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感想@アニメ「機動戦士ガンダム00」ファーストシーズン*ネタバレあり [ガンダム00:アニメ感想]

今さらですが「ガンダム00」にハマりました!

……ということで、第二期が始まる前に
自分の感想をまとめておきます。



まず私の状況ですが
・アニメをリアルタイムで見てた
・但し、他の事をやっていたり、見てない週があったりした為
キャラクターは勿論のこと組織や世界情勢が何なのかは分からず終い

これについては、サイトの日記に書きましたので
それをまとめて転載します。
本当に何が何だか分からずに見てたんだと、自分でも呆れてます……。


> あ、そうそう、ようやくOOを面白いと思えました!
> 自分でもびっくり!

> 実はですね……前に日記に書いたような覚えがあるので
> 過去記事を探してみたのですが、全く見当たらなかったので
> 消したか、書いたのが別の場所だったのかもしれませんが
> 私、OOは一通りリアルタイムでちゃんと見てたんですよ。
> でも、何かをしながらの視聴だった事もあって
> キャラや各国の情勢などがさっぱり分からず、
> 置いてきぼりを喰らったまま第一期最後を見る羽目になったのでした。
> 当然、「何が面白いんだろう?」と不思議なままでした。

> どのくらい分かってなかったかというと、
> ロックオンがM.I.A.になる回、ハロが彼の名を連呼しますが
> それまで私はロックオンがそういう名前だと知らずに、
> 何かに“ロックオン(照準を合わせた)”した状態なのを
> ハロが言っているのかと思ったのでした。
> そして、最後に刹那が彼の名を呟くシーンでようやく、
> 「あ、ロックオンって人の名前だったんだ」と知る始末。 orz

> でもですね、作品としての出来不出来は分かりませんが
> 腐ってもガンダムシリーズだし
> ちゃんと見直せば面白いと思えるようになるかもーと思い、
> これまでも、DVDの第1〜2巻を借りたのですが
> それでも面白いと思えませんでした。
> 興味が無い状態で見ても、知ろうとする関心も無いから
> 「続きを見たい」って気になれなかったんです。
> それでも、第二期が控えていることもありますし
> 諦めきれなくて、第1巻収録の第1〜2話は二十回ぐらい見たと思います。

> ところがですよ。たまたま、
> 「またOOを見てみよう・第五期(適当)キャンペーン」チャレンジ中に
> 華麿さんから送られてきたBLCDを聞いていたら
> その中で最初に聞いた一番好きなのが
> OOによく出てる声優さんが出演されてる作品だったんですよ。攻めも受けも。
> で、変換するわけじゃないけれど、
> 「あ、本当にこの人がOOに出てる(私は声優さんに疎いので)」と
> 面白がってOOを最初から見聞きしているうちに
> 徐々に本当に面白くなってきて
> いつの間にか本気で「続きを見たい」と思えるようになったという……。
> DVD4巻以降は、本当に一気に見ました。
> これ、マイスター達が危なくなってから(圧倒的優位に立てなくなる)
> ぐんと面白くなりますね。
> 今回は興味を持ってちゃんと最初から見たので
> 曖昧だったキャラの関係性(所属する国や軍隊を含む)も分かりましたし
> 何より、「あの時のあれはこういう理由だったんだ」っていう
> 各エピソードの繋がりがよく分かりました。
> ……その上で思ったんですが、このアニメ、序盤が不親切だと思います(笑)。

> 上記ロックオンのM.I.A.の回では泣きました(`ωと)
> 悲しい回だろうとはリアルタイムでも分かってましたが
> こんなにもせつなくて辛い回だとは思わなかった。
> そして、諦めなくて良かったです。勿体ないことをするところでした。
> あぁ、もう大好きですよロックオン。攻めでも受けでもいい(笑)。

> リアルタイムで見てた時はハムの人が好き
> ……というかファンだったのですが
> 萌えを感じたのがロックオンなら
> 燃えはハムの人かなぁと思いました。
> 第二期に間に合って良かったです。

> 実は、今、一番続きを気にしているのはギアスなんですが、
> このギアスにしても、第一期終了後にDVDで一気に見てハマりました。
> つまり、今回のOOも同じハマり方だったんです。
> 一期と二期に分けて、しかも半年もの間を設けるのはどうかと思ったのですが、
> こういう形で作品に関わり始めるファンも他にもいっぱいいるはずなので、
> これはこれで決して間違ってないのかなと
> 実体験を持って強く思いました。



えー……ロックオンの回「世界を止めて」の時は
春コミ用の原稿中だったので、本当によく覚えてます。
「あー、緑のガンダムの人が戦ってる。でも死にそう」と思っていたら
本当に死んじゃったので
悲しいとか辛いとかより、「え?」ってびっくりしました。
で、DVDで見直してみたら
こんなに切ないシーンだったなんて……!と分かって
二重にびっくりしたのでした。はぁ。


というわけで、前置きが非常に長くなりましたが
以下は感想です。
長文ですが、宜しければおつき合い下さい。



────

まず、リアルタイム放映時を思い出しながら書きます。

OOに限らず、歴代シリーズや他の戦い系のアニメは皆そうですが
最初から見る気のある熱心なファンの人ならともかく、
“たまたまチャンネルをつけたらやってた”というライト層には
継続して見るのが難しい内容だなと思ってます。

私は、実はガンダムをちゃんと見たのが種(SEED)からで、
弟が持っていたDVDを一気に見てハマりました。
種死の方は、アニメ放送を最初から最後まで見てました。
種はかなり好きだったので、
「あぁ、私もガンダムを見られる(見て面白いと思える)んだ!」と喜び、
このOOの放送時も本当に楽しみにしてたのですが
「世界平和の為に武力介入って」という誰もが思うツッコミと、
一番感情移入しなきゃいけない刹那が
何考えているか分からないキャラだったということもあり、
早くも初回から置いていかれてました。
キャラに関しては、刹那よりグラハムの方が印象強かったです。

決定的に置いていかれたなーと、今になって原因として思うのは、
多分、第2話か第3話当たりで見逃してしまったことです。
そこで、最初に知っておかなきゃいけない設定部分が不明のまま、
主要キャラクターが増えてきちゃった+
いよいよ本格的な戦闘が描かれるようになったから
「え? これ誰?」と分からなくなり、
でも、アニメ雑誌を見たりネットで調べたりもしませんでしたので
分からないことをたくさん積み上げてしまったのでした。
気付いた時には、もう崩せなくなってしまったという感じです。
上記でロックオンの名前が分からなかったと書きましたが、
セルゲイの名前も知りませんでした(笑)。
序盤でこれ↑はあまりにも痛過ぎる……。

名前については、アレルヤも分からなかったです。
ソーマとの接触で起きる頭痛や、施設襲撃の回は見ていたので、
(でも、ソーマがそういう名前だとは分からなかった)
アレルヤがどうも改造人間らしいとは分かってましたが
目が見える側(髪の毛で隠れない側)で人格が変わったのが分かるとか
別人格がハレルヤという名前になる事でさえも
リアルタイムでは分かってませんでした。
ティエリアや、スメラギさん以外のプトレマイオスクルーの名前も
分かりませんでした。
クリスティナ達が死ぬ回もちゃんと見ていたのですが
ここで慌ててWikiをネットで検索した覚えがあります。

プトレマイオス=トレミー(愛称)も、
リアルタイム時は別物かと思ってました。
会話によく出てくるから、分かった気になって聞き流してましたが
結構大事なことですよね、これ。

あ、リボンズとアレハンドロについては
彼らがヴェーダに入る辺りからようやく認識しだしたのですが
(それまでは、彼らがいることすら知らなかった)
いかにもな台詞から「あ、この人は裏切り者ね!」と
分かりやすかったので、非常に助かりました。
うん、彼らはキャラとして本当に親切でした。
イオリアは、最初に画像が出てくるシーンと、
200年前?に死んでると分かるシーンを見てましたので、
「じゃあ、なんでその人の計画が生きてるの?」と
不思議でなりませんでした。
ヴェーダが何であるかが分かってなかったので!!!!
つまり、物語の根幹が分かってなかったわけです。
コールドスリープ中のイオリアが撃たれたシーンはリアルタイムで見ていて、
なんか深刻な状況になってる+
トランザムっていう切り札が出てるとは分かってたんですが、
DVDで見た時ほど重要視してませんでした。
リボンズとアレハンドロは最初からあそこにいて
発掘作業でもしていたのかと……(笑)
監視者という単語は、DVDで見直してから初めて知りました。

王留美は……初回から「なんだ、この小生意気な子は?」と
思っていたので、
彼女が出るとあんまり良い気分がせず、
「あぁ、また出てるー」と思っていたのを覚えてます。
平和(戦争根絶)に対する明確な意思を持たず、
寧ろ己の好奇心だけで戦いを推奨するという設定では
ガンダムラブのグラハムと被りますが、
王留美の達観したような物言いが好きじゃないので
彼女に関しては思い入れを全く持てませんでした。
そんなに世界の変革を望む理由は何だろうとは不思議に思いましたが。


こうして大雑把に振り返ってみると、
一応は見ていたとあって
やはり各エピソードの主要な部分は覚えていました。
そしてDVDで見直した時は、
「あぁ」とか「おお」とか連発してばかりで
まさにアハ体験?の連続でした(笑)。
分からないことが分かった瞬間の気持ち良さはたまらないです!
回線が繋がったというか、
納得がいくのって最高だなぁとしみじみと思いましたよ。

話の流れ的には
地球側に疑似GNドライブが贈られたのを見逃していたので、
急にガンダム側が弱くなっちゃったことに
「ん?」と引っ掛かってました。
それもDVDで納得がいった……! 良かった!
二期を盛り上げる為に一期の最後はもうボロボロでしたが
あそこまで弱いガンダムって
私には新鮮でした。
序盤で圧倒的な強さを誇っていたのが、印象に強く残ってましたので。




では、以下はDVDを見た上での感想を、
上記では挙げなかったリアルタイム放映時の感想を交えて
あれこれと書いていきます。

通しで見ると、
やはり面白くなってくる後半(ガンダムが押されてくる)が
駆け足気味なのは勿体ないです。
逆に、トリニティ三兄妹が出てきた後は
息つく暇もない感じで、連戦連戦……なので、
ソレスタルビーイングが追い込まれている感は物凄く出ていますが
個々の戦闘があっさりと終わっちゃってますので
もっと見たかったなぁと思うこともしばしばありました。

前半では、おそらくキャラを立てる
(視聴者にキャラを理解してもらう)為のエピソードとして
武力介入話をあれこれと入れたと思うのですが
十話ぐらいまでは、
もうちょっとすっきりさせてもいいんじゃないかと思いました。
一話ずつ見ているとそうでもないですが、
DVDでシーズン後半を見た後に前半に戻ると、
もたついててテンポ悪い?と感じられる場面がちょっとありました。
上記でも書きましたが
本格的に面白くなってくるのが後半なので
いわゆるライト層の視聴者が前半でちょっと飽きちゃうと
勿体ないことになってしまうのが、一番惜しいです。

トリニティ兄妹は、
リアルタイムで弟があっさりと殺されちゃったのを見ていたので
びっくりでしたが
DVDでまとめて見ると、
登場から死までの短さがより強調されたように思えて、
さらにびっくりでした。
登場時から「いかにも、途中で死にますキャラだなー」とは思ってましたが
あそこまで簡単に死んじゃうと
そもそも出す意味はあったのかとか思ってしまいます。
確かに、最後に妹のネーナだけを逃がすという展開に持っていくには、
彼女一人ではサーシェスにとても対抗できないので
その為のやられキャラが必要なのは分かりますけど
長男を含めて結果的に本当に何もできずに(できたのは妹を逃がすことだけ)
死なせるのはどうなのかな……。
彼らの虐殺行為も、
刹那を立ち上がらせる部分を描く為の材料でしかないみたいですし。
あぁ、でも、ガンダムスローネの中で
戦闘時の機体性能で一番優れてるっぽいツヴァイを
サーシェスに与える展開は、うまいなーと思いました。
ドライって、多分、三機で戦う時は後方支援を主に担当すると思うので
サーシェスが乗るのがそれじゃなかったのは当然だなーと。
……でも、こう考えると、
サーシェスにツヴァイを乗らせる為に、弟が登場して死ぬことになり
──結局、さっきと同様に虚しい考えに陥ってしまいます。



虐殺といえば、ルイスの件。
ネーナによる結婚式での無差別襲撃シーンをリアルタイムで見た時は
ぶっちゃけ引きました。
衝撃度はロックオンの死を見た時以上でした。
あれはまさに「OOの世界が変わった」と強く思わされた一瞬でした。
沙慈やルイスに関しては、刹那の家が沙慈の隣だったこともあり、
もっと穏やかに変わっていくのかなと思っていたので
彼女が左手を無くしたのを見た時(こちらもリアルタイム)は、
その前の焦らし(左手を失っているのを見せない)のもあって
「あぁ……」と悲しくなりました。

沙慈は、お姉さんがサーシェスの車に乗り込むのはリアルで見てたんですが
死ぬ直前で雨に打たれているシーンを見逃していたので、
おそらく死んだのだろうとは推測していました。
DVDで「あぁ、本当に死んじゃったんだ」と本当に分かり、
こちらもがっくりしました。
彼女に情報を提供した軍人さんも、その前に亡くなってましたね。
やっぱり、細々としたシーンを見逃しているのは
積み重なると大きいです。

沙慈とルイスは
このOOの世界に出てくる多くの“一般市民”の象徴です。
本来ならばただのモブとして扱われているはずの人達ですが
監督さんや脚本家さんがそうした末端の人達にもスポットを当てたくて
いわば“名前をあげた”一般市民だと思います。
そんな彼らが、こうして心に傷を負い、
本来ならば縁遠いまま他人事で済ませるはずだった世界に踏み込んでいくのは
痛々しいです。
本当、日常の私たちがそうであるように
ネットやテレビなどのニュースで「また戦争? 嫌だなぁ」と
感想だけを述べあっている世界が二人の中で続いていたら
良かったのでしょうが……。
無情な世界は否応無しに“普通の人々”をも飲み込むもので
戦争に巻き込まれていないのは運がほんの少し良かっただけなのかとも
思わされました。
結婚式のシーンまでは、馬鹿ップルだとは思ってましたが
(特にルイスのわがままっぷりには、ちょっと閉口してました)
それが本当に呑気だった分、
あの結婚式後が悲惨に思えて、辛いです。
対比の明度が強過ぎる……。
あまりにも、その前までが明るかった分、
二人を覆った闇が暗いです。



大きなエピソードの中では
アザディスタン王国の内紛を収める部分が好きです。
ラストで武装を解除した状態で王宮に乗り込み、人質を返すシーンは
いかにもガンダムらしい展開だと思いました。
見ていて、気分も良かったです。
あれを中盤の軸にしたのも、シリーズ構成として上手いと思います。

でも、刹那がマリナと会って最初にマイスターである身分を明かすシーンは、
リアルタイムでも、DVDでも「おいおいおいおい」と
ツッコミを入れてしまいました。
同国人っぽいからっていう理由だけで
刹那のピンチを助けるマリナもですが
(シーリンの苦労がよく分かりました。
マリナは世間知らず過ぎる。
あれで刹那が暗殺者とかだったら殺されてましたね)
彼女にあっさりと自分がガンダムマイスターであることを明かす刹那も
どうなのかと。
この件をティエリアに知られていたら
「万死に値する!」って憤慨して言われちゃいますね。

あれは……ううん、その回だけを見ると
何もしてない(と刹那には見える)マリナに苛立って
自分はこれだけの事をしてるっていう誇示にも思えます。
そして、一応は頑張っているらしい
(でも結果が伴ってない)マリナになら教えられるって感じで
ぽろっと言っちゃったっていう感じにも思えます。
マリナが刹那を助けた時のように、同じ民族ってことでの安心から?
どちらにしても無謀過ぎる。
でも、それが
「俺がガンダムだ」って言えちゃう刹那の若さを表わしているのは確かで
その点では成功してるし、
ここで教えちゃったことで
以後、マリナに正体を明かすシーンを新たに描かずに済むので、
あまりアザディスタンばかりにシーンを割いてられない状況では
ここで重要な部分をバラしておくのは都合が良かっただろうと推測できるんですが
刹那が浅はか過ぎるように描かれているのは痛いです。
刹那はモノローグが用意されているけれど、
単語を呟く程度が多くて、心の内が分かりにくいキャラだから、
彼の行動から性格や物の考え方を推測するしかないんです。
だから、その行動でこういう事を描かれちゃうと、厳しいです。
刹那に同意できず、彼についていけなくなってしまう。
そして、1期の最後の最後(マリナへの手紙)のエピソードによって
実はあの時の刹那は
無意識のうちにマリナに救いを求めちゃったらしいと推測できますが
伏線の回収が長過ぎます。答えまでが遠過ぎます。
でも、上記でも書きましたように
もしあの手紙でそういうのが察せられなかったら
刹那の無謀さだけが強調されていたような気がするので、
ここで「あぁ、なるほど!」と思えただけマシなのですが……
できれば、もう少し早い段階でそうして頂きたかったです。



他で好きなのは、細かくなりますが
やっぱりマイスターズが仲良くなっていくエピソードです。
序盤の、喧嘩はしてないけど仲は決してよくない状況を見ているだけに、
DVDで丁寧に見ていった時に
これらのシーンは物凄く嬉しかったです。
特に後半は、話が殺伐としてきますのでホッとしました。

具体的に挙げると、特に大きいのはやはりティエリアの変化かな。
一番つんけんしていたのが彼でしたしね。
(刹那もつんけんしているけれど、彼は他のマイスターを怒らないので)
人間じゃないかもしれない(笑)ティエリアが、
当初は上から人をやや見下すようなモノローグばかりだったのが、
様々なことを経て人というものを理解し、
その弱さごと認めていくような一連の描かれ方は
見ていて和みました。
「絆」でしたっけ、刹那と協力してトリニティと戦う回は。
確かその前に、トリニティに対して良く思ってない旨を
自分から刹那に話し掛けて積極的に明かしたり、
刹那の過去を知ったロックオンが彼に銃を向けた前後では、
それまではコードネームのフルネーム呼びだったのが
急に下の名前呼びに変わったり、微笑んだり……と
彼の変化を見せられた場面は、本当に和みました。
ある種、ヒロインっぽい立場でしたね。

アレルヤを除く三人がトリニティと交戦した後、
プトレマイオスに帰って
スメラギさんからのお咎めが無しだと分かるシーンも
本当に好きです。
秒数としては短いやり取りなのに
マイスターズの関係が格段に良くなったのが分かるシーンなので
(と同時に、これまでを見ていなかったり
私のようにちゃんと理解していなかった人間が見ると
大して面白くないシーンだと思います……)
感慨深くなります。
また、会話の最後に出るティエリアの横顔はたまらない。
私は作画関係に全く興味が無いのですが
あの絵は凄いです。見愡れました。

ここは、刹那が黙ったままで無表情も通してますが、
直後の状況変化(クリスが「スメラギさん」と呼ぶ)に合わせて
刹那が視線を大きく移動させたことで、
彼はティエリア達の会話に対して何も言わないけれど
きちんと現状を素直に受け止めている
(無関心ではない)のがよく出ているので、好きです。
このシーンは、
刹那は見切れていて髪の毛だけとか(笑)、アップは無かったりとか、
モブ化している感じなのですが、
最後の最後で、視線を動かしたことによって
彼もちゃんとこの話に当事者として参加してるのが分かって
何度見ても良い気分になります。
興味が無いから話さないんじゃなくて、
自分が口を挿む必要が無いから黙っているのが分かる
(動かす前までの視線は、向かって斜め左に向いていて、
意識がスメラギさんやティエリア達に向いているのが分かる)のが
好きな理由です。
ティエリアほど明確ではないけれど
刹那もちゃんと仲間の一人として存在しているのが
ひしひしと伝わってくるのがもう……。
私、キャラで言えばロックオンが一番好きなんですが
このシーンに限れば、刹那ばかり見てしまいます。
また、マイスターズのぎすぎすとした関係を
ずっと目の当たりにしてきたスメラギさんが、
このシーンや
刹那とティエリアが戦術フォーメーションを使っていると知ったシーンで
お姉さん的立場でホッとしてるらしいのも素敵です。
ここは、ティエリアも
アレルヤに「何かあった?」と尋ねられるまで微笑んでいて、
言われた途端にむっつりしているのがかわいいです。
いかにも彼らしい描写だと思いました。素敵だー。
本当に名シーンだと思います。大好き。



そして、ロックオンとティエリア関係のエピソードは
あぶない想像をいっぱいさせて頂くほど萌えました。
ロックオンが死んじゃった現状が、
ティエリアを更に強くしたのは辛いですね。
ロックオンの死には、
「これでもか!」という制作者側からの駄目押しを強く感じましたが
彼という存在が永久に消えてしまったことで
ティエリアの中で彼の存在が絶対的立場から揺らぐことは無くなったので
いいのかなー……と。
でも、ファンとしては、生かして欲しかったです。
555フェスで、ロックオンの最期のシーンが追加で発表されていたそうですが
死んだとするなら、本放送の時点でもっと明確に描いて頂きたかったです。
普通に考えたら、あれだけの重傷を負って爆風の直撃を受けた時点で
死ぬとは思えるんですが
これはアニメですから、しかもガンダムですから、
「もしかしたら生きてるかも」と思ってしまうんですよね。
今、第二期を前にして
メディアで監督が「死んでます」と言ったりしてますが、
これに限らず、大事なことをアニメ外で補足するのは止めてほしいです。
ロックオンの死に関しては
視聴者の「生きてるかも」という予想が邪魔になるなら
ちゃんと死んでいることを第二期で明確にしてくれると思うので、
上記の監督の発言は、
二期を前に好奇心をむき出しにしているファンへのリップサービスだと思い、
好意的には受け止めています。
でも、イベントで言われるぐらいなら
アニメ本編でそれをちゃんと
(どう見ても勘違いしないように)描いて頂きたかったのは
本音としてあります。
脇役ならともかく、主人公と非常に近い主要キャラなので。



そうそう、和むと言えばハロ!
ハロとロックオンの会話はいいですね。
好きなのは、
ガンダムのハッチを開けた刹那をロックオンが殴った後のシーンで
ぼよんぼよんと跳ねてたハロが海に落ちて流されそうになってる所。
あぁ……とやってるロックオンも含めて、とても好きです。
フェルトに抱えられたハロが
花の名前を一つ一つ教えてあげてるシーンも大好き。

お兄さんなHAROや、色とりどりの弟たちとのやり取りも
可愛かったです。

はっきり言って、ガンダムよりハロのが凄いと思います。
あんなに小さいのに、物凄く高性能じゃないですか。
しかも衝撃に強い。会話も通じる。ハロ最強ですよ。
ガンダムは喋れませんから(笑)。
喋ったら煩そうなので、このままでいいですけど。



話が前後しますが、
エピソードで描かれ方が物足りなかったのは、大演習のシーンです。
これまでにない大規模(千体ぐらい?)の敵を
たった四機で相手するというのは、本当に大変なことで、
実際、ボッコボコにやられてしまうわけですが
イマイチやられ感が足りないというか、
時間の経過が早過ぎる気がします。
リアルタイムで見てた時は、それほど大変なことだとは認識してなくて、
DVDで初めて見た時は、
ここまでガンダムがピンチになるのは初めてですから、興奮しちゃって
「うおー」と思っているうちに、彼らはスローネに助けられちゃってました。
だからなのか、それ以後、DVDで見直していても、
「あぁ、もうそろそろスローネに助けられちゃう」って分かるのが
(当たり前のことなんですが)残念でたまらないです。
ガンダムに限らず、主人公チームが痛い目に遭うのは嫌なんですが
ここはもっと「やられ感」を味わいたかったです。
特にティエリアと刹那。

その代わり、地球側にジンクスが投入されてからは
その「やられ感」が満載なのでたまらないです。
なんていうか、
マイスターズも訓練をしてきたでしょうけど、実戦の場数を踏んでないから、
機体性能差がないともう個人の腕次第になってきて、
戦乱をくぐり抜けてきたセルゲイやサーシェスに押され気味なのが面白いです。
子供の鼻っ柱を彼らが折ってる感じもしました。
緊張度の高い戦闘シーンは、見ていてハラハラしますが、興奮します。
戦闘で一番好きなのは、やっぱりロックオン対サーシェスです。
あれは、見ていて息が詰まります。





OOは話数が多く、細かく挙げていくときりがないので
最後はキャラに対して思ったことのまとめを書いて締めます。
上記と被るかもしれません。



【刹那】
とにかく、私には分からない!子で、
そんな彼に「俺がガンダムだ」って言われても
私は「はぁ、そうですか」と答えるしかありませんでした。
でもですね、ある時、
幼い子が年端もいかない頃に見たガンダムに救いを求めて、
ああなりたい、俺はなってみせる……と奮い立ち、
精一杯の覚悟で「俺がガンダムだ」って言うようになれたんだと思ったら
彼を楽に見られるようになりました。
ぼろぼろになった子供が、
兵器であるガンダムに神として救いを求めた結果
「俺がガンダムだ」と肩肘を張って必死に言っている
(自分にも言い聞かせている)と思うと泣けてきます。
悲しい話です。

私の書き方が下手なせいで、上記ではかなり分かり辛いと思いますが、
私は主人公を自分と同じだと置き換える習性があるので
彼の心の動きについていけない状況は見ていて辛かったんです。
話にのめり込めないので……。
でも、私は刹那の年より遥か上なんですが、
自分と同じ年じゃなく、
年下の子供が肩を震わせながら頑張ってるって思うようになったら、
母や姉が息子や弟を見る視線で
彼を愛おしく感じるようになったという次第です。
「分からない、キー!」と怒ることはありませんが
自分とは世代が違うから分からなくて当然と諦めている部分も、
実はあります(笑)。
だから、相変わらずちゃんとした理解はできてないかもしれませんが
彼が言いたいことは伝わってきますし、
そう思うに至るまでの背景もDVDで見てきましたので
余裕を持って
他人事として彼の行動を見守ることができるようになりました。

1期は、少年の刹那が成長して一人の男になる話だと思います。
痛々しくて辛いけれど
きっと希望が書かれるであろう二期への布石となる大事な話です。
当たり前ですが、一期での成長があるからこそ
二期での活躍があるのかと思います。



第二期は四年後なので、幼かった彼も大人の仲間入りです。
外見が好みなので、とにかく楽しみでなりません。
楽しみの度合いでいったら、彼が一番です。
精神的にも成長したエピソードを見られるといいなと思います。
あと、マリナに対しては
問いをぶつけたり手紙を送ったりと、
刹那がマリナに一方的に甘える(救いを求める?)感じだったので
ここの交流がもっと欲しいです。
ヒーローとヒロインですからね、やっぱり。
恋愛でくっつくかどうかは置いておいて、
マリナは根本が優しい人だから、
疲れた刹那が安らぎを覚えられる存在であってほしいです。
でもマリナ……確か1期でもそれなりの年なので
四年後はヒロインとしてギリギリの年齢ですよね。
でも、恋愛でくっつくだけがヒーローヒロインの間柄じゃないから
別にいいのかな。
二人が結婚するとか、ちょっと想像できないですし。

そうそう、刹那の母親殺しの件は、テレビで見過ごしていたので
DVDで知って物凄くショックでした。
あれは辛い。
洗脳が解けた後、よくあそこまで立ち直れたものだと思いました。

ロックオンの「狙い撃つ」を刹那が引き継いだのは嬉しかったー。
ここ、リアルタイムでは見てたのに知らなかったので
(そもそもロックオンの口癖だとも知らなかった)
DVDで見た時は、感無量でした。
ティエリアでも良かったのだろうけど、
あそこは、寸前のところで間に合わなかったというエピソードがある分、
刹那で良かったと思いました。
言い慣れてなさそうなのがもう、大変宜しい(笑)。

そして、最後の「俺達がガンダムだ!」は泣けました。
「俺がガンダムだ」には「は?」と思った私でも
一緒に戦った皆を認めて、正しいもの(平和に繋がるもの)=ガンダムとして
表現したのには
彼の成長っぷりがよく出ていると思います。
一期の最後でこう言えた彼なら、やっぱり二期には期待してしまいます。

「絆」の回で、ロックオンに「ガンダム馬鹿だ」と言われた時のような微笑みを
二期ではいっぱい見たいです。
もう二期では大人になってしまったけれど
年相応に良いところを一期でも見たかった。
無謀や浅はかといった悪いところばかりでしたから。




【ロックオン】
私は彼が好きなので、評価も甘めです。

最後に、戦争根絶ではなく私怨を表に出して散っていったロックオンは、
彼がティエリアに散々示してきた「弱味は人の一部」であることや、
高尚な定義を掲げた組織でも、それを担っているのは弱い個々の人であることを
行動でもって体現していましたので
最後の戦いが、復讐を前面に出したようなこの描かれ方で良かったと、
私は思いました。
何が何でもサーシェスを倒すというロックオンの姿勢には
強い気迫が感じられて、
右目を負傷していてもあれだけ動けたのは執念のせいでもあると、
ひしひしと伝わってきましたから。
サーシェスを前にして完全に頭に血が昇っているロックオンは、
声優の三木さんの力量もあって凄いですよね。
あのロックオンがここまで熱くなるとは……と圧巻されると同時に
彼が、失ってしまった家族や、彼らと共に作ってきた世界を
どれだけ愛おしみ、慈しんでいたかがよく伝わってきました。
死ぬ直前の過去回想からも、それは充分に察せられますが、
それ以上に、彼の怒りは雄弁だったと思います。凄い。
そして、そんな凄い状態にあるロックオンを相手にしても
倒されなかったサーシェスの強さも、よく出ていたと思います。
(とはいえ、ロックオンが圧倒的不利なのは明確なので、
二人の力量の差は分からないのですが)

ただ、サーシェスのツッコミ(お前も俺と同じ云々)には同意です。
自分もテロリストだとロックオンが認識していることは、
「やる事をやってから咎を受ける」云々の台詞が出てきますので分かるのですが、
どうも彼が
「良いテロリスト」と「悪いテロリスト」との区別を押し出してきたのが
私にはかなり引っ掛かりました。
これに対する不満は、
台詞の揚げ足取りのようなものなので、するだけ無駄なのですが
今の時点の感想として、一応、書いておきます。
後で変わるかもしれませんので。

良いテロリストは、悪いテロリストとは確かに違います。
私も、なるべく最少の被害でもって事を収めようと努力している
ソレスタルビーイングの姿勢は買います。
話にしても、ソレスタルビーイングの視線で見ることが多い上に、
サーシェスやトリニティ兄妹達の視線で語られる部分を見ても
視聴者として面白がることはあっても、
その考え方や行動には人として決して賛同できませんので、
テロリストの中でまだマシだと思える方をどちらか選べと言われたら、
私は間違いなくソレスタルビーイングを選びます。
でも、この「良い」「悪い」や「まだマシ」という言葉は
それはあくまで第三者(視聴者や、作中の“世間”)がつける評価であって、
本人たちが意識しちゃ駄目だと思うんです。
トリニティ兄妹やサーシェスがしてきたのは悪いことだし、
放置しておくより刹那達に誅してもらった方が
地球全体にとっても良いことなんでしょうが
その戦いで刹那たちが大義名分を掲げるのは
ちょっと筋が違うんじゃないかと思ってしまいます。

……が、ロックオンを始め、
彼らの中ではそういう矛盾はとっくに解決済みだからこそ、
ここぞという時に、自分は違うというような言葉が出たのかなとも思います。
刹那やアレルヤにしてもそうですが
(ティエリアはまたちょっと違うと思う)
ソレスタルビーイングがそもそも抱いている矛盾については
彼ら自身がとっくに答えを出しているから
(出さなければならない状況にあった)
今さらそれに心が揺さぶられることもないのかもしれないなと。

「絆」の回で、刹那に銃を一度は向けながらも
(向けた時点で既に、これまで築き上げてきた信頼がちゃんとあったことも含めて)
ちゃんと下ろしたロックオンですからね。
テロに属している者全てが悪いと彼が思っているのではなく
物の分別がついていることが
エピソード(行動)としてちゃんと描かれているので
あそこで義憤をわざわざ持ち出さなくても……とも思いました。


ここは、私がロックオンを好きなこともあって
冷静に見られないので
自分でも考えがちゃんとまとまってないです。すみません。
上記にもイロイロとツッコミどころがあるんですが
そういうぶれがあるのが今の感想である証だと思うので
このままアップしておきます。

(追記)
ロックオンが義憤を持ち出したのは、
その前に、イオリアからの最後のメッセージを受けた影響も
あるんでしょうか。
トランザム発動後の
「ソレスタルビーイングとしてではなく〜云々」の言葉です。
あれで彼が、テロリストとしての自分に区切りを付けた……と思えば、
元々ああいう考えだった彼ならば自然にああ言うかなと思いました。

これも書き忘れていたので、ついでにここに記しておきます。
「狙い撃つ」という口癖の通りの戦闘プレイが
彼の信条をよく表わしているのも好きです。
狙撃=敵だけを撃つ=他の人々を巻き込まないという姿勢が、
いかにもテロで家族を失ってしまった彼らしいと思います。



ロックオンは、苦労人なところが好きです。
年が一番上なのもあるんでしょうが
組織に入る前に世間を知っていたのは大きいと思います。
他の三人は、まさに戦いしかなかったでしょうから。
やっぱり、人に愛されて育った子供は
他人に優しくすることを自然にできるんだなとも思いました。
また、刹那やティエリアやフェルトが
ロックオンと関わったことで性格が柔らかくなった事も
大きかったです。
それと、これはハロの特性もあるかもしれないのですが
ロックオンがハロにしょっちゅう触ってるのがもう!!
たまりませんです。
二人の間に親密度のパラメーターがあって
ずっと触ってると防御の際の反応が1上がるとか
つまんない想像をしています。
お酒が強い設定なら、アレルヤには悪いけれど
ロックオンにもギネスビールを彼女と酌み交わすシーンが欲しかったです。

ティエリアに見せた優しさは勿論なんですが、
最後、刹那に「確かめてこい」と言ったり「答えは出たのか」と問うシーンが
とても好きです。
自分に置き換えてみると、
24歳で16歳の人を見ると、子供だなーと思えるんですよね。
ロックオンは、刹那が寡黙で熱い人間なこともあって
相当、彼に手を焼いたと思うんですが
その幼さや性格からくる危なっかしい無鉄砲さへの心配を含めて
彼に対しては優しく接していたなぁとしみじみ思います。
良いお兄ちゃんだったんでしょうね。
それを、ハロに愚痴るのも好きです(笑)。

(9/25 追記)
そういえば、死の間際の台詞について触れてなかったので
追記します。
ここはもう何度見ても泣けます……辛いです。
トランザムで近付いてくる刹那の光が、
ロックオンのヘルメットのバイザーに斜め上に入っていくのが
まるで彼が流す涙のようで、きれいなのが悲しいです。
宇宙で泣くと、粒になっちゃって、筋にはならないので余計に。

「俺は嫌だね」が最期の言葉だと思うとせつないですが
(もっと幸せな言葉で逝ってほしかった)
彼の無念さと、素晴らしい未来を求める意思の強さ(嫌だから変える)が
よく表われていて、いかにも彼らしい言葉だと思います。
また、他のマイスターズやプトレマイオスのクルーも聞いておらず、
ハロの記憶の中にも留められてないというシチュエーションが、もう……ね……。

もしかしたら、ロックオンは久し振りに
「父さん」「母さん」「エイミー」と呼んだんじゃないかと
勝手に推測してます。
アイルランドに帰った時は(墓碑や慰霊碑を訪ねた時は特に)
心の中で呼んだと思うんですが、
他は意識的に思わないようにしているとも想像してます。
とはいえ、仲が好さそうな親子とか、幼い女の子を見る度に、
家族揃って幸せだった時期や、かわいい妹を無意識に思い出しちゃうことは
あると思うんですけど。

彼が亡くなった「世界を止めて」を見る度に、改めて、
ロックオンは死をもって話を前に進めた
(キャラクターの背を良い方向に押した)人だと
実感します。

ところで、
ロックオンの愛車がランチア・ラリー037風なのは、
ランチア・ストラトスの名前が関係しているんですか?



(9/26追記)
最後の戦いだけ、ロックオンはニールとして戦ったのかな。
だから復讐に駆られたんですよね。




【アレルヤ】
彼はなんといっても最後の二回に尽きると思います。
アレルヤ=ハレルヤなのは面白かったですが
マイスターズの中で私は彼にあまり興味を抱かなかったので
リアルタイム放映時には私の中ですっかり空気の人だったのですが(失礼)
ロックオンの死後の戦いをDVDで見直した時は
本気で見入っている自分に気付いてびっくりでした。
ハレルヤがアレルヤを大事にしていると分かったシーン(マリー云々)では
涙ぐんでもいました。
二期も含めて、一期最後は二つの人格が融合してくれればいいなと
思いました。

アレルヤの性格が穏やかだったのも、
殺伐としている中では和み要素だったので、ホッとさせられました。
序盤で、最初にアレルヤが武力介入で攻撃した際に、
これで自分も稀代の虐殺者の仲間入りだ云々の台詞があったじゃないですか。
自分を客観的に見ることで、
本当は人を殺したくないという悩みを誤魔化していることが
いかにも人間臭くて、「この人、いいなー」と感心した覚えがあります。
(↑これもDVDで見直した時です)

そして、アレルヤと言えば誕生日のお酒ですよね!
最後にあれを持ってくるのはニクイというか、上手いので
大好きです。
最初に呑んだお酒が、初心者にはハードルが高いウィスキーなのも……。
大人としての苦さを知ると、酒の苦さなど大したことがなく、
寧ろ、その後に酔える分だけ幸せだと分かるんでしょうか。
個人的には、ティエリアの嗜好で
ウィスキーが苦くて美味しいのは分かるけれど
やっぱり自分は好きになれない
という展開になればいいなと思っています。

二期の彼もかっこいいですよね。オレンジカラーがまた似合うこと!
彼は、作中で登場する人の中では一番と言えるほど
他人の痛みをよく知るキャラだと思いますので
本当に幸せになってほしいです。
できれば、ソーマとの会話も欲しいなぁ。




【ティエリア】
彼は……人種(笑):ティエリア、性別:ティエリアの人ですね!
別名・ピンクカーデちゃん。
ピンク×紫のカラーリングが元から好きだったので
彼は見ただけで萌えました。
そして、何故か私には
彼がパイロットースーツを着た時の首元が、どうしても、
縦筋の入ったとっくり(ハイネックというよりとっくり)に見えてしまって、
リアルタイム放映時に吹き出しそうになったことが多々ありました。
他のマイスターズには、そんなふうに思ったことはないのに
……何故でしょう。



リアルタイム放映時には、
彼について分からないのは
きちんとついていけなかった自分のせいだと思ってましたので
DVDを一通り見終わっても、ぼかして描かれたことばかりなことに
驚きました。

上記でも書きましたが、
純粋な人じゃないっぽい彼が、人を認め、
一応は人に属している自分を認めていくくだりが
エピソードの積み重ねで描かれているのが、見ていて嬉しかったです。
彼が微笑んだだけでドキドキしました(笑)。
どこの綾波さんかと思いました。

通常の、ちょっとつんけんしたティエリアも好きですが
それ以上に好きだったのが
ヴァーチェ(ナドレ)に乗っている時の彼です。
別に普段からなよなよしてるわけじゃないですけど
ウオォォとかいう叫びっぷりが男度を増している気がするので。

二期の彼には、刹那とは違う形になるかと思いますが
ロックオンの意志を継いでほしいです。
「あのティエリアがこんなことを!」と驚くシーンが多々あるのを
期待しています。
最後の出撃前に、スメラギさんに作戦プランを求めた際に
マイスターの意思だと言い切ることができた彼の強さは
見事としか言い様がありません。
結果的に、ロックオンの死がそれを知る為の代償になってしまったことは
本当に大きいけれど、逆に、
あんなことがなければ変われなかったほどティエリアにとって
ヴァーチェの存在は絶対的だったと分かる
→変われたのは、それだけロックオンの存在が大きかった&
彼を含めた、皆との日々には大きな意味があったという証だと思うので、
私は前向きに受け止めています。

彼が、過去の自分のような未熟な相手を諭すようなシーンも
見たいなぁ……。
自分が愚かだったことに苦笑いをすると共に、
ロックオンの優しさを思い出してしまって、胸の中を熱くするとか。
せっかくなので、小説でも書いて自分で補完する予定です。



【その他の人々】
私はグラハムが大好きなんですが
好き嫌いの嗜好は別にして、グラハムの言動を冷静に見ていくと、
はっきり言って彼は愚か者ですよね。
ただのガンダム馬鹿ですよ。刹那とは違う方向の。
軍人だから、ガンダムを執拗に追って狩るのは許されているけれど、
戦いたいだけという理由を前面に押し出してくる中盤までは
サーシェスと行動理念が全く変わらない(笑)。
視聴者としては、こういうグラハムやサーシェスは
非常に分かりやすい・単純明白なキャラなので、大歓迎なのですが、
作中では迷惑な存在でしかないと思います。

だから、同じガンダム愛を叫ぶにしても
部下を死なせてしまった後半で
フラッグに固執してガンダムを倒すと決めたシーンは
物凄く人間臭くて、彼を一層好きになれました。
前半のまま後半まで行かれていたら、
彼をネタキャラとして愛すことはあっても
「あぁ、好きだなー」としんみり思うことはなかったかもしれないです。

それと、対ガンダム戦ではやたらと叫ぶ彼ですが、
弱いわけでもないのにああ叫ぶ……のは、
彼が自分を鼓舞して奮い立たせて頑張るタイプだからでしょうか。
大袈裟な物言いをして大声を出せば出すほど
力を出せるのかな。

二期では仮面を被っちゃってますが、
内面では熱いままでいてほしいです。



コーラサワーは……実は、リアルタイムでは全く覚えてなくて
最後に彼が生死不明になったとネットで見た時も
「なんてふざけた名前のキャラがいるんだw」と笑っていました。
なので、DVDで初めて見返した時に
(ハマるかもしれないと思ってチャレンジした時)
やたらと大口を叩いている彼を見て、「あ、この人!」と
反応してしまいました。

マネキン大佐との、御主人様と犬と言わんばかりの関係は
見ていてたまりませんでした。面白かった!
あんなにも、出てくるだけで和むキャラだとは……。
また、マネキン大佐が冷たいだけでない
(食事のお誘いにも応じている)のが素敵です。
一番好きだったのは、出会いのシーンで、
マネキン大佐にコーラサワーがぶっとばされているところ。
彼は、沙慈やルイスとは違った
マクロな世界を担う現実味のあるキャラです。



*すみません。
この後も長々と書いてたのですが
どうも字数の上限に引っ掛かったらしく、勝手に消されてました。
なので、ここで終わらせます。




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2008-09-16 12:27  nice!(1)  コメント(2) 
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長っ

ガンダムもいいが、さくらちゃんは禁書のアニメが見れる地域に住んでるのかな
全く、住んでる場所によって見れないアニメがあるなんておかしいことだ
by 長っ (2008-10-09 03:32) 

さくら

>長っさま

こんにちは、初めまして。コメントありがとうございます。
「禁書」はライトノベルのシリーズでしょうか?
近頃は、本屋さんで
そういうタイトルの本が平積みになっているのを
見かけています。

アニメはほとんど見ないので分からないです。ごめんなさい。
でも仰る通り
地域によって見られない番組があるのは残念ですね。
by さくら (2008-10-13 13:25) 

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