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感想@機動戦士ガンダム00(ダブルオー)セカンドシーズン#18 交錯する想い [ガンダム00:アニメ感想]

(2/10)最後にちょっとだけ追記しました。

テレビアニメ「ガンダム00」第2期(セカンドシーズン)の感想です。
ネタバレを多大に含みます。
今回は第18話「交錯する想い」です。
長文ですが、宜しければおつき合い下さい。


前回の第17話「散りゆく光の中で」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-02-01-5
前々回の第16話「悲劇への序章」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-01-27


ガンダム00のアニメ感想記事のURLは
ドラマCDやゲーム等の感想記事と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
機動戦士ガンダム00:アニメ・CD・ゲーム感想一覧


────

今回は、いつもと違う視聴方法でした。
事前にアニメ雑誌のあらすじバレを見ていたので、
ライルがアニューに「愛している」と言うのは分かってました。
で、当日。
イベントに参加していた事から
リアルタイムには見られなかったので
友達のゆうささんとご飯を食べながら
彼女の携帯電話で、途中からワンセグ放送を視聴しました。
丁度、ライルとアニューのキスシーンだったのでびびりました(笑)。
↑ゆうささんは、その直前の刹那だったらしい。
帰宅後、録画分を見る前に
文化放送のソレスタラジオの時間を迎えてしまったので
そちらを聞きました。
ご存知のように、ラジオではその日の放送の見所が
「トゥデイズヘッドライン」と題して紹介されるので
連邦政府がアロウズに下った旨も、
あらすじバレの通りだと知りました。
ゲストの高山みなみさん(カティ大佐役)は素敵だったー!



まずはライル&アニューについて!
ど、どどどどど……同衾!
寝てるベッド狭い!
アニューの頭がライルの肩にー!!!
これ、思いきり事後ですよね。
二人とも黒いアンダーシャツを着てるのが笑えて仕方ないです。
確か、雑誌か何かで
マイスターズは緊急時に備えてアンダーシャツを着て寝ているとあったので
セックスの後でもちゃんと着ている彼らは正しいんでしょうが
見た目が変です……! おかしいって!!
何度見ても噴いてしまいます。面白い。
どうせ胸元より下は隠すんですから
二人とも肩ぐらいは肌を露にしても良い気がします。
それですら、日曜の午後五時という時間帯じゃ難しいのでしょうか。
それとも、はっきりと“事後”を描きたくなかったという
スタッフ側の意図があるのでしょうか。
(子供はともかく、大人は彼らが服を着ていても
自然にセックスを連想できると思うので)
大穴覚悟で言えば、もしかすると二人は
着衣プレイをお楽しみだったのかもしれません。
いつ何時何が起こるか分かりませんから。

DVD化する時は、SEEDの時みたいに映像が違ったりして。
*種の時は映像が差し換え……というか
思いきりヤってる映像が追加されてました。



ライルは、アニューが変だと気付いているようです。
彼女がプトレマイオスの位置バレに繋がっているとまで
勘付いているように思えます。
イノベイターかどうかまでは、分からないのかな。
何となく変だと感じているのが積み重なってるんでしょうか。

今回のライルは、
キスをした後(アニューが金目になった後)の抱擁で、
視線をそらして表情をふっと曇らせた時、
通路で「アニュー」と呼び止める時、
そして通信で「愛してるよ」と発した時──と三回も、
イミシンな言動をしています。
特に最後の「愛してる」は、
アニューに対する
「愛してるから信じてるよ」という呼び掛けであると共に、
ライルが彼自身に「俺はアニューを愛してるから信じてるんだ」と
強く言い聞かせているようにも思えました。



ライルの過去もちょっとだけ出てきました。
──って、ニールに対する気持ちの説明もありましたが
兄弟の関係性が明かされるのは、これっきりなんでしょうか。
幼い頃から離れて暮らしていたからよく知らない&
ニールにコンプレックスがあったから思い出したくない
という二連コンボ発動がライルの中に発動していて、
好きな人を相手にしてもあまり話したくない事なのかもしれませんが
これはちょっと淋しいです。
雑誌のあらすじバレによると、
ライルの見せ場は第20話であるようなので
その前後にもうちょっとあってくれるといいなぁと切に願ってます。

ジュニアスクールというと、日本の小学校ぐらいかな。
でも、家を出たくなるほどのコンプレックスを双子の兄に抱くには
ライルがちょっと幼過ぎる気がします。
ジュニアハイ(中学校:12〜15)ぐらいなら、
思春期真っ盛りで、
自分自身ですら持てましてしまうビミョーな時期なので
充分にあり得るでしょうが。

コンプレックスを持ってた→戦わずに逃げた
……そして、その後もあまり会ってない感じがしますから、
ある意味、ライルの中でニールは
“自分が寄宿舎に入る前に見聞きした兄”で
時間が止まっているのかもしれません。
コンプレックスを抱いてしまうほど「凄い」と思った兄を
ライルがそのまま引き摺るような事でもあったなら、
無意識の内に彼を美化していたかもしれません。
また、そんなに遠い兄だったのなら、
「死んだ」と聞かされても淡々としてしまうのは
やっぱり仕方ないですよね。
ティエリア達からアリー戦で亡くなった話を聞いた時に
ライルは「兄さんらしい」と言って、
家族思いの彼に感心してましたが、
あれは皮肉じゃなくて本心だったのかもしれません。
兄を凄いと認めているから
(認めざるを得ない生活を送ったことがあるから)
そういう人間臭い部分でも、良い評価に繋がるのかと。

この辺、改めて考え直してみたら、とても面白かったので、
過去の放送を見直してみる予定です。



アニューは、あの様子からして
自分がイノベイターである自覚すら持ってないみたいですね。
そして、アロウズ(リヴァイブ)による位置バレがあったのが
約20回ですか……。
さすがにそれだけの回数ともなると、
ライルの前で金目になった(惚けた)数も、相当ありそうです。
実際に、既に二回描かれています。
脳量子派で相手(片割れ)の事がバレバレなら、
リヴァイヴはライルに愛されているアニューを何度となく覗いたのかと思うと
おかしくてたまりません。
意思の疎通が取れているのは大変結構ですが
プライベートも何もあったもんじゃないのかもしれません。

この分だと、次のイノベイターの新型機に乗るのは
やはりCBを離脱したアニューのようです。
ライル対アニューかぁ……。
できれば、今回の二人の恋愛描写が
今後の敵対行動をより際立たせる為のものだけでないのを祈ります。
せっかくキャラクター同士をくっつけたんですから
前向きな理由であってほしいです。

とはいえ、いきなり四ケ月後にくっついてる二人には
唐突さを感じずにはいられません。
名前の件がきっかけになったのは分かりますが
こうなる前にもう少し、二人の心が近付くエピソードが欲しかったです。

そして、やはりライルはライルなんだーと実感しました。
過去に囚われていたニールは、
もしかすると恋愛どころではなかったかもしれませんが
(寧ろ、テロリストである自分は幸せになっちゃいけないとの考えから
恋愛を禁じていたのではないかと推測してしまいます)
ライルは人生に前向きで良いですね!
アニューと一緒に寝てるのを見て、つい
「まさに明るい家族計画だ……」と思ってしまいました。

通信の際にミレイナが発した「恋の花が咲いたですぅ」は、
ワンセグで見たこともあって、
その後の私にとって、この日一番多く発した言葉になりました(笑)。
ゆうささんに向かって、何度この言葉を発したことか。
ご飯食べた後に寄った秋葉原のヨドバシカメラの6Fガンプラ売場で、
こればっかり言ってました。
この台詞に限らず、今回はミレイナの言葉が変で面白かったです。
それに対してティエリアがフッと笑っていたのが印象的でした。
この二人の組み合わせは好きです。
いい兄妹って感じがします。
(年齢で言えば、ティエリアは老化しない永遠の16歳なので、
ミレイナの方がお姉さんになってしまいますが)

無邪気に喜ぶミレイナ、素で驚くスメラギ、
「まさに狙い撃ちだな」と感心するラッセ……に交じって
すぐに「おめでとうございます」と祝いながらも
ちょっとだけ複雑そうな表情をしているフェルトが
リアルだなぁと思いました。
ニールとライルは違う人物で、
自分が好きなのはニールだとも分かっていても
同じ顔をした人が他の女性に愛を囁くのを見るのは
あんまり気分の良いものじゃないですよね。
そして、フェルトの感情を
すっかり忘れているらしいライル……。
この時は、それぐらいアニューに不安を感じていたのでしょうか。

そうそう、リヴァイヴの脳量子派による干渉を
アニューが受けた際、
ソーマと刹那(何故?)も、反応してますが
これはその度にそうなってると考えて良いのでしょうか。
それに、リヴァイヴをヒリングが茶化した事から、
脳量子派っていうのは、全てにおいてだだ漏れなものと、
ある特定の人物(リジェネ→ティエリアとか)にのみ利くものと
二種類あるんでしょうか。
まるで、普通のEメールと、携帯電話会社固定メールの差みたいだなと
思いました。





では、冒頭からも感想を書いていきます。

どこまで行くんだ、アロウズ!
情報操作の非道さはこれまでも描かれてましたので
驚きはしませんでしたが
メメントモリを正義(人道的な)の兵器に仕立て上げてしまう
面の皮の厚さに、逆の意味で感嘆してしまいました。

連邦政府がアロウズの傘下に入る旨は
知っていたとはいえ、ショックでした。
日本もかつてありましたが、
軍が一番上に立つという状況には不穏な空気を感じます。

そして、カティの失踪!!
実は、これについてはソレステラジオで最初に知ったので、
もうもうびっくりしました。
その後に録画分を見て、改めてびっくりしました。
「とうとう逃げたかー」というのが、最初の感想です。
カティの場合、アロウズ入りの動機として
内情を探る目的があるのが第一にあったはずなので
そのリーク先の一つであるセルゲイが亡くなった&
ブレイクピラーの真実を自分の目で見て知っていることから
自分がアロウズにいる事は世界平和に繋がらないと
ようやく判断できたのでしょうか。
グッドマンの会話で出てきますが
「保安員を増やした」(増やしても、まだ見つからない)点に、
彼女が本気でアロウズと決別した意があるように思えます。
というか、そうであってほしいです!
コーラサワーはどうしたのかな……。
できれば、彼も一緒に連れて逃げていてほしいです。



いきなりのソーマ・ピーリス復活は、
予想はしていたものの驚きました。
でも、彼女の変化については
先週の“目のアップ”だけで充分なので
描かれ方としても良かったと思います。
正直、第7話で見られたソーマ→マリーの変化は
あまり感じられなかったのですが
今回のマリー→ソーマは、
二つの性格の違いが彼女の言動に直結していることから
ありありと分かって、面白いです。
厳しく愛想のない言葉を
きびきびと発しているソーマは、素敵だ。
そして、そんな彼女でも、
尊敬していたセルゲイ大佐の前では
マリーのような一人の少女になっていたんだと
改めて分かって、悲しくなりました。
ソーマ→マリーであまり変わらないと感じられたのは、
ソーマがセルゲイ大佐に
心を開いていたからじゃないかと思っています。
ファーストシーズンの頃のソーマと比べると、
セカンドシーズンの最初で
娘になる件への答えをセルゲイに問われている時は
物凄く丸くなってますから。

大好きな大佐を亡くしたショックからか、
ソーマが八つ当たりをするようにアレルヤの言葉を否定しているのが
非常に人間臭かったです。
ここでの彼女は、
ファーストシーズンでロックオンを亡くした直後に刹那を詰ったティエリアと
同じ心境なのかもしれません。

アレルヤはソーマに「守る」と言いましたが、
現状では、彼女の方が強いですよね。
それが分かっていながらもそう言ったアレルヤがカッコイイです!
でも、未だに「マリーマリー」言ってるのはなぁ……。
アレルヤにはマリーしかいないのは分かりますが、
ソーマでもある彼女をちゃんと彼に認めてほしいです。
そうでないと、大佐を亡くしたソーマは
本当に一人になってしまうので。
アレルヤをハレルヤ抜きでは語れない以上、
マリーも、ソーマ抜きでは語れないことを
アレルヤには早く気付いてほしいです。
それを一番理解できるのは、
同じ二重人格者である彼だけなんですから。

ライルから助言を聞いたアレルヤが落ち込んだ後、
同様に沙慈もがっくりと肩を落としてたのが
面白かったです。
復讐心でいっぱいだからか自分の事しか考えてないルイスと違い、
彼女を理解しようと頑張り出した沙慈は
成長したなぁと思います。
少し前の、ルイスと戦場で遭遇したショックが和らいできて、
ようやく現実が見えてきたんでしょうか。

そして、ライルの話にちょっと戻りますが、
今回、アレルヤに放った「彼女の気持ちを尊重しろ」という助言が、
今後のライルにそのまま跳ね返ってしまうようで怖いです。
仮に、ケルディムがぶつかっていく敵(新型機)の搭乗者が
本当にアニューだったとして、
最初はアニューだと分からなかった→戦っている内に彼女だと判明
→ライルびっくり!
という展開になると思うんですが、
応戦しないと自分が死ぬから渋々戦うという理由に加えて、
CBと戦わなくてはいけないアニューの気持ちを尊重する為に
(イノベイターとしての役割を果たさなければならない)
銃を構えたら嫌だなぁ……。
というか、家族を欲してたらしいライルに
もしかしたらそうなったかもしれない相手に対して
銃を突きつけさせる展開が、物凄く嫌です。
あの流れのままいくと、
アニューがもしCBを離れるのだとしたら、
その直前にライルが「この戦いが終わったら俺と一緒に〜」とか
本当に言いそうなので。



刹那の身体については、新たな疑問点が出てきました。
代謝障害の進行が遅いのは、
ダブルオーライザーに乗っているからなんでしょうか。
他に理由が思い当たらないです。
彼、撃たれた傷そのものは塞がってるんですよね。
そして、ラッセ……!
やっぱり、ファーストシーズン最後で受けた怪我は
相当なものだったんでしょうね。
スメラギさんとラッセの会話、
そして今回のアニューの説明があっただけで、
詳細が全然語られてない分、
より酷いのではと思ってしまいます。



久し振りに、リボンズと留美の会話が聞けました。
もしリボンズが言っていた事が的を射ているなら、
留美が世界を変えようとした理由は
本当につまらないことなのかもしれません。
人が右往左往するところを上から見下ろす事で
日常の憂さを晴らすなんて、いい趣味だ……お嬢さん。
そして、「人はイノベイターになれる」事を否定された留美が
ハッとなっている事からして
もしかするとリボンズは、
留美がそう勘違いをしたのを知った時も、敢えて否定せず、
彼女を都合良く利用する為の餌として使ったのかなと思いました。
でも、「人(自分)をイノベイターにする」為に
留美が世界を変革したかったというのは
理由付けとしてちょっと弱い……というか、曖昧なので
もっと分かりやすくて強い理由が欲しいです。

留美に対して皮肉を言いまくりだったリボンズ様は最高でした。
今回の彼はやたらと、人とイノベイターの差を挙げてました。
金持ち否定の話は勿論ですが、
特に老化云々の話は、嫌味っぷり凄かったです。
留美が若い女性であるのを、リボンズはよく分かってます(笑)。
これ、見直してから気付いたんですが
最初にリボンズを煽ったのは留美なんですね。
「正直なところ、今の状況に落胆していますわ。
旧世代のやり方を世界規模に広げただけ」と皮肉を言ったら
リボンズにぴしゃりとやられてしまったという。

でも、「同種でありながら他(大衆)を上から見下ろす旧世代の考え方」は
リボンズ様にも当てはまってしまうんじゃ……と
ツッコミを入れたくなりました(笑)。

そして、同じく口でリボンズに負けたリジェネと密かに結託して、
彼を出し抜こうとしている留美が、
彼女の見えないところで悪態を吐いているネーナの姿に重なって、
笑ってしまいました。

リジェネは……もしかすると、
ティエリア達ソレスタルビーイング(以下CB)が
ヴェーダを探すのに本腰になったのを
未だに知らないのかもしれませんが、
CBが打倒アロウズを掲げるなら
ヴェーダ奪還は避けて通れない道なので、
それを先読みして、留美にメモを渡したのだと思います。
リジェネには以前からリボンズに対して思う事があったんでしょうが
前回の「創造主」発言にかちんときちゃったんでしょうか。
それにしても、メモを密かに手渡しするとは、
なんてアナログな行為!
なるべく間に人を挟まない
(間に入る人に裏切られたらお終いなので)&
下手な行動に出るとリボンズに嗅ぎつかれてしまう事から、
あの行動になったのでしょうが、
脳量子派という便利な能力が横行していても
確実で安全性が高いのはこうしたアナログな方法なのかと思い、
ついつい笑ってしまいます。

何回見てもよく分からないのですが、
パイロットスーツを着て移動中(リボンズ邸から帰る時?)の
留美と紅龍に対して、
リジェネはあのひらひらイノベ服だけで立ってる
(しかも垂直に!)んですが
二人は同じ空間にいるんですか??
その後すぐに、リジェネの前でドアが閉まる描写もあるので、
あそこはリジェネだけガラスの向こうにいる……とか
そんなんじゃないですよね??
確か、イノベイターは宇宙環境に適した身体のはずですが
それもこれに(パイスーを必要としない)掛かっているのでしょうか。
だとすれば、リジェネができるのなら、
対であるティエリアも(自覚の有無は分かりませんが)
できるんでしょうか。

留美が紅龍を「お兄様」と呼ぶシーンは
嬉しくなった勢いで、ぽろっと口にしちゃった感じがしました。
おそらく、留美は小さな頃から平常時には
彼をこう呼んでたんじゃないでしょうか。
ただ、この00で描かれている留美は
勿体ぶった言葉を使って喋る事が多かったので
彼にもわざと傲岸不遜な態度を取っていたのかなぁと想像しました。
留美には珍しく、年相応に幼いところを見られて
嬉しかったです。



“父親殺しの男と、家族の仇を討とうとする女”
ヒリングが物凄くうまい事を言ってました。
家族が大事で大好きで
その死を悼んだ事から軍人になったルイスにしてみれば、
父親が犯罪者だから(と思い込んでいる)殺すというのは、
まったくもってあり得ない話です。
実父なんて、もう二度と得られない、かけがいのない人なのに
それを自ら殺すなんて……
ルイスにはアンドレイにぴしゃっと言ってほしかったな。
(彼女の方が下官なので無理でしょうが)
アンドレイが、ルイスにあれこれ言ってましたけど
全部くだらない言い訳にしか聞こえませんでした。
そうそう、アンドレイがルイスを抱き締めてましたね。
でもあれを見る限りでは、
恋愛感情は(あるのかもしれませんが)表に出てない気がします。
話していた内容が内容なだけに、
心の痛みを分かち合う為に同志として抱き合ってるだけだなぁと
見ながら思ってました。

ソーマの中でアンドレイは、
かつての部下 <<<< セルゲイの仇
となってしまったと思います。
なので、ソーマがマリーに当分戻らないなら
ソーマ対アンドレイ戦もありますよね。
ここのところ、アンドレイは正義という言葉を振りかざしてますが、
それはソーマにも攻撃という方法で向けられるんでしょうか。
ソーマも絶対に手を抜かないでしょうし……怖いです。
何より、ソーマとアンドレイが戦う事を一番望まないのが
逝ってしまった(問題の原点である)セルゲイ大佐だというのが
胸に痛いです。
あり得ない話だけれど、
もし彼が知ったら……と思っただけで辛くなります。

沙慈が刹那との会話を重ねた結果、
“ルイスを取り戻す戦い”をしようと決めた一方で
まだぼんやりとですが、
沙慈を討つ事をルイスが視野に入れつつあるのが可哀相過ぎます。
今までの彼女が、沙慈の事を誤解しつつも
実際に彼を討つ・彼と戦う事までは考えてなかったので、
そういう事を思うようになった絵を描かれただけで、
本当、怖いです。
ただ、彼らについては、OPの映像が救いです。
絶対にああなるに違いないから、
一番辛いであろう今を乗り越えれば大丈夫!と、
勝手に願っています。

アンドレイが「ようやくアヘッドに乗れる」と喜んでいて
ルイスもハレヴィ機と言ってましたが
彼女はエンプラスに乗るようになったんでしょうか。
イノベイターの二人が
ディバインの死に触れてないのが淋しいです。
これじゃ本当に、死ぬ為に
(ガンダムの見せ場を作る為)出てきたようなキャラじゃないか……!



そしてミスターブシドーの登場!!
顔の傷!
あれを見た時、シードのイザークを思い出しました。
(因縁のストライクガンダムとの戦いを忘れないと自分を鼓舞する為に
消せる顔の傷をわざわざ消さなかった
→最終回できれいに消した)

ミスター・ブシドーが仮面を改めて付けてましたが、
逆に考えれば、ビリーの前では仮面を外してたんですね。
ちょっと萌えました。



Bパートの最後は……
皆が想い人の名を挙げてるのに、最後の二人が
──ティエリアと刹那が違ったので、大笑いしてしまいました。
というか、私は
ティエリアは「ロックオン」と言うはずと、素で思ってました。
最初にワンセグで見た時、レストランの中という都合上、
音を出せなかったんですが、
ティエリアの顔が出た瞬間
(それまでの流れで、大事な人の名を挙げているシーンだと分かってたので)
私は「ロック……」とつい言ってしまいました。
でも、その直後に見えた台詞が「ヴェーダ」だったので、
噴き出しながら、続けて「えええ?」と発したのでした orz
でも、一時期は神のように崇めていた(小説描写)ヴェーダは
ティエリアにとって、根幹でもありますものね。
当然と言えば当然なんですが
ここで人の名を挙げられないのも、
彼が人間でなくイノベイターである事の象徴のようで
ちょっと淋しくなりました。
……でも、過去である「ロックオン」の名を挙げるよりも
前向きで、建設的な考えですよね。
とはいえ、これを言うと
亡くなった大佐を呼んだソーマは後ろ向きで非建設的ということに
なってしまいますが。

そして刹那!
さすが「俺ガン」な人だと尊敬しました。
でも最後のCパートで、マリナが危機に遭ってたと分かったので
帰宅後に録画分を見た時は、刹那のシーンで
「そんな、『ガンダム』って言ってる場合じゃないよ!
そこは『マリナ』って言ってあげなよ!」と
突っ込んでしまいました。



そのマリナ。
他のカタロン達が遭った襲撃と違い、
あの家にオートマトンの攻撃がなかったのが、逆に怖いです。
これ、アロウズ側が、
あそこにカタロンの首謀者が隠れていると分かっているからこそ
彼らを生きて捕まえる為に、
融通の利かないオートマトンじゃなく
臨機応変な行動を取れる人間をわざわざやったのではないかと
思いました。

マリナの歌がラジオで聞こえてくるようになったのは、
あの歌で世界に平和が広がっていく伏線であってほしいです。
だから、彼女が無事だと信じています。
ラジオの電波に乗ったということは
彼女と子供達の歌が音源としてどこかにあるわけで、
“唄う人”としてのマリナは用済みとされてしまうかもしれませんが、
最後まで絶対に生きててほしいです。
その優しさで、荒廃した世界の心を救ってほしい。
絶対に無事でありますように。
彼女に何かがあったら、
自分のガンダムが切り札だと分かった刹那でも
心が悪い方向に揺れてしまうと思います。
そうならない為にも、絶対!!





次回予告は、リジェネにびっくりでした。
リジェネ……頬に赤い斜線が入っていたので
多分、リボンズに引っ叩かれてますよね。
ヴェーダの情報漏洩にリジェネが関わっていることが
リボンズに知られてしまったんでしょうか。
(CBと留美が繋がっている以上、
留美がリジェネと繋がってるのも知ってるリボンズなら、
ヴェーダに何かがあった瞬間にすぐに分かると思うので)

予告ではちゃんと描かれませんでしたが
やはり今後のアニューの動向が気になります。
「イノベイターの影」とは、
影そのものを差すのではなくて
何かの物事の裏にイノベイターの存在を感じるという意味ですよね。
ヴェーダの場所を特定できた裏にリジェネの思惑がある事、
そして、アニューがCBにいる事が
このタイトルに含まれているようで、怖いです。

「暗躍者が恋路を阻む」っていうナレーションは、
ライルとアニューの恋にリヴァイヴ(とリボンズ)が介入するとしか
思えなくて、嫌でした。
恋路と言えばルイスと沙慈ですが
彼らはもうとっくに阻まれてますので
今さら言うこともないんじゃないかと……。
(せっかくの対峙をイノベイターに邪魔される可能性はありますが)

そのルイスと沙慈は、厳しい状況下ながらも
“対峙する”事は確定なので、嬉しいです。
二人の関係が前進してますよ……!
今後の回が残り少ないので
彼らについては、ここら辺で決着をつけてほしいです。
そして沙慈には、罪滅ぼしとかじゃなく
平和を望むという彼自身の意で、刹那の手助けをしてほしい。



ティエリアが……なんか「悪い子」な顔をしてるのも気になります。
金目ちゃんがいよいよくるかなー!



(追記)
ちょっとだけなんですが
どうしても書いておきたかったので追記。

刹那の傷の具合をティエリアが彼に聞く&
それに答える刹那がフッと微笑むシーンがたまりません。
ファーストシーズンで、クリスが思わず「気まずい」と呟くほど
二人の間には刺々しい空気が漂っていたのに……凄い凄い。
いい仲間です。

そしてこれも書き忘れ。
留美が、自分はリボンズと同じぐらいだと勝手に位置付けているのに
(ちょっと下ぐらい/大衆よりは格段に上)
当のリボンズには、彼女が見下してる大衆と一まとめにされているのが
面白かったです。
留美にとっては物凄い屈辱ですよね。

で、屈辱と言えば、小説の描写で
ライルがニールからの仕送りを貰って大学に行ったとあるはずなんですが
逃げ出したくなるほどのコンプレックスがあったのなら
これってかなり屈辱的な話だと思うんです。
なので、ライルがニールを憎むとか、逆恨みするとか
(仕送りがくる→自分が莫迦にされていると思い込む)
変に理不尽な方向にいかなくて良かったです。
ライルはライルで、苦手としながらも
やっぱりニールを好きで、その死を心から悼んでほしいので。



ライアニュが確定した件については
ちょっとばかりショックでしたが
(ライル個人が誰とくっつこうが構わないのですが
私はニールのファンなので、
同じ顔をした彼にそういうシーンがあるのが嫌なんだと思います/笑)
現在のEDでの裸アニュー判明で馴らされていたので、
「あぁ、やっぱり確定したか」と思った程度でした。
というか、あのピロートークは、上で散々言ってますが
あのインナー着用にインパクトがあり過ぎて
ショックを受けるどころじゃないという状態です。

また、ライルとアニューの年齢がそこそこなのも大きいです。
もしアレルヤ&マリーでピロートークがあったら、
私は、息子もしくは娘の性行為を見ちゃった親の心境に
なってたと思います。





────
感想は以上です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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続きの第19話「イノベイターの影」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2009-02-15

宜しければ、合わせてどうぞ。


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