第90回 全国高校野球選手権大会(夏の高校野球):第九日目 [高校野球]
第90回 全国高校野球選手権 記念大会(夏の甲子園):第九日目の
試合結果と感想です。
第一試合
鹿児島実(鹿児島)対 宮崎商(宮崎)
第二試合
智弁学園(奈良)対 報徳学園(東兵庫)
第三試合
関東一(東東京)対 鳴門工(徳島)
第四試合
浦添商(沖縄)対 千葉経大付(西千葉)
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第一試合:鹿児島実(鹿児島)対 宮崎商(宮崎)
4ー1で鹿児島実の勝利。
延長戦でした。
両校ともにノーエラーという無失策試合でした。素晴らしい。
一点を先取された状態で
八回裏に宮崎商が同点にした時は
こちらを特に応援していたわけではないのですが
「やった!」と思わず声をあげてしまいました。
でも、それで崩れなかった鹿児島実はさすがです。
延長に入ってからは
暑さによる疲れが表情に出ていたような気がしましたが
選手たちは気合いで乗り切っていたと思います。
守備でのファインプレーが出て、お見事でした。
決勝点を奪った十二回表の鹿児島実の攻撃ですけれど、
球威も急速も落ちつつあった宮崎商の投手を
自チームの投手が打ち込まれる前に攻略したというように
思えました。
早いところ点を入れておかないと相手に入れられるぞという
焦りみたいなものを感じました。
それが、今回は上手く働いたようですが……。
両校の選手に「お疲れ様」と言いたくなった試合でした。
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第二試合:智弁学園(奈良)対 報徳学園(東兵庫)
5ー4で報徳学園の勝利。
上記の第一試合に続く延長戦となりました。
逆転、そして再逆転と、見ていて興奮しました。
スタンドもかなり沸いてましたよ。
どよめいた時もありました。
とにかく凄かったです。
「これぞ高校野球!」という迫力ある試合でした。
見どころは、何と言っても九回裏・智弁学園の攻撃でしょう。
二死を迎えたあと、たった三球で二点を入れて同点にしました。
ここまで追い込まれても試合の行方が分からないのも勿論ですが
両校の選手がひたむきに──がむしゃらに野球をやっている姿に
感動しました。
そして、ほれぼれしたのは
10回表の報徳学園の守備。
智弁学園の打者が、サードの頭を抜けるレフト前ヒットを放ったのですが、
そこからのバックホームが素晴らしかったです。
レフトからの返球が速かった上に、
捕手がきちんと取り、ホームに突っ込んでくる走者にタッチをし、
キャッチャーミットにボールがきちんと収まっているのを
主審の方に見せてアピールして……と、
一つ一つの動きが、お手本みたいだったんですよ。
いやぁ、お見事でした。本当に。
その裏の攻撃は、この守りで勢いづいたのもあると思います。
最後、タッチアップの瞬間は、
どきどきしながら見守りました。
報徳学園は、確か初戦もサヨナラ勝ちでしたね。
試合後のインタビューでの監督さんの受け答えに
とても好印象を持ちました。
怒ると怖いんでしょうけど
ああいうふうに話す人が好きです。
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第三試合:関東一(東東京)対 鳴門工(徳島)
5ー2で関東一の勝利。
関東一のピッチャーを鳴門工の打線が攻めあぐねている内に
試合が終わってしまったような印象です。
関東一のピッチャーが素晴らしく良かったわけではないんですが
……もしかしたら、彼が打たせて取るタイプだからかもしれないですけど。
確か、この試合では三振を一つも取ってないんですよね。
序盤に死四球が多かったので、
鳴門工はこれに打線を上手く絡めていけば、
得点のチャンスは多々あったはずなので、
勿体なかったです。
特に、四回裏のホームランを駄目押しとして
ずっとリードしていた関東一ですが、
その後は一点も入れることができなかったので……。
関東一は打のチームというイメージが私にはあったのですが
今日はちょっと意外だったというか、
攻撃ではなく守りを主体とした試合内容だったと思います。
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第四試合:浦添商(沖縄)対 千葉経大付(西千葉)
12ー9で浦添商の勝利。
試合前から指笛が凄くて……聞いていて煩かったです。
嫌いじゃないですけど、やっぱり苦手です。
乱打戦になりました。
早々に大差をつけた浦添商が
最後まで圧倒的な力を見せるのかと思いきや
いいところまで食い下がれた千葉経大付はさすがです。
一時は、本当に追い付いちゃうんじゃないかとも思いました。
とにかく、後半で見せ場が多かった試合です。
浦添商の投手はムラがある人なのかな……と思えました。
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