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感想@機動戦士ガンダム00セカンドシーズン#04戦う理由*ネタバレあり [ガンダム00:アニメ感想]

テレビアニメ「ガンダム00」第2期(セカンドシーズン)の感想です。
ネタバレを多大に含みます。
今回は第4話「戦う理由」です。
長文ですが、宜しければおつき合い下さい。


第3話「アレルヤ奪還作戦」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2008-10-20
第2話「ツインドライヴ」の感想はこちら↓
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2008-10-14


ガンダム00のアニメ感想記事のURLは
ドラマCDやゲーム等の感想記事と合わせて
こちらの一覧ページでまとめています。
機動戦士ガンダム00:アニメ・CD・ゲーム感想一覧


────

では今回も
テレビ放映を見ながら取ったメモ書きの転載から。
誤字脱字、間違った記述があるかもしれませんが、ご容赦下さい。



・うわー、アレルヤの過去からきた
・マリーの声がアレルヤの頭の中に響く「誰か……誰か……聞こえる?……誰か」
・「ここよ」人形のようなソーマ
・「誰か、私の声を」「君が僕に言ってるの」「どこにいるの」
・EDでアレルヤと共に出てくるガラスケース
・アレルヤの名付け親はマリー「神様への感謝の言葉」
・生きていることに感謝→“洗礼”→この瞬間、アレルヤの世界がモノクロからカラーに変わる。

・マリナがCBに感謝。「戦いを行なわずに内紛を止めた」ことを評価
・アザディスタンの酷い現状←そこに帰りたいと望むマリナ
・ミレイナ「二人は恋人なのですか」即答で二人揃って否定するマリナと刹那
「乙女の勘が外れた」とぼやくミレイナ。
・狙撃練習中のライル。命中率78パーセント「兄さんのようにはいかないな」
・隠れて見てたフェルトに、ライルがにじり寄る「君の視線よく感じるんだけど」
・「フェルト、ロックオン好き」ハロにばらされる
・「あんたがそれでもいいって言うなら付き合うけど」
「その気があるなら、後で部屋……」→キス→ハロ「振られた!」
「気付かせてやったんだ。比較されたら、たまらんだろう」
・「一杯付き合ってもらえませんか」過去を踏まえてスメラギを誘うアレルヤ
・連邦の金髪男に責められるマネキン大佐
・リント少佐が代わりに指揮。不遜な言い方で「アロウズのやり方を見せる」
「あの悪名高い男を連れてくるとは」と不愉快さを滲ませるマネキン大佐。
・マリナがCBにいることが知られる「私情で動いていると推測」網を張られる。
・トリロバイト? 多額の寄付をした者がいる→ルイスの左手→ルイスの姿のカット。
彼女が多額の寄付をしたらしい
・仮面の男登場! ミスターブシドー(笑)
・マネキン大佐が、スメラギの戦術を評価
・動くカタロン
・シーリンが王宮から出ていく具体的な回想シーン
「私のやり方で」「この国を立て直すだけでは駄目なのよ」
・部隊に同行したいと望むシーリン
・刹那に、自分と共にアザディスタンに来てくれと頼むマリナ。彼の為に誘ってる?
・「破壊の中から生み出せるものがある」
「これがオレがガンダムと戦う理由(わけ)だ」

・海中を進むトレミー。
・沙慈がイアンの手伝い。「こんな秘密事項を僕に見せちゃって」大きな進歩かも。
・イアンとの会話
「あなたはどうしてここにいるんですか」「戦争をなくしたいから」
スメラギさんやマイスターズの過去を語りながら、彼らの姿が流れる。
・「罰は受ける。戦争を無くしてからな」
・会話をするアレルヤとスメラギさん
「あのまま朽ち果ててもいいとさえ思った」「僕はマリーを取り戻したい」
「相手は敵よ」
「うらやましいわ。あなたには戦う理由ができたのね」
「自分の忌わしい過去を払拭しようとしたの。その思いで戦った」
「戦う意味、あなたになら見つけられますよ」
・微笑むティエリア「戦う理由か。昔なら否定していただろうな」
・スメラギさんにとって、「戦う理由を持つ=世界と向き合うこと」?
・スメラギさんが呟いた「エミリオ」は誰?
・敵との遭遇。ソナーを無効化される
・ミサイルにGNフィールドを突破される
・水に浸かるガンダム
・かなり劣勢なトレミー。行動を読まれてる
・ケミカルボムが使用されている
・リント少佐を、マネキンが一応評価「索敵と初期行動は見事」
・慌てていたのに、スメラギさんの一言で冷静さを取り戻すクルー達
・圧倒的にやられているのに、わざと不敵にほくそ笑むスメラギ
・ティエリア「切り札はある! トランザム!」
ライル「水中でも、こんだけ近けりゃ」
・敵を攻撃する直前、一瞬だけマリナを思い出す刹那。
・爆発するトリロバイト
・開場に出るアリオスとOO。アリオスはトランザム化。
・動揺するリント少佐に代わってマネキン大佐が指揮。かっこいい。
・ミスターブシドーの登場(笑)過去の邂逅を思い出す二人。
「生き恥を晒した甲斐があったというもの!」
・アレルヤとソーマの戦い。脳量子派が使えないからアレルヤが劣勢。
・支援するカタロン
・撤退する双方
・「大変勉強になりましてよ、少佐どの」マネキン大佐の仕返し
・カタロンとCBの対峙「誰なのかしら、私に会いたい人って」
「久し振りね、マリナイスマイール」

・「ようやく決心したか、ビリー」とうとう連邦軍入りした彼
・制服を着るスメラギ「サイズ合わないの、きつくて」腹出まくり
「わしはそのままがいいな」「セクハラです、パパ!」親子の会話だ。
・「クジョウ、君は踏みにじったんだ、僕の気持ちを」怖いビリー。


地上戦を繰り広げるガンダム達
微笑むマリナ
不安を煽る予告ナレ






では、感想を本格的にまとめていきます。

今回は、タイトル「戦う理由(わけ)」という言葉の通り、
CBを始めとした多くの主要人物が
それぞれ抱えている戦う理由を語ることを主軸としていきます。

加えて、ミスターブシドー(笑)と、
プトレマイオスの初の海中戦のお披露目がありました。
また、前回の戦いだけではまだ吹っ切れていなかったスメラギさんが
今回、ようやく本格復帰するのも、大きな注目点です。




しょっぱなから辛いシーンでした。アレルヤ……!
ソーマが放つ言葉をテレパシーで感じられたのは彼が初めてのようで、
ふらふらと、彼女の元に出向いて会話をしますが
これ、遠くにいる研究員に見られていることから
この行動すら観察対象っぽいです。
もしかして、脳量子派の手術をした子に与えられるテストなんでしょうか。
マリーの呼びかけに答えた子のみが成功、みたいな感じで。

マリーに名付けられ、そこに含まれた意味を知ったことで
アレルヤの世界が色鮮やかなものになった演出は凄かったです。
マリーだけ色付いてるとかの展開はあるかなとは予想してたんですが、
そうじゃなく、彼女の言葉によって
アレルヤは世界を感じるようになったんですね。
尤も、手術前の描写が一切無いので(おそらく孤児でしょうが)
名前などを失ったのは手術のせいで、
彼がモノクロの世界を味わわされていたのは、
あの間だけかもしれませんが。
“マリー”という彼女の名は、その元々の由来である
聖母マリアの意味も含んでいるのかもしれません。

あれ以外にもマリーとアレルヤの対峙があったかどうかは
分かりませんけど、
あんなふうに(不思議なコミニュケーション方法とはいえ)
親しくしていた女の子が、いきなり戦場で自分の目の前にいたら
──しかも、今まで何度も敵として戦ってきた相手の正体が
彼女だと知ったら、そりゃびっくりしますよね。
アレルヤが口を開けば「マリーマリー」と言っていたのにも
素直に納得できました。

マリーは、EDで出てくるガラスケースに入っていて、
目を見開いたまま、まばたきを含めた身動き一つしないで
横たわってて……まるでお人形でした。
アレルヤと対峙している時、彼女の真横から
(アレルヤを下から仰ぐ)映されるシーンがあるんですが、
ぺたんこの胸が一切上下してないんですよ……!
怖いです。
まばたきもしないで呼吸している様子もないなんて、
一体どういう状況なんでしょうか。



アザディスタンが酷い状態になっていると分かっているからこそ
早く戻りたいと願うマリナ。
その意志の強さを知って刹那が応じますが
ティエリアが少しだけ戸惑った反面、
イアンやラッセが「刹那がそう決めたのなら」って感じで
準備に取りかかるのは、微笑ましかったです。
ティエリアにしても、以前なら絶対に反対したでしょうが、
「え? 本当に?」と刹那を見ただけで、
言葉は特に無かったですしね。
一瞬、疑問には思ったけれど
マリナや刹那の気持ちも分かると、即時に納得できたんでしょうね。

イアン達が去ろうとした時に、顔をひょっこり出したミレイナ。
正直に言うと、私は彼女の「〜ですぅ」の語尾が苦手だったのですが
この時ばかりは (`ω´)b <ミレイナGJ! となりました。
物おじせずに、そのものずばりを聞いちゃうミレイナって凄い(笑)。
クリスティナとは違う強さがあったと思います。
そして、その質問に対して
二人同時に「違う」「違います」と答える刹那とマリナ。
この二人は、今のところ、
平和を志す“同志”として心が繋がっているヒーロー&ヒロインですが、
いつか、ちょっとでいいから、
同じ問いに対して戸惑う描写を見てみたいです。
否定する結果は同じとしても
その答えを口にするまで、
もう少し間を空けたり、感情で声が揺れたり……とか。
刹那×マリナっていうカップリングを押すつもりはないんですが
(個人的には好きですが)叶ったらいいなー程度に期待しています。
いや、作中でもトップクラスの堅物であるこの二人が
異性への淡い恋に心を揺らせるようになれた時こそ
真の平和がやってきた時じゃないかと思いまして。
そういうラストを見てみたいです。
刹那にとってマリナが、マリナにとって刹那が
救いであり安らぎの存在になるといいなぁ。



前回に流れた今回用の予告で
ライルが狙撃中に苦しそうな顔をしていたのは、訓練だったんですね。
ライルがカタロンなどで何をどうしていたのかは分かりませんが
モビルスーツでの実戦なんて経験はまず無いでしょうから、
命中率78パーセントってかなり高いと思うんですが
……そこは、ニールがいますから、難しいところですよね。
というか、「兄さんのようにはいかないな」って、
ニールが射撃に秀でていたことを、ライルはどこで知ったんでしょうか。
予め知っていたか、それともそのような事が記されたデータを閲覧したか、
誰かから聞いたか……もしくは、これら全てか。

これ↑を受けて、フェルトへのキスがありました。
いやー……予告を見た時は、ちゃらいライル→チャライルだ!と
ちょっと思ったんですが、
今回の台詞を聞いて、
「ライルっていいヤツじゃない!」と思いました(笑)。
私の中で、彼の株が急上昇しました。
本音を言えば、純真なフェルトの唇を本当に奪っちゃってるので
「もっと他の手は無かったの?」と言いたいところですが
幼かったフェルトも成長していて
もう大人の仲間入りできる年ですからね。
ライルがフェルトからの視線を感じていたり
ライルが「俺は兄さんじゃない」って言った際に
「分かってる……うん、分かってる」なんて
フェルトが彼女自身に言い聞かせているところを目の当たりにしたからこそ、
ライルは彼女が本当の意味で分かってないのを知って、
(頭では分かっているけれど、感情がまるでついてこない)
手っ取り早く問題を解決させる為に
ああいう強行手段に出たのかなと思いました。
あれ、もしフェルトに部屋に来られてたら
ライルは絶対「おいおい」って追い返していたはずです。
さすがにああいう関係では(関係すら作れていない関係?)
据え膳を美味しく頂くタイプではないと思います。
でも、これが逆に
ライルとフェルトがくっつくフラグになるのかなとも思いました。
ニールの面影を背負ったライルじゃなく、
彼自身をフェルトが愛するようになったら、
CBの中ではまだ所在が無さそうな彼の
本当の意味での理解者になれるのかもしれません。

ここでハロさんが「フェルト、ロックオンスキ!」って
するっとバラしちゃうのが、かわいい〜。
どこのポニョ(ジブリ)ですかとも思いましたが(笑)。
ハロさんは、この時、
フェルトが好きなのがニールのロックオンだと認識してるんですよね。
しかも、目の前の男がライルであって、
自分が挙げた“ロックオン”ではないとも分かってる……?
どこまで分かってるのかが分からないのも、面白いです。
そして相変わらず空気を読めてないのが良い方向に働いていて、素敵。

この後、イアンが沙慈に皆の事情を語る時に、
ライルに「高い高〜い」ってポンポン上げられているところも
良かったです。
まだ、相棒とは言えないかもしれませんが、
ハロさんがライルにいっぱい遊んでもらってるうちに
二人がもっともっと仲良くなればいいなぁと思います。

それにしても、
やっぱりライルはニールと比べられるのが嫌なんですね。
いや、双子ですから、幼い頃から二人で一緒に過ごしていれば、
兄弟で比較されるのには嫌でも馴れるでしょうが、
ライルの言葉には、もう少し深い感情を感じました。
多分、これまでに見聞きした皆の言動や、自分への態度から、
ニールがどれだけCB内で慕われていたかを
痛感させられたせいかと思いました。
「俺は兄さんじゃないんだから、兄さんと比較するな」って
ちょっと拗ねてる感じも伝わってきました。
私、前回までの感想で、
「皆はライルに心を開いているから、ライルもいつかそうなるといい」と
書きましたが、
フェルトがこの調子だと、ライルが実感しているものは多分正しくて、
CBの皆はまだ“ニールの代わりのロックオン”として
ライルを見ている気がしています。
勿論、私も──他の視聴者の方々も。
それは、ライルがまだ彼の本当の心を見せないせい
(事情を描くエピソード待ち)なんですが、
ライルがCBに本当の意味で気を許すのが先か、
CBのメンバーがライルにニールの幻影を求めなくなるのが先か
……という状況になるかもしれません。
できれば、両方同時が良いですけど、
それは展開的にまず無理そうなので、それなら後者→前者がいいかな。
ライルがケルディムのマイスターとして皆に求められているのは、
彼自身が納得していることなので置いておくとして、
それ以外では自分が兄の代わりを果たさなくていいんだ
(現時点でのライルには果たすつもりも無さそうですが)
求められてないんだ、と、彼がはっきりと実感した上で、
CBの皆に心を開いてくれたら、
ニールファンの私にとっても嬉しいです。

そうそう、訓練時のケルディムモニターで、
右端にハロさんらしきマークが小さく映ってるんですが、
これはハロさんを搭乗させている際に
常時つけられるランプみたいなものなんでしょうか。
かわいい……!

そういえば思い出しついでに書いておきますが
1stの時のガンダム(エクシアとかデュナメスとか)の時より
コックピットが格段に広そうですよね。
そして、全方位が視認できるようになってる……!
あれ、高所恐怖症の人間(たとえば私)は乗れないですね。
ケルディムのガンコンも、作画対策なのか
デュナメスのと比べて細くてすっきりとしちゃってます。
ガンコンはデュナメスの方が好きです。



ワイン一瓶とグラス二つを片手に、
自室に隠ったままのスメラギさんを優しく誘うアレルヤ。
過去エピソードを上手く生かしたシーンで、大好きです!
アレルヤの誘いを見た瞬間に、「おお」と声を出しちゃいました。
これ、スメラギさんは自分のグラスに注いでますが
アレルヤは飲んでなさそうですよね。
そして、自分の過去とこれからへの決意を語ることで
スメラギへの励ましに変えようとしているところがいじらしいです。
なんていうか……アレルヤは不器用そうですよね(笑)。
気遣いが空回りしているというか、
せっかく心を砕いているのに方法が悪くてそれが生きてないとか
日常生活でよくありそうな気がします。
だからここでも、スメラギさんを励ますはずなのに
何だか彼女に自分を語ることによって、
逆に甘えているようにも見えましたが、
それは彼女の年齢や過去の立場からくる
疑似“お姉さんと弟”という関係性があるからかなと思いました。
スメラギさんは自分の意志で何かをどうにかするよりも
誰かに頼られたのを受けて
「もう、仕方ないわねー」なんて
愚痴をだらだらとこぼしながら、渋々と仕事をする方が
彼女の本質に合ってる気がします。
前回の、アレルヤ奪還作戦はまさしくこれですね。
今回の強襲されたトレミーを救う展開も、そうです。

Bパートでのアレルヤとスメラギさんの会話の後
(アロウズの強襲を受ける前)
会話の声が変な感じで歪んでますが、
これは回想だというのを表わしているんでしょうか。
映像の流れからいって、
歪み始めてから前半がスメラギさん、後半がアレルヤ?
声だけ歪ませるのはあまり見かけないので、面白かったです。



マネキン大佐は、連邦の良心となっているようでホッとしています。
そして私が前回の感想でも危惧していたように
アレルヤを奪還させられたことで、
アロウズ内での彼女の立場がやばくなってて、
ちょっと心配しましたが、
今回、リント少佐の尻拭いをする形で評価を受けられそうで
こちらも安堵しています。
連邦は、陰で糸を引いているリボンズも含めて
揃いも揃って危険思想を持つ人物が多いので、
ある程度の地位に、こういう“正しい”人がいてくれると
視聴者としてはちょっと安心できます。
もっとはっきりと、正義対悪(主人公側対敵勢力)という
分かりやすい図式でもいいんですが、
アロウズには、主人公側のせいによって
自ら身を落としたっぽいルイスがいるので
彼女を救う展開を望む意味でも、
マネキン大佐と、できればセルゲイには、
ずっとアロウズで踏ん張っててほしいです。
逆に、まだ責任を取る立場でないソーマ(マリー)やルイスには
早々にアロウズから離れてほしいです。
できれば、マネキン大佐から連絡を貰ったセルゲイが
秘密裏にソーマをアロウズから逃がそうとして、
それを息子のアンドレイが追う展開がいいな(笑)と思います。
勿論、最終的にはアンドレイがセルゲイと和解して、
親子二人で出撃するか、もしくは、
アロウズに残ったアンドレイが
逃げた(逃げる最中でも可)ソーマを助けてあげるといいなぁ。
マネキン大佐は、いつかスメラギさんと会談させたいです。
多分、いい感じで話せるんじゃないかと思います。
CBとの戦いで撤退したあと
自分を小馬鹿にしてきたリント大佐に向かって
チクリと言ってしまうところは素敵でした。
すかっとしました。



さてルイスですが、アンドレイがソーマに語る噂話によって、
最新型MAがとある女性の多額の寄付によって開発されたと説明されますが
……その後の、白い手袋に包まれた両手
→その持ち主であるルイスという二つのシーンから、
ソーマに「物好きだ」と言われたその女性がルイスだと分かります orz
つまり、准尉という立場で軍にいるのも、
ぶっちゃけ、その寄付が軍上層部に上手いこと効いてるせいですよね。
もう少し頭が働く人なら、
それこそ王留美みたく、自分の手を汚さず望みを果たすんでしょうが、
寄付をするのは変わらなくともこうして実働部隊に入っちゃう辺りが
ルイスの幼さをよく表わしているなぁと思いました。
それだけに辛いです。
義手で、MSを操縦できるほどになったことは喜ばしいけれど
今はそれすらも悲しいです。



いよいよイアンと会った沙慈。
できれば、沙慈にはイアンの弟子になってほしいので
(ミレイナと一緒に作業してほしい〜)
ここから二人の関係が始まるといいなぁと思います。
癖のあるCBメンバーですが、イアンさんはとても優しいですよね。
それこそ彼が、実の父親を亡くしてる沙慈の
親代わり兼師匠になってくれたら嬉しいなぁ。
宇宙技士免許2級ってどのくらいの腕を差すんでしょうか。
ちょっと本格的なことができるようになるぐらい?

イアンが語る皆の過去が辛いです。
また、アレルヤに関しては
どうしてイアンがそれを知ってるの?とツッコミたくなりました。
スメラギさんは、やはり戦術予報士として
戦争の最前線に送られてたんですね。
そこから逃げるようにしてCBに入って、また絶望して……
アレルヤの言う通り、過去の過ちを払拭する手段でなく、
本当の意味で戦う理由を彼女が見つけられたらいいなと思います。
「エミリオ」は誰だろう。恋人か、戦友かな。
きっと、これまで何度かぼかして描かれてきた
スメラギさんの過去の失敗で亡くなった人ですよね。

ここ、ロックオンが「高い高〜い」ってハロさんと遊んでるのが
動画を見るだけだと和むんですが、
イアンの「家族をテロで失った者」という台詞と合うように流れるので
辛くて辛くてたまりません。
1期23話「世界を止めて」でのニールの最期の言葉にあったように、
ニールにはライルっていう希望がありましたが、
ライルにはニールすらいないですもんね……。
そのうち年月が経って、ニールがこの世に生きていた事実が
この世や人々の記憶からどんどん薄れていった結果、
ニールと比較されなくなったことをライルが淋しがる日も
いつかは来るんじゃないかと思います。
ライルがまだCBの中で孤立してることもあり、
早く皆が一つにまとまってほしいです。

また、敢えてティエリアの過去が語られてないのが
淋し過ぎます。
単に、知らないからイアンは言わなかっただけだと思いますが、
知ってても言ったかどうか……
カプセルに入ってNo.5の番号が振られていたなんて、
彼の性格なら、まず言わないと思います。

締めとしてイアンが言った「罰は受ける。戦争を無くしてからな」が、
ニールがサーシェスに放った「咎は受けるさ」の台詞と相まって、
胸が熱くなりました。
沙慈の返事は特に描かれませんでしたが、
彼がイアンの言葉に対してどう思い、行動していくのか、
今後が楽しみです。

カレルに乗った緑ハロさんが
整備のお手伝いでパソコンを弄ってるのが、とってもかわいかったです。
ハロさん、かわいい〜〜!!

今回は台詞が少なめだったティエリアは
ガンダムを前に「戦う理由か……以前なら否定していた」の台詞が
印象深かったです。
あんなに穏やかな笑みを浮かべながら
こういう事を言えるようになったなんて、いいなぁ。



トレミーがリント少佐が指揮するアロウズに
ぼっこぼこにやられます(笑)。
武装はまだしてないのかな……それとも水中対応してないだけ?
1期や、2期の2話でもそうでしたが
(ロックオンとスメラギさんを刹那が迎えに行った帰り)
敵から攻撃された際に逃げるだけっていうのは、心もとないです。
今回は浸水する前にマイスターズがガンダムに乗れましたが、
あれ、ちょっと遅かったらそれすらも難しかったですよね。
ミサイルにGNフィールドを突破されちゃったのも、ヤバい気がします。
戦力的に、CBがアロウズに押されているのは
危機的状況に、顔にちょっと汗を浮かべながらも
不敵な感じで現状を好機だと言うスメラギさんがカッコ良かったです。
椅子の背もたれの上に腕を乗せて言う様がもうたまりません。
最後Cパートの、ムチムチお色気制服姿といい、
今回はスメラギさん祭りと言ってもいいかもしれない(笑)。
激しく動揺している皆が彼女の一声でハッとなる瞬間も
素敵でした。
実質的な艦長を務める彼女ならではの演出だと思いました。

敵に攻撃をしようとして「OO、目標を……」と発した直後、
Aパートラストで会話したマリナの誘いを思い出して
つい口籠る→「目標を駆逐する!」と言い直すシーンが、
今回は一番印象深かったです。
私はロックオン(ニール)とティエリアが好きなので、
彼ら二人に関するシーンは他よりも熱心に見てるんですが、
さすが主人公、
要所要所でキメとなるシーンはやはり刹那が担ってるんだなぁと、
しみじみと思いました。
前回のラストで「戦うことしかできない」ときっぱりと言った刹那に、
マリナは彼への救いを含めて「アザディスタンに来て」と頼みますが、
ガンダムで戦うことでしかできない事があると言って
会話を終わらせます。
これ……誰かが嫌な事をやらないと世界が変わらない
(平和が訪れない)と分かっているからこそ、
中途半端に世界をかき回した(アロウズを作らせた)
責任を取ることもあって
自分が泥を被ってそれを担うと決めたんですよね。
刹那の中には強い決意があるものの、
戦わずに平和が来るのならそれに越した事がないという
本質的な事も分かっているから、
理想を語るマリナの言葉には、やはり心を揺さぶられてしまう。
彼女を前にした時は一蹴することができても、
実戦で躊躇いが出たのが、その何よりの証だと思いました。

マリナの「私も……何かやれる事があるはず」っていうのが歌ですかね。
早いところ歌ってもらわないとまずいでしょうから
彼女の今後の展開は目まぐるしくなるのかもしれません。
Bパート最後の、シーリンとマリナの再会によって、
彼女と同行していた刹那とカタロンが出会ったので、
この二つの組織がどうかかわっていくのかが、楽しみです。
ライルは今回もカタロンに情報を漏らしてましたが
この件は一切咎められないまま、なぁなぁになっちゃうんでしょうか。

海中で、アリオスに引っ張られる?OOが面白かったです。
初め見た時は「お」とびっくりしましたが
録画したものを見直している二回目以降は、なんか笑っちゃいます。

そしてミスター・ブシドー対刹那!!
EDのクレジットも、仮面の男からミスター・ブシドーに変わってました。
彼が某ハムのお名前を再び使う時は、いつなんでしょうか……。
性格は相変わらずで、いい感じでした。
さすがハム(笑)。
ミスター・ブシドーは、ヘルメットの中でもお面を被ってるんですね。
よほどの時まで外さないのかな。

今回、アリオスはちょっと劣勢でした。
脳量子派が使えないことで、アレルヤ本人の能力が落ちてしまったようで。
あの過去を見ちゃうと、敵としてソーマを見るのが辛いです。



Cパートは……びっくりが二つでした。
びっくりその1:スメラギさんのムチムチ。
彼女が露出した服を好んで着るのは1期でよーく分かってます。
なので今回、彼女が恥じている理由が
服のサイズが合わないことだけでなく、
ようやく制服を着る気になったのを皆に見せることへの照れが混じってるのが
なんとも言えない感じでした。
*・゜゚・*:.。.(*´ω`).。.:*・゜゚・*:
ほのぼのしちゃった。
「サイズ合わないの……きつくて」の際に、
フェルトやミレイナが反応したのはともかく
アレルヤがちょっと表情を変えたのが面白かったです。
刹那とティエリアは全く興味が無さそうでしたが
ライルはガン見っぽかったですね(笑)。
ニールなら、イアンが言ったようなオジサン臭いことでも放って
目をさりげなく(スマートな感じで)逸らしたかな。
こういう時に見るのは失礼だと、分かってる感じで。

イアンに注意をするミレイナは可愛かった!
そして「あぁ、パパって呼ぶんだ」って思いました。
普段の、親子としての会話をいっぱい聞いてみたいです。

びっくりその2:ビリー!!!!!
ただの“人の好い”男じゃなかったんだ……と思いました。
でも、脳内のスメラギに対するモノローグや、入軍したことからいって
なんか根暗な男がハマりがちな典型的な復讐行動っぽく思えてしまって、
私はちょっと引きました(笑)。
ビリーが好きだったから、余計に動揺してしまったのかもしれません。
ストーカーが、勝手に裏切られたと思い込んだ相手に仕返しをしようとしているのを
目の当たりにした感じとでも言うんでしょうか。
勿論、その気はなくとも結果的にスメラギは彼を利用してしまったし、
特にこの二年間は、きっと他に逃げ場が無かったんでしょうが、
本当のことを打ち明けられないなら、
彼女がとっととあの家から出れば良かったので
スメラギが悪いのは確かなんですが、
その裏切られた復讐を軍に入って果たすなんて、随分と直情的だなぁ。
1期ではハムを宥める係を必然的に任されていましたけど、
実は、彼自身もとても熱い人なのかもしれません。



次週は……タイトルからいって、
アザディスタンが燃えてしまうようです。
ナレを聞いた限りでは、刹那がサーシェスと再会するかもしれません。
世界の歪みとも言える存在であり、
彼自身の個人的な仇でもある彼を前にして刹那がどう憤るのかが、
楽しみです。

マリナは珍しく笑顔だったけれど、
あれはイメージ映像(笑)か、ほんの少しの間だけだと思います。

セルゲイが若い男と話しているんですが、相手は誰なんだろう。
髪の毛や服装(青いシャツ)からいって沙慈っぽいんですが、
二人の接点が思い当たりません。
セルゲイは軍服じゃないですが、改まった恰好っぽいです。
予告冒頭で沙慈がジープに乗ってることもあり、
自ら出向いたセルゲイが、沙慈と出会うシーンがあるんでしょうか。
もし二人が出会うなら、
立場ある身で礼節をきちんと重んじ、冷静に戦争を見てきたセルゲイから
沙慈は何を語られるのか……想像欲を掻き立てられます。
もしかすると、現段階では自分で何も判断できない
(何も知らないから、決めたくとも決められない)沙慈は、
戦争に色々な形で関わってきた人々の意見を聞く役回りを
担わされたのかもしれません。
戦時下において、戦争に対する考え方は、
人の本質を表わすものでもあるので、
そのキャラの立場や思想を視聴者に強く示すことができますから。





────
感想は以上です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

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次回第5話「故国燃ゆ」の感想も書きました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2008-11-05

宜しければ、合わせてどうぞ。


2008-10-27 02:22  nice!(0)  コメント(0) 
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