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感想@映画「チーム・バチスタの栄光」*ネタバレあり [映画・舞台]

映画「チーム・バチスタの栄光」の感想です。

チーム・バチスタの栄光 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD

テレビで地上派初登場だったので、見てみました。
原作は未読です。
以前にやっていた連続ドラマは
役者が好きでなかったので見てなかったのですが
たまたま映画版の真犯人が分かるところだったので
それだけは分かっています。

下記の感想にはネタバレがあります。

────

公開直前、映画館に行くと
必ずこの作品のCMが流れていました。
やたらと、医療と関係ない映像ばかりで、
そういう落差を無理に出したいのかなと思いました。
(手術シーンはどうしても緊張を伴うので、
安穏とした日常的なシーンとの差を出して、メリハリをつける)



田口先生がこの事件に関わることになった直後の会話。
「あなたに解明して頂きたい」「無理です」
まさにその通り。
同じ医者とはいえ、バチスタなんて
専門中の専門分野じゃないですか。
普通の医者に分かるわけがないですよね。



メインである(疑わしい)登場人物が多いので
人物紹介が大変だろうなぁと思ったのですが、
田口先生が一対一の面談をやっていく事で
上手く構成を作ったなぁと思いました。
容疑者を動物などに喩える(イラスト付き)のも分かりやすい!
しかも面談の時は
その登場人物の性格がよく出ていたように思います。



私、手術シーンとか特に苦手なので
(いつもまともに見られません。テレビならチャンネルを替えます。
モザイク有りのドキュメントも駄目です)
これも、気分が悪くなったら視聴を止めようと思ってましたが
何故か大丈夫でした。
冒頭の、手術失敗時の心臓も
ちゃんと臓器だと分かっていたのに(生々しさを見ていたのに)平気でした。
思いきってまじまじと見たからでしょうか。



バチスタ手術(子供)に田口先生が初めて立ち会った時、
彼女が思わず後ずさっちゃったシーンは、
(上記のように私が血が駄目なので)共感しつつも
笑ってしまいました。
心臓を覗くシーンも同じです。
この手術は成功すると分かってたんですが
心臓が再び動くまでは、本当に緊張しました。
ドキドキしました。
ホッとしたところに、
肝心の担当医じゃない教授がマスコミ相手に会見(笑)をしてて、
あぁそういうものだよねと斜に見ている時に
「心臓が止まるかと思いました」「それ、ギャグ?」
と来たので、
油断していたのもあって笑ってしまいました。
この映画、テンポがいいですね。
緩急の付け方のセオリー通りというか
基本をちゃんと押さえているようなので
見ていて楽しいです。
緊張したりホッとしたり……と、
スタッフさんの狙い通りに感情が踊らされています。



泣く子……もとい
偉い医者も泣く厚生労働省の白鳥さん登場!
阿部ちゃん!!!
いやぁ、引っ掻き回すなぁ。凄いなぁ。
田口先生が「人間の屑ですね」とさらりと言ってるのも
おかしい。



手術の過程で一度はそうなるとはいえ、
心停止した時のプーっていう音&画面は
本当に怖いです。
まさに「心臓に悪い」「心臓が止まりそう」。
失敗が分かって、手術室の中が大混乱するのを見ると、
指先が冷たくなりました。怖い……。
「再鼓動が来ない恐怖は、ここにいる者にしか分からない」も
凄くきました。
テレビで見てるだけでもこんなに怖いのに
あの場に立ち会うのなんて無理です。

死者をMRIに掛けて輪切りにした時は
びっくりしました。
確かに「あり」だなぁと思ったんですが
担当の先生?があんなに怒鳴り付けるほど
禁忌とされている事だとは、意外でした。



そしてそして、桐生先生が視野に障害を持っている事は
知らなかったので
「えええ?」と見入ってしまいました。
しかも、握手を求めた田口先生が断わられた一件が
ちゃと伏線になっていたとは!
鳴海先生とのやり取りも、ここで繋がってたんですね……。
全然、普通にあってもおかしくない会話だったので
(というか、専門的な知識がないので
不自然な会話があったとしても、そうだと気付けないと思いますが)
意外でした。



吸入麻酔薬のすり替えで、麻酔医の氷室先生が犯人だと分かります。
液体の状態で注入したら……の部分は
ちょっとリアルに想像してしまったので、震えました。
この真犯人が分かる→氷室のちょっとイっちゃった自白は
随分とあっさりしているなぁと思いました。
盛り上げに欠けていました。
でもこれは、テレビ放送だったからかもしれません。



田口先生が、桐生先生と握手できたシーンが良かったので
(見えていれば桐生先生は握手をしてくれる人だと分かったので)
ここで終われば良かったのにと思いました。
最後のソフトボールのシーンは
確かに白鳥の登場時との対比として描かれていますが
蛇足でしょと思いました。
あれがないと白鳥というキャラクターの締めが無いからでしょうが
(田口先生の締めは、ここより桐生先生との握手だと思います)
「あぁ、いい話だった」で終えても
良かったんじゃないかと思います。



専門的な用語も出てきましたが
目で分かる部分が多い+分かりやすい説明が多いので、
一般人にやさしい医療映画だと思います。
ただ、なんだろう……この、最後までつきまとっている軽さは(笑)。
真犯人が判明するシーンがそんなに重くないから
(もっと仰々しくてもいいと思う)でしょうか。
でも、人の死や医師の殺人という重いテーマを扱っているから
他はこのくらい明るい方がいいのかな。
個人的には、ちょっと軽過ぎるなと思っています。
テンポは良かったけれど、ちょっと駆け足過ぎです。
せっかく面白そうなキャラクターが揃っていただけに
説明程度で彼らに深く踏み込んでないのが残念でした。
(テレビ放映用にカットされているせいかもしれません)



話そのものにはこれで充分なんですが
原作はどのくらいの分かりやすさ(分かり辛さ?)なのかを
知りたいです。




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2009-03-02 23:22  nice!(0)  コメント(0) 
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