あまつさえ「僕は人間だ!」なんて言ってるティエリアは、
リボンズにとって鼻で笑ってしまう存在でしか
なかったのではないかと。

でも、そのティエリアがここまで生き延びてきて、
今、自分に銃を向けているのって、
リボンズには計算外だったはずです。
“ガンダム00”という作品全体で語れば、
滅ぶはずだったCBやティエリアが未だにいる事とか、
気紛れで生かしてマイスターに推薦した刹那が
今や目の上のたんこぶのような存在になっている事とか
多々ある細かな“リボンズの計算外”が集合した結果、
一つの奇跡が生まれて彼を倒す事になるのかなと
思っています。
なんていうか……
余裕をぶっこきすぎて足元を掬われる感じ?が
リボンズからします。

ただ、ティエリアが機体から脱出したのがバレているので
ヒリング達が応援に行く可能性が高いですよね。
個人的には、
ヒリング→リボンズの援護に向かう
リヴァイブ→予定通り、ルイスの援護に向かう
のではないかと思っています。
ただ、この場合、
ルイスの危険度が更に上がるんですが……。
リヴァイヴなら、
ダブルオーと一緒に消えてなくなれと言って
ルイスのレグナントにも攻撃をしかけそうです。
それをアンドレイが庇って──とかなったら嫌だなぁ。



【その他のこと】

・ティエリアがライルを庇ったー!!
前回、ライルがティエリアを庇ったのは、
ここに繋がっていたんですね。
しかもティエリア、
今回はちゃんと「ロックオン!」って呼んだ!
庇い庇われて、仲間としての絆が深まっていったらいいな。
そして、絶対に実現はしないけれど、
「今の自分ならロックオン(ニール)を守れる」とか
思ってくれてたら、尚更いいです……。
ニールの頃は、なんだかんだいって
庇われるばかりだったので、
ティエリアにも悔いが残っていると思います。

・0ガンダムきたー!
でも、意外にあっさり終わっちゃいましたね。
まるでサービスシーンのような……。
個人的には、
0ガンダムよりエクシアリペアに思い入れがあるので
その再登場を願っています。
でも、ラッセもマイスター候補だったから
ガンダムに乗ったところを見られて良かったです。

・マリーは、粒子残量がほとんどない中で
突っ込まれただけだと思うので
アレルヤがちょっと騒ぎ過ぎただけなのかもしれませんが
GNアーチャーがどうなのかが不安です。
つか、ドッキングした上での協力攻撃って無いんですかね。
(ライザーソードみたいな派手な攻撃)

・なんか既視感が……と思ったら
アニメの「鉄のラインバレル」の加藤機関が
CBみたいなことをやってたんですよね。
(細かな事は違うのですが、全体的な印象がちょっと似てる。
上から目線で地球に攻撃しているところとか/笑)





次回予告では、皆、表情が怖かったです……。
不穏過ぎる。
もうここまでくると
私にとっては、話がどうというより
誰が生き残って誰が死ぬかが主になってくるので
それが心配です。
「生き残る!!」の合い言葉を、彼らに掛けたいです。

最後は、ダブルオーライザーの光に包まれた登場人物全員が
(地上の一般人を含めて)
マリナ姫のゴロゴロソングに感動して終わるんだと
本気で思ってます(笑)。





────
感想は以上です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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続きの24話「BEYOND」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-22

宜しければ、合わせてどうぞ。


2009-03-17 00:50  nice!(0)  コメント(3) 
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コメント 3

カナミ

こんばんは。今回も興味深く読ませて頂きました。ありがとうございます。
今回はもう何と言っていいか・・・。恐怖とか感動とか、場面が変わるたびに色々な感情が込み上げてくるようなシーンが多かったように思いました。
コーラサワーは大丈夫かな?とか,ロックオンのピンチとか、ルイスとクロスロードのセリフの言い合いとか。。。
あと2話、これ以上誰も死なないで欲しいです。もう結末が私の知識では全く予想できません・・・^^;;
でも予告を見る限りではなんか来週も見てて泣いてしまいそうです・・・

by カナミ (2009-03-17 22:13) 

さくら

> カナミ様

こんにちは。再びのコメント、ありがとうございます。
もうドキドキですよね……。
誰が亡くなってもおかしくない展開なので
私も、先の事を考えると胃が痛くなる思いがするのですが
これもリアルタイムで放送に付き合える醍醐味だと思って
前向きに楽しむつもりでいます。

ただ、私は涙もろいので、
まず間違いなく来週も泣いてると思います。
by さくら (2009-03-18 22:49) 

kuka

はじめまして。この回のBGMを検索していて流れ着きました。
『命の華』のラスト45秒は、ガンダム00全編を通して一番印象的なシーンです。
あまり大風呂敷を広げないで、このラストシーンのやりとりを盛り上げる形で作品のクライマックスにしたら、00もまた違った良さがあったかも、なんて思います。
あのシーンの曲ってサントラに入ってないんですかね・・・

by kuka (2010-12-04 22:07) 

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