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感想@アニメ「とらドラ!」第22話:君のいる景色*ネタバレあり [アニメ感想]

テレビアニメ「とらドラ!」の感想です。
今回は第22話「君のいる景色」です。

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
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ネタバレを含みます。


前回の第21話「どうしたって」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08-3
前々回の第20話「ずっと、このまま」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-08-2

各回の感想は、他の作品と共に
下記の一覧ページにてURLをまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-07-26-5


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大河が、自分が北村君に背負われているとの勘違いをして
うっかり竜児に告白をしてしまう回想シーンから始まりました。
寝ぼけて、つい授業中に大河の名を大声で叫んでしまった竜児も、
「訳知った」顔でうんうんと頷くクラスメイト達も、
ちょっと複雑そうな表情を浮かべているみのりんも
皆、ビミョーだ!
背中が、もぞもぞ、ぞわぞわする感じで、痒くなりそうです。
この現状は、“竜児が一人ハーレム”だと
言葉で説明するのは簡単なんですが
この何とも言えない空気は、なかなか人に伝えられません。



雪山で一人遭難しかけた大河の為に
実の母親が旅行先まで来たというのが物凄く意外でした。
大河が思っているほど、仲はそんなに悪くないのかな。
それとも、母親が体面を大事にしたから
いかにも母親がしそうな事をしたとか??
……と思ったら、大河は実の母親とは仲が良いと、
みのりんの台詞で分かります。
そっか。仲が悪いのは、義母の「逢坂夕」さんか。



体面と言えば、大河の為に
彼女を救ったのは北村という事にしてくれと、彼に頼む竜児。
これは仕方ないですよね。
大河に自覚があったならまだしも
あれは完全に、竜児には絶対に聞かせられない話として
大河がした話ですから。
でも自分が大河の立場なら
ここでちゃんと「あれは俺で、話を聞いちまった」と
素直に明かしてほしいです(笑)。



大河が帰ってこない事について
色々と考えてしまう竜児。
大河の高級マンションの外壁や窓を見上げるのがせつない……!
竜児がもう少し吹っ切れたら、
あれこれとつまらない理由をたくさん付けて
無理にでも大河を連れ帰るんでしょうが、
まだそこまでの気分になれないのかな。
いえ、気分ではなく、この場合は覚悟かもしれません。



進路について悩む竜児。
進路調査の紙をゆりちゃん先生に出す出さないは、
確かアニメの序盤でもありました。
進学はしたいけれど、
家の経済事情で甘えられないから我慢するのは辛いなぁ。
でも、竜児が大事からこそ
息子が本当に望む進路に進ませたいという
やっちゃんの気持ちもよく分かります。
ここは、双方共に相手を思い遣っているから
見ていてちょっと辛いです。
高額の宝くじでも当てない限り、
二人とも納得できる選択を得られないです。



元気いっぱいのみのりんが、今回も痛々しいです。
自動販売機の間で座り込んでいる亜美ちゃんも、
普段以上に鬱度が上がってます。
みのりん……どうしたんだ、みのりん。
今回の台詞って──
わけの分からない恋情(竜児への気持ち)に振り回されて
大事な現実を駄目にする(大河との友情を壊す)のは嫌ってこと??
この前からみのりんはそうですが、
大河の為に身を引こうとしていますよね。
でも、CM前のAパート最後のみのりんは、
亜美ちゃんに向かって言葉を発しながらも
みのりん自身に言い聞かせているみたいでした。
叫ばないと、「幽霊を見たい」気持ちに負けちゃうから、
必死に声をあげているように思えました。
あまりにも懸命過ぎて、
本当、みのりんを見ていると辛いです。



久し振りに会えた大河を何とか引き止めたくて
彼女の興味を引く為に頑張る竜児。
なんですか、竜児……
大河がいる風景に落ち着きを感じて、涙ぐんだのに
これでもまだ、自分の本当の気持ちに気付けないんですね。
ここまで鈍感過ぎると、ある意味、罪だなぁ。
竜児を励ます大河がけなげで、かわいそう。

最後、ベランダ越しに帰った大河が
竜児に「夢……だよね……」と尋ねていました。
どうも大河は、
あの時、自分を背負ってたのが竜児じゃないかって
半分ぐらい(もっとかも)疑ってたっぽいです。
じゃなきゃ、否定した竜児に向かって
あんなふうには笑わないはず!!!
あぁ、もう、せつないなぁ。

そして、くっつくべき人がちゃんとくっつかないと、
周りの人は傷付くばかりだと思いました。
亜美ちゃんも辛いけど、
竜児の気持ちの一部はまだみのりんに残ってそうだから、
本当、みのりんの立場がビミョー過ぎる。
これで、「大河から完全に奪ってやる」ってみのりんが言えたら
まだ彼女も楽になれるのになぁ。
逆に、大河に竜児を譲ろうとしている今は
空元気を前面に押し出して
必死に自分を保とうとしていますもんね……。
まるで、元気に振る舞わないと
叶った恋を自分から手放す辛さに負けるとでも言わんばかりの感じで。




来週も楽しみです。
本音を言うと、また何かあるんじゃないかと思うと、怖いですが。

でもでも、さすがに
先週(雪山での大喧嘩)みたいな爆弾は
もう落ちないだろうと予測してます。
とはいえ、それをあっさりと裏切って、
予想以上に凄い修羅場をドンと投下するのが
「とらドラ!」なんですよね。
本当、毎回踊らされています。



(書くのを忘れてたので追記)
亜美ちゃんの事ですが。
彼女が授業をサボるほど自販機の間で落ち込んでいたのは
自分のせいで皆の関係が更に悪化したと
思っているからですよね。
しかも、それを他人に指摘されたくないから、
みのりんから言われる前に自分から言ってしまってます。
こういう時、人によっては、
その内容を他人に否定してほしくて
わざと言ってみる事もありますが
亜美ちゃんに限ってはそれはなさそうです。

確かに亜美ちゃんは、この時に限らず、
苛々すると他人(ネコを被らずに済む相手限定)に当たるところがあります。
しかも、ねちねちと(笑)
その人が触れられたくない部分を言葉で責める責める。
でも、亜美ちゃんがいなかったら
彼らは人が好過ぎるから
自分の本当の気持ちに対して見て見ぬ振りするのを
ずっと続けていたのではないでしょうか。
だから、話を作るスタッフ側と
話を見ている視聴者側にとって
亜美ちゃんは話を転がしてくれる良いキャラクターなんですが、
彼女の自己嫌悪を見ていると
申し訳ない気持ちになってきます。

自分が悪いと思っているからこそ
(まだそれを素直に言えないとはいえ)
亜美ちゃんはいい子だなと、感じます。大好きです。






────

感想は以上です。
お読み下さり、ありがとうございました。

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続きの第23話「進むべき道」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-03-12

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-02-22 14:17  nice!(2)  コメント(0) 
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