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感想@灰原薬「戦国BASARA2」第2巻*ネタバレあり [戦国BASARA]

ネット通販で頼んでいた単行本2巻がようやく届いたので、感想を書きます。
http://myshop.7andy.jp/myshop/yumemi?shelf_id=03

メディアワークスの月刊電撃「マ)王で連載されている
ゲーム「戦国BASARA2」のコミカライズ作品の第二巻です。
作者は灰原薬氏。
きれいな線の絵を描く方です。ファンです。

1.jpg
帯が上にずり上がっていて、見苦しいですね……。とっほっほ。



ネタバレがありますので、未読の方はご注意下さい。
私は豊臣主従萌えです。こちらが苦手な方も閲覧をご遠慮下さい。








勿論、1巻も買っているのですが、
感想を書く時期を逃したというか、今さら書いてもなぁという思いが何となくあるので
いきなり2巻の感想です。
1巻も好きなので、もしかしたら後で書くかもしれません。

それと、うちの近所の書店二軒では
数カ月前までは電撃マ王の本誌をそれぞれ置いてくれていたのですが
電撃組から外れてしまったのか、発売日に行っても見ないようになってしまいました。
丁度、謙信様が撃たれた直後の回からです。
なので、それ以前までは月刊誌で読んでいて、
それ以後はこの単行本が初読となります。



では、本題の感想です。

まず一巻の時も思ったのですが、灰原先生が描かれる謙信さまがお綺麗で……!
見ていて惚れ惚れします。とても好きです。
謙信さまには史実で女性説も根強くあることから
小説や漫画、ドラマや映画といった作品でも妖艶に描かれることは多いと思います。
でも、ちゃんと(?)男らしくて、でも凛としたところがあって素敵です。
ゲームでの謙信さまは、話し言葉の表記が平仮名である上に、
担当なされている声優さんが女性なので(声は男を意識されていると思います)
そういった点で、男女どちらとして受け取っても構わない自由度が高いと思いますけれど、
個人的に、BASARAの謙信さまは男の方がいいなぁと思っているので
灰原先生が描かれるカッコステキな(変な日本語ですみません)謙信さまが大好きです。
BASARA2で、実際にプレイしている謙信さまよりも男を感じられるので
より好きかもしれません。

そして、一途なかすががなんてかわいいんでしょう。
佐助が指摘したように、主命を待たずに勝手に行動するなんて
忍としてはやってはいけないことですし、あり得ないんですが
彼女なら許してしまうというか……。
それを諭そうとする佐助もいい奴ですね。
かすがと佐助の力の差は互角であってほしいのですが、
ここではかすがが頭に血が昇っている状態で、我を忘れているようなので
佐助がやや優勢に描かれていて嬉しかったです。



そして慶次。
ううん……ゲームでもそうですが、いい人なんですけど、
中途半端さを感じるのが否めないキャラだなぁと思います。
尤も、その未完成な青臭さが慶次の魅力でもあるので、
友垣好きな私としては、
人間として完成するのは彼がもう少し大人になってからで充分だと思ってしまいます。
どうしても好きキャラには点が甘くなっちゃいますね……。

今回の慶次は、対真田幸村と、対伊達政宗と、二戦しています。
前作の一巻では幸村と政宗が戦っているので
それと比較するのも面白いなぁと思いました。
この二巻の作中で政宗が言ってますが、
領主として国を背負っているか否かというのは、人として大きいと思うんです。
幸村も政宗も戦を喜ぶ(己の力を測ったり、強い敵と戦うのを好む)性格ですが、
一巻で政宗は片倉小十郎にその問題点を指摘されてますからね。
今回、慶次に冷たく「テメエにねえのは背負うもんじゃなく背負う覚悟だ」と言ったのは、
小十郎の気持ちが政宗にちゃんと届いていた証になるんだなぁと思いました。

慶次と幸村のは、まだ子供の戦いのような気がします。
風来坊で、前田家を出奔している慶次と違い、
幸村には仕える主がいて、彼自身の役割もちゃんと与えられているわけですが
戦に夢中になってそれを忘れがちなので、
慶次の望み(戦を楽しむ)に引っ張られているというか……。
謙信さまと武田信玄もそうですが、皆、部下の兵達を巻き込まないで
それぞれ好きな相手と一対一で決闘だけしてれば一番いいんでしょうね(笑)。
今回みたいな個人の戦いも好きですが、
軍対軍みたいな大規模な戦も好きなので、
まだ登場していない毛利元就が出てきたら、是非、
竹中半兵衛と軍師対決をして頂きたいです。

お館様命!な幸村が慶次を理解するのは、なかなか難しいかもしれませんね。
政宗は一歩高みに進んでいるので、慶次が分かっているけれど認めたくない感じ。
幸村と政宗は、本能で好敵手というか、そういうわけにはいかないだろうけれど
家とか背負うものとか全てを取り払って純粋に戦いを楽しみたい
──未来の謙信さまと信玄なのかなという印象があります。




さて!
大好きな豊臣主従です!
悪者の半兵衛……かっこいいなぁ。惚れ惚れします。
一巻では、見返しが豊臣主従のカラーで凄く凄く嬉しかったです。
豊臣秀吉は、そのキャラの特性のせいか、
目の辺りが真っ黒か真っ白かの両極端で、
お顔がちゃんと描かれることは実は少ない(笑)のですが
半兵衛は麗しく描かれまくりで、豊臣ファンとしては涙ものです。
嬉しい……!

半兵衛は、きりっとしていて、澄んだ感じで、
あぁもうとにかくカッコ良くて大好きです。男だなぁって思います。
口調が、普段から相手に「君」などの敬称を付けていて
わりかし丁寧なんですが
今回の甲斐の虎に対する口調が嫌味っぽくて丁寧で
いい意味でゾクゾクしました!
悪人面の表情も相まって、とても素敵です。
ζ・×・ζノシ
「お困りのようなので、加勢に参りましたよ」が一番好きです。はぁ……。
そして、完全には倒れなかった上杉・武田の両雄からの反撃を受ける半兵衛にも
ゾクゾクしました。
二人の攻撃の風圧をまともに受けたみたいですから、
せっかくの洋装がえらいことになってそうですよね。


今回、秀吉の出番がなかったのは残念ですが
(絵としての登場はありましたけど)
豊臣軍の総大将として、戦場にほいほいと出られても困るので、
これでもいいのかなぁと思います。
できれば主従の会話を……よ、読みたいです。
仲が良い二人の様子を見たいです。
そして、これもできればなんですが
秀吉が本気でこの日の国の行く末を憂えているのを表わすシーンが欲しいです。
私利私欲じゃないんだよという点は、
ゲームを遊んでいる人なら分かっているはずですが
それを早めに漫画でも出してほしいです。




そして!!
実は、豊臣主従よりも萌え萌えしたシーンが
最後に隠し玉のようにありました。
信玄から兜を託された幸村が
三度笠に旅合羽という股旅(またたび)姿なんですが、
これ、どう見てもシレンです!!
http://www.chunsoft.co.jp/games/shiren3/index.html
http://www.chunsoft.co.jp/games/shiren_ds/


私はシレンジャー(ゲーム「風来のシレン」の愛好者/笑)なので、
見た瞬間に「シレンだ−!」と本当に叫んでしまいました。
もし幸村に色が付いていたとしたら、カラーリングが違うはずなので
ここまで反応しなかったと思うのですが
もう私には幸村がシレンにしか見えません。
シレン大好き。
なので、この幸村も大好きです。
となると、相棒のコッパ(イタチ)は佐助なのかな(笑)。

私がどれくらいシレンを好きかと言うと、
かつてNintendo64で出たシレン2(シレン城)を買って
あまりのシレンの可愛さにどうしようもなくなって
本家チュンソフトさんに感想のメールを送ったら
それがサイトのお便りコーナーに採用された過去があります。

次の巻では股旅姿の幸村をもっともっと見られるんでしょうか。
はっきり言って、豊臣主従の活躍以上に楽しみでなりません!!
ゲームで出してくれないかな……特別バージョンの衣裳で。
もう萌え死ぬと思います。
コスプレとか──誰かしてくれないかな。写真撮りたい(笑)。


────

感想は以上です。
最後、なんか変な方向に違ってしまってすみません。
ここまでお読み下さりありがとうございました!
今月号はまだ見つけられてないのですけれど、
この単行本の続きが楽しみでなりません。
早く読みたいです。

*(3/5追記)
結局、その後が気になりまして、電撃マ王本誌を買ってきました。
(2008年4月号)
こちらも感想を書きました。ネタバレ注意。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2008-03-05-1
豊臣萌えばかりです。

(7/28追記)
第三巻の感想も書きました。こちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2008-07-28-2


2008-03-04 23:08  nice!(0)  コメント(0) 

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